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- 2024/11/16
SOUND STUDIO NOAH(サウンドスタジオノア)
首都圏を中心にレンタル・スタジオ展開している、サウンドスタジオノア。バンド練習やレコーディングなどで利用しているという皆さんも多いのではないでしょうか? そんな音楽スタジオの名門「サウンドスタジオノア」では、音楽メーカーやアーティストの方々を講師に招いたセミナー“NOAH College”が随時開催されています。いったいどんなセミナーが行なわれているのでしょうか? ここでは先日行なわれたベース・セミナーについて紹介いたします!
去る2019年3月8日(金)、現在ロサンゼルスで活躍中のベーシスト。Yuki “Lin” Hayashiさん(以下リンさん)によるベース・セミナー第2弾がサウンドスタジオノア学芸大店にて開催されました。
リンさんが講師を務めるのは、昨年5月のSuchmosのベーシストHSUさんをゲストに迎えたセミナーに続きこれで2回目。今回はベースのグルーブをテーマとし、どうやったら心も体も動いてしまうようなベースを弾けるようになるのかなど、リンさん自身の体験談を交えたレクチャーを敢行。さらに後半は、リンさんが所属するバンド“Loud As Funk”のスペシャル・ライブもあって、とてもぜいたくな時間でした!
セミナー冒頭、リンさんは、コンパクト・エフェクターのリズム機能で4ビートのキックを再生させ、参加者に問いかけます。
「こんな時にベース・ライン考えろって言われたら何を考える? フレーズ? それともスケール? キー?」
「まずLAで学んだのはドラムがどういうパターンで叩くのかを想像すること」と語り、キックに合わせてベースを演奏し始めました。
単純な4ビートにリンさんのベースが重ねられると、その瞬間にファンキーなグルーブが生まれ、まるでそこにドラマーがいるかのような音像が、頭の中に浮かんできます。これには驚きました!
なぜこのようなグルーブを瞬時に作り出すことができるのでしょう。そのためにリンさんが心がけていることは以下の3つだそうです。
「こういったことを意識しながらバンド演奏の時間を大事にしている。演奏を始める前には、曲の中に入りんでいる状態にしているし、メンバーが面白い演奏したらそれを受け入れて、それに追従したり。そうすると自然と音はファンキーになっていくんじゃないかな?」と熱く語るリンさんに、受講者のみなさんが熱心に聴き入っていました。
なるほど、「準備し、寛容的でかつ没入できる状態を作る」。これは音楽に限らず、いろんなことに通じる大切なことだと思います。とても共感しました!
自身の演奏を交えながら、アットホームな雰囲気で前半が終了。後半はスペシャル・ライブの時間です!
リンさんがロサンゼルスで参加しているバンド「Loud As Funk」は、世界トップレベルのミュージシャンで構成されており、特にリーダーでドラマーのレギー “レッグ” ジョンソンはBabyfaceのツアー・メンバーだったり、キーボードのドミニク “ザビエル” タプリンは故プリンスやTOTOなどのキーボーディストで活躍してたりと、驚きのメンツ! 超一流ミュージシャンの演奏がこんな至近距離で見られるのはラッキーとしか言いようがありません!
ライブの始めはおとなしく座っていた受講者のみなさんも、ボーカルのマイラ・ワシントンの「めちゃくちゃ静かだね、5分でアメリカナイズさせるわ! 」という公言通り、超絶テクニックで繰り広げられる白熱したステージングに引き込まれ、自然とオールスタンディング状態に。会場に一体感が生まれヒートアップ! 本場LAのファンク・ミュージックを堪能しました。セミナーと合わせて約3時間という長丁場でしたがあっという間に感じました。大満足!!
NOAH Collegeでは、他にも随時さまざまなセミナーを開催していますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?詳細はNOAHのWebサイトをご覧ください!
NOAH College
https://www.studionoah.jp/college/
いっちー
元楽器販売店。楽天市場内の店長Blogを毎日10年以上更新し、2008年ブログ・オブ・ザ・イヤーを受賞。学生のころから作曲やDJ活動、バンド活動などの経験を積む。得意ジャンルはクラブ・ミュージック