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- 2024/11/16
BOSS / SY-1
BOSSのコンパクト・ペダル・シリーズに、本格的なポリフォニック・ギター・シンセサイザー「SY-1 Synthesizer」が加わった。
SY-1は、2015年に発表された「SY-300 Guitar Synthesizer」の開発によって確立したBOSSの先進テクノロジーを継承。お馴染みのコンパクト・ペダルの小さな筐体に、豊富なアナログ・スタイルのシンセ・サウンドを内蔵している。SY-300と同様に、ギター/ベース本体に専用ピックアップを増設する必要もなく、標準シールド・ケーブルをつなぐだけで、とにかく簡単に使用することができる。また、BOSSの先進テクノロジーとカスタムDSPチップにより、レイテンシー・フリーの自然な弾き心地を実現。音色もとにかく豊富で、表現力豊かなシンセ・リードや広がりのあるパッド・シンセ、レイヤーされたオルガン、図太いベース・シンセ、さらにはシーケンス・パターンが組まれたリズミカルなサウンドなど11種類のサウンド・タイプを持つうえ、それらひとつひとつに11種類のバリエーションを内蔵し、合計121種類の音色から最適なサウンドを選択することができる。使用する楽器にシンセ・エンジンを最適化するGUITAR/BASSスイッチも搭載し、すべてのサウンド・バリエーションはポリフォニックに対応、単音はもちろんのことコードでも演奏することが可能だ。
また、本機は拡張性にも優れているのもポイント。センド/リターン端子に、歪みエフェクターや空間系エフェクターなどをループに組み込み、SY-1のシンセ・サウンドと他のエフェクターのサウンドをブレンドして出力することもできる。ちなみに、センド端子はダイレクト・アウトとしても使用できるので、ギター・サウンドとシンセ・サウンドを別々に出力して、独自のサウンド・システムを構築してもいいだろう。さらに本体のペダル・スイッチを踏み続けると、直前に弾いたシンセ・サウンドを持続するHOLD機能が起動するので、シンセ・サウンドを鳴らしながら、ループに組み込んだ別のペダルを活用して異なるフレーズを弾くこともできる。加えて、外部フットスイッチを接続すればシンセ・サウンドを1オクターブ上げる効果やタップ・テンポの入力などを、エクスプレッション・ペダルを接続すればTONE/RATEの連続的なコントロールをリアルタイムに行なうことも可能だ。
コンパクトなサイズながら、高品位かつかゆいところに手が届く機能性を兼備した、まさに決定版と言えるギター/ベース・シンセ・ペダルだろう。発売日は2019年9月14日(土)で、市場想定価格は20,000円(税別)前後を予定している。
価格:オープン