BOSS / WAZA-AIR
BOSSの最高峰プロダクトのみに付けられる“WAZA”の名を冠す、かつてない演奏体験を実現した、史上類を見ない製品が登場した。「WAZA-AIR」は、ギターにインプットしたワイヤレス・トランスミッター（WL-T／同梱）からのサウンドをダイレクトに再生してくれる、完全ワイヤレス設計のヘッドホン・ギター・アンプだ。驚くべきは、BOSS独自の立体音響テクノロジーにより、アンプ・キャビネットを鳴らしている音場を驚くほどリアルに再現し、圧倒的没入感を実現していること。ただのヘッドホン・ギター・アンプではない、まさに“パーソナル・アンプ・システム”なのである。
まずは“アンプ”としての性能について。本機は、Bluetooth接続したスマホのアプリ“BOSS TONE STUDIO”を活用することで、高品位な5つのアンプ・タイプと50種類以上のエフェクトを自由に組み合わせて使用可能。アンプ・タイプはBOSS KATANAシリーズから継承しており、クリーンからハイ・ゲインはもちろん、アコースティック・エレクトリック・ギターやベースにも使用できるフルレンジ・アンプも搭載。エフェクトはWAZA-AIRのリアルな音場に最適化されたモジュレーション、ディレイ、リバーブなどがセレクトでき、細かいパラメータのカスタムや、エフェクトの接続順序の選択も可能だ。エディットしたサウンドは6つまで保存することができ、本体のボタンでサウンドを切り替えることができる。
もちろんヘッドホンとしての基本性能も高く、フィット感に優れた形状のイヤー・パッドが採用されていたり、サウンドもカスタム設計の50mm大型ドライバー搭載によって非常に高品位なものになっている。Bluetoothでのオーディオ再生が可能なのはもちろん、最も注目したいのが、BOSS独自の革新的な立体音響テクノロジーとジャイロ・センサーの搭載。ジャイロ・センサーが演奏中の動きに追従し、実際にアンプ・キャビネットを前にしているかのようなリアルな音場、音の奥行きをすべて自動に調整し、再現してくれる。3種類の音場から演奏環境を選択できて、シチュエーションや目的によって使い分けることが可能だ。以下がその一覧。
【GYRO AMBIENCE - POSITION設定一覧】
STAGEを選び、お気に入りの楽曲を再生しながら演奏をすると、まるでメンバーと一緒にライブ演奏を行なっているような体験をすることが可能だ。
本体は最大5時間、付属のWL-Tトランスミッターは最大12時間の連続使用が可能なので、バッテリー切れを気にせずに演奏に没頭できるだろう。加えて、電源がONの状態で長時間使用がなければ自動的にスタンバイ・モードになり、スタンバイ状態でギターを手に取るとトランスミッターが振動を感知、本体も連動して再起動し、すぐに演奏を始めることができる。コンパクトに折りたたむことができるのも嬉しく、ギターとスマホ、そしてWAZA-AIRがあれば、どんな環境でも理想のサウンドで演奏することが可能。まさにストレスフリーを実現した、革命的なプロダクトと言えるだろう。市場想定価格は40,000円（税別）で、発売日は12月14日（土）を予定している。
WL-T（付属品）
価格：オープン
