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- 2024/11/16
Fender / NAMM Show 2020 New Model
今回のNAMM Showでは、生誕70周年を記念したブロードキャスターのリイシューが目玉のひとつだった。そして、個性豊かなアーティスト・モデルも5機種登場! ここでは現地で撮影した写真とともに各機種を紹介していこう。
1950年のブロードキャスター誕生から今年でちょうど70周年。カスタムショップ製のリイシューも凄まじいクオリティのものが並んでいたが、レギュラー・ラインでももちろん復刻! アッシュ・ボディに1ピース・メイプル・ネック、マイナスネジ5本留めのブラックガード、ヘッドに印字された“BROADCASTER”の文字などの仕様はグッとくるギタリストも多いだろう。2020年のみの限定生産ということで、展示されていた当モデルを手に取る来場者は後を立たなかった。
ジミー・イート・ワールドのフロントマン、ジム・アドキンスの新シグネチャー・モデル。以前にも何度か彼のシグネチャー・モデルが発売されていたが、今回はカラーがアークティック・ホワイトになって登場。彼が愛用するTC-90 Thinlineをベースに製作されており、629mmという短めのネック・スケールやセイモア・ダンカン製P-90ピックアップの組み合わせにより、パンク・ロックに留まらない幅広いジャンルに対応するパワフルなサウンドを実現した。本器について語ったインタビュー記事も合わせせてチェック!
歴史に名を刻む名演を生み出したフェンダー・ギターをオマージュするのがStories Collection。その第一弾としてエリック・ジョンソンが愛用するストラトキャスター=通称“Virginia”を完全再現したモデルが登場。カスタムショップ製でも限定生産されるため、NAMM会場では本人とマスタービルダーなどによる解説イベントも開催された。ステージの周りには多くの観客が訪れ、1954年製Virginiaの話や本器の極上のトーンに耳を傾けていた。
ベックやドレイクなど数多くのアーティストと共演するベーシスト/プロデューサーのジャスティン・メルダル・ジョンセン。彼がスタジオ・ワークやステージで愛用する67年製ムスタング・ベースをもとにしたRoad Wornシリーズのアーティスト・モデルに、ブラック・カラー・モデルが登場した。ピックガードの色やけやボディの塗装剥げなど、レリック加工が高いクオリティで施されている。ピックアップはセイモア・ダンカン製Split Single-Coil Mustang Bassを搭載。
トム・モレロがオーディオスレイヴ時代に使用したストラトキャスターが、アーティスト・モデルとして新登場! ブリッジにはフロイド・ローズFRT 02000 Lockingを搭載し、ピックアップはセイモア・ダンカン製Hot Rails Strat SHR-1B(リア)、Vintage NoiselessTM Single-Coil Strat(センター、フロント)を搭載している。ミラード・クロームのピックガードと”Soul Power”と書かれたボディ・デカールがクール!
EMG製のシグネチャー・ハムバッカー2基をマウントし、ハードテイル・ブリッジを採用したスリップノットのジム・ルート・モデルの第4弾。従来のモデルはピックアップにEMG 60と81が搭載されていたが、このV4ではEMG Jim Root Signature Daemonumオープンコイル型アクティブ・ピックアップを搭載。男らしさ満載の1ボリューム仕様で、シンプルな操作性とパワフルなサウンドを両立させた。真っ白なボディにブラックで統一されたパーツ類がなんともクールだ。ボディはマホガニー、ネックはメイプル、指板はエボニーという材構成。フェンダーでヘヴィ・サウンドを奏でたいギタリストはぜひ一度チェックしてみてほしい。