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- 2024/11/16
Jackson Guitars / Juggernaut
去る2019年10月、ギター・マガジンとジャクソン・ギターのコラボ・イベントとして、東京/大阪でミーシャ・マンソー(ペリフェリー)のギター・クリニックを開催。この日使用されたギターは2019 NAMMショーで発表されたミーシャの新しいシグネチャー・モデルで、彼の演奏テクニックの解説に加え、新モデルの開発秘話やこだわりなども話してくれた。今回は東京でのクリニックの模様を動画でお届けしよう。
ミーシャ・マンソーが求めるプレイアビリティやサウンド、ルックスを反映させたUSAシグネチャー・ミーシャ・マンソー・ジャガーノート。本シリーズはカリフォルニア州コロナのビルダーたちにより丁寧に製作されている。
7弦仕様の本器は、ピックアップにもミーシャのこだわりが詰め込まれたベア・ナックル製Ragnarokをダイレクト・マウントし、タイトでパンチのあるサウンドを生み出す。マスター・トーン・ノブにプッシュ/プル・スイッチを実装することにより、トーンのオン/オフが選択可能になり、幅広いサウンド・バリエーションを演出する。最もポイントなのが熱(キャラメライズド)処理を施したキャラメライズド・クォーターソーン・フレイム・メイプル・ネックだ。世界各国の気候が異なる地域で演奏することの多いミーシャはネックが動くことを嫌っていたが、キャラメライズド処理を行なうことで、より高い耐久性を実現した。また、キャラメライズド・バスウッド・ボディを組み合わせることにより、ギターが最大限に鳴るようにデザインされている点も見逃せない。
7弦モデルはイベントで使用した写真のサテン・レッドのほか、サテン・シルバー、サテン・ダフネ・ブルー。そしてフレイム・メイプル・トップ/キャラメライズド・マホガニー・バック仕様、Juggernautピックアップを搭載したサテン・ラグーナ・バースト、サテン・アンバー・タイガー・アイの5カラーが用意されている。
こちらは6弦モデル。基本的なスペックは7弦モデル同様で、キャラメライズドされたクォーターソーン・メイプル・ネックとキャラメライズド・ボディを組み合わせている。写真のサテン・ラグーナ・バーストのボディはフレイム・メイプル・トップ/キャラメライズド・マホガニー・バック仕様だ。ピックアップにはハンドワイヤリングで製作されたベア・ナックル製ミーシャ・マンソー・シグネチャーJuggernautをダイレクト・マウント。このピックアップは複雑なコード・ボイシングを使うミーシャのため、ミッド・レンジを改良し、パワーがありながらもスッキリとしたサウンドに仕上がっている。
ネック・ジョイント部はプレート・レスの4点留めで、ハイ・ポジションでのテクニカルな演奏を駆使するミーシャのストレスを軽減した。ブリッジには弦振動をダイレクトに伝えるヒップショット製フィックスド・ブリッジ、ペグにはチューニングの狂いを最小限に抑えるヒップショット製ロッキング・チューナーを採用することで、激しいライブ・パフォーマンスを行なうプレイヤーでも安心して演奏に集中することができるだろう。
6弦モデルもイベントで使用された写真のサテン・ラグーナ・バーストのほかに、サテン・アンバー・タイガー・アイ。そしてキャラメライズド・バスウッド・ボディ仕様でRagnarokピックアップを搭載したサテン・シルバー、サテン・レッド、サテン・ダフネ・ブルーの5カラーを用意。
去る10月23日(水)と24日(木)に開催されたギター・マガジンとジャクソン・ギターのコラボ・イベント、「Guitar magazine × Jackson Guitars Misha Mansoor(Periphery)Guitar Clinic」。ゲストはジェント界を牽引するペリフェリーの超絶ギタリスト、ミーシャ・マンソー。この日、特に印象的だったのは観客参加型のQ&Aコーナーが多かったこと。ミーシャが1曲弾くごとに観客へ挙手で質問をつのるスタイルで、全編をとおしてオーディエンスとのやりとりが軸となる内容だったのだ(回答するとミーシャのピックがもらえる特典付き!)。これには参加者も大満足。ミーシャの、音楽そしてジャクソン・ギターに対する愛情が感じられたイベントだった。
2020年1月11日(土)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2020年2月号』は、表紙巻頭でジャクソン/シャーベル・ギターを大特集! もちろんミーシャ・マンソーのインタビューも掲載されますので、ぜひチェックしてみてください。