AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
ATELIER Z Bass & Guitar
優れた演奏性と音楽スタイルを問わない扱いやすいサウンドが、国内外のプレイヤーに支持されるベース/ギター・ブランド、アトリエZが今年で誕生30周年を迎えた。今回は30周年を記念して、長年アトリエZを愛用するミュージシャンによるスペシャル対談を企画。スターダスト☆レビューのボーカル・ギター根本要と、TUBEのベーシスト角野秀行を迎え、アトリエZとの出会いや自身のシグネチャー・モデル、そして楽器を弾くことの楽しさを賑やかに語っていただいた。
1989年に代表の本橋弘吉氏が設立したベース工房、デイズコーポレーション(2019年に「ATELIER Zギターワークス」へ社名変更)から生まれた「アトリエZ」が、今年で30周年を迎えた。今や国内外の多くのミュージシャン達にその優れたプレイアビリティとクオリティの高さで愛用される、日本を代表するブランドだ。
今から30年前、アトリエZは青木智仁氏のためにブランドのスタートアップ・モデルとなるエレクトリック・ベース、M#245を開発。以来、第一線の現場で活躍するプロ・ベーシストとのコラボレーションによる楽器開発を続け、現場の意見をフィードバックしながら、独自のスタンスによりさまざまな名器を世に送り出していく。近年はプロ・ギタリスト達との出会いから、エレクトリック・ギター製作にも注力。ベーシストのみならず多くのギタリストからも厚い信頼を得るブランドとなった。
現在、60名以上のプロ・ミュージシャンに愛用されているアトリエZだが、2020年1月には、アトリエZミュージシャンが大集結するライブ・イベント「ATELIER Z祭り Vol.3」を開催予定だ。20周年記念の第1回から今回で3回目の開催となるが、アトリエZを愛する豪華ミュージシャン達が節目となる30周年を盛大に祝う一夜限りのイベント、この機会を見逃さぬようぜひ参加してみてほしい。
ここでアトリエZの創設者・本橋弘吉氏のコメントを紹介しよう。これまでの歩みと楽器製作への想いについて語っていただいた。
「最初の10年は、本当にあっという間でした。そこから少しずつブランドが認知されるようになり、以降の展開としてベースだけではなくギターも作り始めるようになりました。その間には、いろいろなミュージシャンの方とも出会いました。僕はライヴハウスにもよく行くんですが、アトリエZのベースやギターを弾いて汗をびっしょりかいている姿を見ると、逆にパワーをもらいますよね。
30年間の楽器製作のなかで、常に一番大切にしているのは“楽器を持ったときの感触”。例えばスタート時からのモデル“M#245TA(青木智仁シグネチャー・モデル)”も、30年前と今では多少変化しているんですが、そこの部分だけは変わりません。その弾きやすさを、ぜひ楽器店で触れていただければと思っています」
ここからは数多のベース、ギター・ラインナップのなかから、アトリエZを代表するハイエンド・モデル、より求めやすくコストパフォーマンスに優れたモデルも合わせて紹介しよう。
トラディショナルな仕様を尊重してきたそれまでのブランド・イメージにとらわれず、よりモダンで自由な発想から生まれたデザインとポジティブな音を追求した、アトリエZのもうひとつの顔とも言えるモデルがj-noteだ。取り回しに優れたコンパクトなボディ・サイズながら、芯のあるボトム・サウンドを生み出す本器のピックアップにはバルトリーニ・ソープバーを採用。プリ・アンプは同じくバルトリーニのNTMBを搭載し、3バンドEQのミドル・コントロール周波数を250Hz、500Hz、800Hzと切り替えが可能だ。広いレンジを確保したそのサウンドは、音楽スタイルを問わずあらゆる場面で活躍するだろう。
【Specifications】
●ボディ:アッシュ(2P) ●ネック:メイプル/ローズ(5P) ●指板:メイプル ●フレット:24 ●スケール:864mm ●ペグ:GOTOH GB-350 ●ブリッジ:ATELIER Z BB518 ●ピックアップ:Bartolini 72BC5C-B(フロント)、Bartolini 72BC5C-T(リア) ●プリアンプ:Bartolini NTMB ●コントロール:フロント・ボリューム、リア・ボリューム(プッシュ/プル・スイッチ)、トレブル、ミドル、ベース、ミドル周波数切り替えミニ・スイッチ ●ピックガード:なし ●カラー:ナチュラル(税別315,000円)、ナチュラル・ホワイト・バースト(税別335,000円)
ビンテージなスタイルでありながら、現代のミュージック・シーンにおいて即戦力となるサウンドと優れたプレイアビリティをコンセプトに開発されたエレクトリック・ギターがL.E.S. (Lower East Side) だ。アルダー2Pボディにメイプル・ネックを組み合わせ、指板には希少材のハカランダを採用。250Rの指板ラジアスや、1本1本丁寧に仕上げられたフレット処理により快適な演奏性を実現している。コントロールはボリューム、フロント・トーン、センター・トーン。
【Specifications】
●ボディ:アルダー(2P) ●ネック:メイプル ●指板:ハカランダ ●フレット:22 ●スケール:648mm ●ナット:42mm
●ピックアップ:Dimarzio DP408W ●カラー:ホワイト ●ケース:ギグバッグ
大好評のL.E.S.の弾き心地と品質はそのままに、使用材やスペックを変更してより求めやすい価格を実現したL.E.S.-IIもラインナップされている。
【Specifications】
●ボディ:バスウッド または アッシュ ●ネック:メイプル ●指板:ローズウッド または メイプル ●指板R:250R ●スケール:648mm ●ペグ:GOTOH SD-91-05M ●ブリッジ:シンクロナイズド・タイプ・トレモロ ●ピックアップ:ST-STD×3 ●コントロール:マスター・ボリューム、フロント・トーン、センター・トーン ●カラー:ホワイト(バスウッド)、ナチュラル(アッシュ)
ブランド設立30周年を記念して、日頃からご愛顧いただいているユーザー、リスナーの皆さまにアトリエZサウンドを楽しんでいただこうとミュージシャン達が大集結! 一夜限りのライブ・イベントが開催決定しました。当日はアトリエZギターやベースなど豪華プレゼントが当たるお楽しみ抽選大会を実施。お土産もご用意していますので、皆さまのご来場を心よりお待ちしています!
●日時:2020年1月24日(金)17:30開場/18:00開演/22:00終演予定
●会場:下北沢GARDEN 東京都世田谷区北沢2-4-5 mosiaB1F【地図】
●チケット料金:【椅子席】前売 ¥5,900/当日 ¥6,400【立見】前売 ¥4,400/当日 ¥4,900(いずれも1ドリンク別)
●チケット販売:イープラス
●問い合わせ先:下北沢GARDEN(TEL: 03-3410-3431)
【Performing Artists PART-1】
浅野孝已(ゴダイゴ) / 石川俊介(聖飢魔II) / ウエノハラ(しなまゆ)
臼井OZMA孝文 / 梅沢茂樹 / エンリケ(バービーボーイス) / カワイリエ
斉藤光隆 / 鮫島秀樹(ex.ハウンドドッグ、ex.ツイスト) / 塩田哲嗣
高橋Jr.知治 / 田中TAK拓也 / 中沢ノブヨシ / HARU
船曳耕市 / 堀内大輔 / 松本慎二(外道、センスオブワンダー)
吉池千秋 / レイニー加藤
【Performing Artists PART-2】
角野秀行(TUBE) / 斉藤昌人 / 根本要(スターダスト☆レビュー)
MIYA (ZAZEN BOYS.385) / やまもとひかる
and more…
【Guest Musicians】
生沢佑一 / 岸田容男 / 原田喧太 / ロジャー高橋
根本 要 from STARDUST REVUE(ねもと・かなめ:スターダスト☆レビューVocal & Guitar)
1957年5⽉23⽇⽣まれ。埼⽟県⾏⽥市出⾝。デビュー39年⽬を迎えた⽇本を代表するライブ・バンド、スターダスト☆レビューのヴォーカル&ギター。1981年にアルバム『STARDUST REVUE』でデビュー。以来40枚のアルバムをリリース。毎年70公演以上のライブを行ない、ライブ総数は2,400回を越えている。エンターテインメントに富んだライブ・パフォーマンスには定評があり、バンドとして完成されたテクニックは世代を問わず⾼い評価を受けている。2018年6⽉27⽇に39枚⽬となるオリジナル・アルバム『還暦少年』をリリース。2018年10⽉より2019年12⽉まで全81公演のホール・ツアー【スターダスト☆レビュー ライブツアー「還暦少年」】がスタートしている。今年の6⽉26⽇には昨年10⽉に愛・地球博記念公園モリコロパークで⾏なわれた野外ライブ「スターダスト☆レビュー 楽園⾳楽祭2018 in モリコロパーク」がDVD & Blu-rayで、さらにこのライブからセレクトされた⾳源をライブCDとして15曲⼊り¥1,000でリリース。最新作は7⽉24⽇にリリースされたTVアニメ「ゲゲゲの⻤太郎」エンディング主題歌「うしみつジャンボリー」。
角野秀行(かくの・ひでゆき)
1965年7月6日、神奈川県生まれ。小学校時代より洋楽に傾倒し、中学でギターとベースを弾き始める。1985年、TUBEのベーシストとしてデビューし、3rdシングル「シーズン・イン・ザ・サン」をリリースし大ヒット。その後も「あー夏休み」、「夏を待ちきれなくて」、「夏を抱きしめて」、「だって夏じゃない」など、夏をテーマにした楽曲を多数ヒットチャートに送り出し、“夏=TUBE”というイメージを、ミュージック・シーンのみならず広く世間一般にも定着させた。