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ZOOM Q2n-4K meets Bunta[TOTALFAT]

ZOOM / Q2n-4K

  • 制作:デジマート・マガジン 文&採譜:山本雄一(RCCドラムスクール) 写真撮影:佐藤哲郎 動画編集:吾妻茂樹

世界中のミュージシャン達が愛用するズームのハンディ・ビデオ・レコーダー=Qシリーズに、新たに仲間入りした4K画質対応の“Q2n-4K”。本特集では、映像との親和性の高いドラマーにステージで実際に使ってもらい、その使用感を撮影したライブ映像と共に紹介。柏倉隆史編BOBO編に続く第三弾では、TOTALFATのBuntaをフィーチャー! 普段から自撮り動画を配信している彼が語るQ2n-4Kの実力とは?

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ZOOM Q2n-4K × Bunta

ドラマー視点で斬る! Q2n-4Kの魅力!!

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 柏倉隆史氏、BOBO氏というトップ・ドラマー2人の熱い演奏とコメントを通し、Q2n-4Kの活用例を紹介してきた本特集。ここでは今一度、ドラマー視点で見たときの“Q2n-4Kの魅力を挙げておこう。

1:常に持ち歩けるコンパクト・サイズ

 手のひらに収まるコンパクトなサイズ感はやはり大きな魅力。持ち運びが楽なので、リハやライブを通して自分の演奏をチェックする機会が増える=演奏力の向上につながる!

2:近距離からでも広範囲が撮れる広角レンズ

 幅広い視野を網羅した150°の広角レンズを採用。家庭用ビデオ・カメラやスマホでは撮りきれない広範囲が容易に、かつ高画質で撮れる=ライブの記録に最適!

3:大音量でも音割れしないクリアな録音

 オートモードでも音割れしない迫力溢れるサウンドもQシリーズの特徴。マニュアル・モードでは、さらにナチュラルなレベルの録音が可能=DAWに取り込んでの本格的なサウンドメイクにも活用できる!

4:ミュージシャンのためのアイテム

 ミュージシャンの使用を主眼とした、細かいアイディアが搭載されているのは、ズームならでは! “機能/手軽さ/コストパフォーマンス”といった総合力で、使い込むほどに“現場での実用性”を体感できる!

コンパクト・サイズながら広角レンズを備え、高音質&高画質な映像を手軽に撮影できるQ2n-4Kは、ミュージシャンからの評価が高い。チック・コリアやデイヴ・ウェックルなどの世界最高峰のプレイヤー達も愛用中

Bunta's Impression

音も映像も自分なりにカスタムできるところが利点

Bunta事前にお借りして、ツアー中に何回か試したんですけど、とにかく使いやすいですね。メニュー画面みたいなものがなくて、撮影の画面上でいろいろ設定できる点が良いなと思いました。画質も選べるので、状況によって使い分けられるのもライブの自撮りに適していると思います。4Kで撮影した映像はクリアですごいんですけど、1080pくらいで撮影してもかなり良い感じですね。以前、別のカメラを使ってライブ映像を撮影していたんですけど、照明がブルーやレッドのライトになると飛んじゃうことが多かったんです。Q2n-4Kはそれに対応しているという話だったので、パソコンにデータを移して確認してみたんですけど、それこそ1080pくらいでも、かなり鮮明に表現されていましたね。ライブの照明にはかなり強いんじゃないかなと思います。

 音質もレコーディング・レベルを変えられる点が良いなと思いました。ドラムの場合、シンバルの音がピークに来るので、それに合わせたレベル設定で録音されることが多いんですけど、自分で調整できる……それもダイヤルで調整できるところが便利ですよね。自分なりにカスタムできるところが、Q2n-4Kの一番の利点だと思います。

 僕がライブを自撮りするようになって3年くらい経つんですけど、やっぱりプレイを見直すことは大切で、脳で描いたイメージと、実際のプレイがリンクしているかを確認することが一番上達への近道だと思うんです。公開する/しないに関わらず撮影はした方が良いと思うし、こうやって良い映像、良い音で撮影できるアイテムがあると、より細かいところまでチェックできますからね

撮影画面上で画角や画質、音質、シーン設定などをセレクトできるのもQ2n-4Kの特徴。難解さはなく感覚的に操作できる点も魅力

オート・ゲインで録音のレベルを自動で調整できる他、サイドに装備されたダイヤルでマニュアル設定することも可能

ドラマー的映像の見どころ/聴きどころ

内蔵マイクだけで的確なレベルのドラム・サウンドが録音できる!

 “Q2n-4K”を使ったライブ撮影の第三弾に協力してくれたのは、TOTALFATのドラマー、Bunta氏。映像でわかる通り、今回は2台のQ2n-4Kを使っている。サイドのカメラでは、本体のズーム機能を使ってやや寄った画面。後方のカメラは初期設定の広角で会場全体が映るセッティングだ。このように映像編集ソフトを使えば、あのコンパクトなカメラだけで撮ったとは思えないハイ・レベルな動画を作れることが伝わるであろう。

ビートからフィルインへと切り替わるサウンド・チェックのワン・シーン(0:31〜)。細かい音符も鮮明に録音されている点に注目

 Ex-1は動画の前半(0:31〜)で観られるサウンドチェック・シーン。強いアクセントから細かなゴースト・ノートまで、内蔵マイクだけで的確なレベルのドラム・サウンドが録音できることもわかる。試しにDAWに取り込んで音を調整してみたが、ドラムのミックスに必要な成分がしっかりと録れており、さらに迫力溢れる音にミックスできたことも記しておきたい。

今回の撮影は初となる2カメ仕様。右側と背面、赤丸で囲んだ2箇所にカメラを設置して行った

右側にセットしたカメラは三脚を用いてアンプの上に固定。最もズーム・アップした画角で撮影

背面からはマイククリップアダプタMA2を介してセット。動画の音声はこちらのカメラで録音したものを使用している

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製品情報

ZOOM / Q2n-4K

価格:オープン

【スペック】
●記録メディア:micro SD/micro SDHC/micro SDXC ●撮影素子:1/2.3” 16Mピクセル CMOSセンサー ●動画解像度:4K 30p、25p、24p/HD1080 60p、50p、30p、25p、24p/HD720 30p、25p ●動画フォーマット:MPEG-4 AVC/H.264 ●音声フォーマット:WAV(24bit/96kHz、24bit/48kHz、16bit/44.1kHz)●ディスプレイ:1.77”フルカラーLCD ●入出力端子:ライン/ヘッドフォン・兼用ステレオミニジャック、HDMI micro Type D ●電源:単3電池×2、ACアダプタ(別売)●外形寸法:68.5(W)× 58.7(D)× 83.0(H)mm ●重量:本体124g(電池含まず)
【問い合わせ】
ZOOM http://www.zoom.co.jp/
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プロフィール

Bunta
ぶんた:1983年生まれ。中学時代よりドラムを始める。TOTALFATは2000年より結成/始動、これまでに9枚のオリジナル・アルバムを発表。最新作は昨年リリースされた『Conscious+Practice』。09年にはドラム・マガジン・フェスティバルの出演も果たした。その他にOZROSAURUS、Hit on Fresh、Sugar Kidsなどでも活躍している。

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