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- 2024/11/16
Shure/ Drum Mastery 2019
マイクやオーディオのリーディング・カンパニー、SHUREが“Drum Mastery 2019 Shure ドラムコンテスト”を開催! 世界を巻き込んで繰り広げられるビッグ・イベントで、最終審査を勝ち抜き、No.1に輝いたドラマーは英国・ロンドンに招待されるという、まさに夢のプロジェクト!! ここでは、今やワールド・ワイドに活躍する女流ドラマー、川口千里によるイメージ動画と共に、コンテストの概要を詳しく紹介していこう!!
Shureによる主催で、世界44ヵ国を網羅して開催される“Drum Mastery 2019 Shure ドラムコンテスト”。リズムに秀でたドラマーや才能あるパーカッショニストの発掘を目的としたイベントで、応募資格を満たす全ドラマーが対象! 優勝者にはロンドンの名門=メトロポリス・スタジオでのワークショップを含む4泊5日のロンドン旅行、さらに5,000USドル相当のShure製品が贈呈される。2位には3,000USドル相当、3位には1,000USドル相当のShure製品をそれぞれ贈呈。さらに国別受賞者(カントリー・ウィナー)にも豪華賞品が用意されるなど、まさに全ドラマー参加必須のコンテストだ! さっそくその概要を見ていこう!!
◎満20歳以上(あるいは居住国における法律上の成人年齢)。ただしメジャー・レーベルと契約、またはその関連会社を通して販売・流通を行っている方、本コンテストの規定で言及している権利に、制限がかかる契約のある方はご遠慮ください。
◎応募映像の長さが5分以下であること(カラー/モノクロ可)。
◎応募者自身が創作(演奏)したオリジナルのドラミング・パフォーマンスであること。規定要件を満たしていれば過去に制作した映像を提出することも可能。
◎他の演奏者または、他の楽器による伴奏なしの、応募者単独での映像であること。オケ音源(歌もの/インスト両方)
◎SHUREビデオ・イントロ・フレーム(特設サイトからダウンロード可能)が規定通り挿入されていること。
◎応募者が応募作品に関するすべての権利を保有していること。
※応募作品が法律違反や著作権侵害、公序良俗に反していないことを確認した上で応募してください。本コンテストに関する規定、およびさらなる詳細は、特設サイトから確認してください。
◎登録期間:1月24日(木)~4月15日(月) ※共に中央ヨーロッパ時間
◎審査方法:オンライン投票(締め切りは5月6日)によって50票以上を獲得した映像を、音楽関係者で結成されたチームで審査。“国別受賞者”に選出された1名が最終選考に進みます。さらに受賞を逃した参加者の中から、オンラインで最多投票を獲得した1名もワイルドカード枠で最終選考に進出することができます。
最終選考は7月初旬に開催され、アッシュ・ソーン、柏倉隆史らプロ・ドラマーで構成されるオールスター・チームが審査。上位3名が選出されます。
◎動画投稿サイトからの応募:応募映像をYouTube、Vimeo、Youkuのいずれかにアップロードを行ってください。そして特設サイトのエントリー・ページにある“ビデオを追加する”を選び、応募映像のURLを記載してください。
◎直接アップロード:応募映像のデータを、特設サイトのエントリー・ページにある“デバイスからビデオをアップロード”を選び、直接アップロードしてください。応募は1人あたり1回限り有効で、映像のフォーマットはMP4、3GP、AVI、MOV、MKV、MPG、WMV、WEBMのいずれかで保存してください。
◎優勝:ロンドンにあるメトロポリス・スタジオで、イギリスNo.1セッション・ドラマー=アッシュ・ソーンによるマスタークラス&プロ・エンジニアによるドラム・マイキング・ワークショップの合計2日間を含む、4泊5日のロンドン旅行+5,000USドル相当のShure機材が贈呈。
◎2位:3,000USドル相当のShure機材
◎3位:1,000USドル相当のShure機材
◎国別受賞者(日本1位)およびファン投票最多得票者:Shure機材セット(Shure MV88+ビデオキット/Shure SE215 Wireless高遮音性イヤホン)
※賞品を利用、あるいは現金化したことに起因する、もしくは起因するとされる負傷や損害に対する全責任は、応募者自身が負うものとします。
パフォーマンスの内容を決めたら、さっそく動画を撮影しましょう。“Drum Mastery 2019 Shure ドラムコンテスト”では、注意事項を満たしていれば、過去に撮影した既存の動画を使っても問題ありません。
撮影はスマートフォンやタブレットなどのデバイスでもOK! ただしコンテストなので、やはり良い音でレコーディングすることがオススメ!! スマホに装着するだけで高品質でレコーディングできるマイクもあるので、ぜひ試してみてください!
納得のいく映像が撮影できたら、いよいよ応募へ。ここで大事なポイントが1つ。“Drum Mastery 2019 Shure ドラムコンテスト”では、動画の冒頭にShure Drum Masteryキャンペーン画像を追加する必要があります。
まず特設サイト内にある“ダウンロード”をクリックして、キャンペーン画像をダウンロード。ファイルを解凍したら、キャンペーン画像を編集ソフト/アプリに取り込みましょう。キャンペーン画像は動画の冒頭に配置してください。
キャンペーン画像を加えた動画が完成したら、あとは投稿するだけ! 動画をアップロードしたら、登録フォームに必要事項を記入していこう。最後に利用規約とreCAPCHAにチェックを入れ、“今すぐ登録する”をクリックすれば完了!
応募締め切りは4月15日(月)です!
"Drum Mastery 2019 Shure ドラムコンテスト"のイメージ映像に登場いただいた、川口千里。今や、世界を舞台に活躍する彼女だが、過去のコンテストをきっかけに本気でドラムに向き合うようになったという。コンテストへの思い、プロとして生きること、そして良い音へのこだわりについて語ってもらった。
●川口さんにとってコンテストとは?
川口 ドラムを始めたての頃……まだ(年齢が)1桁だったときから、ドラム・マガジンの誌上コンテストに応募するようになって。一度準優勝をもらったことがあるんですけど、私にとってコンテストは思い出深い場所ですね。最初の頃は入賞にも手が届かなくて、その悔しさで頑張ることができたと思いますし、今のプロ・ドラマーとしての生活につながるものがあったんじゃないかと思います。何かが変わるきっかけになると思うので、今回の“Drum Mastery 2019 Shure ドラムコンテスト”には絶対に参加した方が良いと思います。しかも優勝したらロンドンでアッシュ・ソーンのマスタークラスが受けられるなんて、本当にうらやましい(笑)。私だったら間違いなく参加していますね。
●ドラマーを仕事として選ぶことについて、どのような思いがありますか?
川口 必ずしも安定しているとは言えないんですけど(笑)、でもすごく充実しています。私の場合はドラムしかできなくて、ドラムを叩いているときに一番幸せを感じるんですけど、その幸せだと思える時間が仕事になっているのは、本当に幸運なことだと思います。ある意味、毎日が就職活動のような感じで、なかなか緊張の糸が解けないんですけど、でもそれが刺激的で、だからこそ日々充実しているんだと思います。
●マイキングや音色に関するこだわりを教えてください。
川口 マイクの性能については、まだまだ勉強不足な部分が多いんですけど、私のドラミングのコンセプトとして、そのままでもバランス良く聴けるようにしっかり鳴らすというものがあるので、マイクを通すことで、自分の表現した音の感じにますます磨きがかかると良いなと思いながら使っています。
ステージやスタジオでボーカル、アコースティック、ウインド楽器、バス・ドラムなどの低周波数楽器の集音に適したマイクロホン。今回はトップ・マイクとして2本使い、シンバル・サウンドを集音。
プリアンプとミニチュア・カーディオイド・コンデンサー型カプセル一体型のマイクロホン。ドラムやパーカッション向けのスムーズで自然な周波数レスポンスを提供。今回のレコーディングではタムに装着。
バス・ドラムはもちろん、ピアノといったトラディショナルな低域の収音用にも最適。XLRコネクターを統合したプリアンプを搭載したハーフ・カーディオイド指向特性のコンデンサー型バウンダリーマイクロホン。今回はバス・ドラムの中に入れる王道の使い方。
24金を蒸着させた25mmのMylar製ダイヤフラムを搭載。極めて薄く軽量で、音声信号の変化に俊敏に反応するため、楽器の持つ微細なニュアンスも余すところなく再現。今回はキット正面から1mほど離れた位置で、キックとタ厶の間くらいを狙ってセット。コンプを強めにかけて、
低音楽器用に最適な周波数特性を備え、音圧の高い楽器の力強いサウンドをクリアーに収音するマイクロホン。他の音源からの影響を受けにくいスーパー・カーディオイド・デザイン。バス・ドラムのフロント・ホールにセットしていたマイクがこちら!
シングル・カーディオイド指向特性を備えたエンドアドレス・コンデンサー型マイクロホン。レコーディングはもちろん、ライブにも対応できる高い耐久性を誇り、極めて高い音圧レベル(SPL)でも使用可能。レコーディングでは、刻みを担うハイハットのトップ位置にセット。
1965年の発売以来、多くのスタジオ、ライブ会場などで用いられるダイナミック型マイクロホンのスタンダード・モデル。ドラム界隈ではスネア用のマイクとして広く知られており、川口のキレ味鋭いスネア・サウンドもこちらのマイクで集音!
本記事はリットーミュージック刊『リズム&ドラム・マガジン2019年4月号』の記事を転載、加筆したものになります。本号では"深化するDUOのカタチ"と題して、宮川 剛×樽木栄一郎を筆頭に、5組のデュオの"ライブ映像"を付録ダウンロード・カードに収録! さらに1月にアメリカ・アナハイムで開催された世界最大級の楽器ショー、NAMM Showの最新レポートやDM Debut the Special 2019などが掲載。ぜひ併せてチェックしてみてください!!
川口千里
かわぐちせんり●1997年生まれ。5歳でドラムを始め、8歳から菅沼孝三氏に師事。YouTubeでのドラム演奏動画は世界中から注目され、その総再生回数は現在およそ4,000万回。また、世界的なドラム関連サイト「ドラマーワールド」で世界のトップ・ドラマー500人に選ばれた日本人2人の内の1人でもある。2013年、若干16歳で待望の1stアルバム『A LA MODE』をリリース。2014年6月にはLAでレコーディングされた2ndアルバム『Buena Vista』を発表。ライブでは2014年1月にLAでの単独ライブが大成功。4月にはブルーノート東京で世界的ミュージシャンのリー・リトナー氏とも共演。夏にはE-girlsのアリーナ・ツアーのサポートを務める。2015年3月にはライブDVD『Senri Kawaguchi Live Tour 2014”Buena Vista”』をリリース。年末にはイギリス人の超絶ギタリスト、ガスリー・ゴーヴァンのジャパン・ツアーのサポートに参加。2016年12月にはサウンド・プロデュースにフィリップ・セスを迎え、LAでコレーディングした待望のメジャー・デビュー・アルバム『CIDER ~Hard&Sweet~』をキング・レコードから発表。2017年にはそのリリース・ツアーを全国7箇所で行い、好評を博す。9月にはそのアルバムのレコーディング・メンバーと共に東京ジャズに出演、横浜、名古屋、大阪のツアーも行う。12月にはブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラのメンバーとしてデヴィッド・サンボーンと共演。またこの年、アメリカのドラム専門誌「DRUMHEAD MAGAZINE」の表紙を飾り、18ページに渡り特集される。現在は大学に通いながらライブやスタジオ・ワークなど国内外を問わず多彩に活躍中。