秀逸な操作性やサウンド・クオリティ、音切れや他デバイスとの干渉を極力抑えた信頼性の高さで、多くのユーザーから好評を得ているLine 6のワイヤレス・システムRelay。同ファミリーにおいて最も小型なRelay G10の姉妹モデルとして、ストンプボックス型の「Relay G10S」が仲間入りした。

　G10Sは、堅牢な金属製のストンプボックス型レシーバーとトランスミッターのセットとなっており、愛用のペダル・ボードに組み込むこともスタンドアロンで使用することも可能。スペック面では先代のモデルと同等の機能を有しており、見通し最大約40mの伝送範囲、24bit非圧縮デジタル・オーディオを実現し、実際のギター・ケーブルのサウンドとレスポンスを再現する“ケーブルトーン機能”なども搭載。使用する際のセットアップも不要で、トランスミッターをレシーバーにセットすると瞬時に最適なシグナルを自動的に検出し、そのチャンネルにロックしてくれる。ライブ用途において、例えばステージ上で面倒なセットアップで手間取ることもなく、スムーズに演奏をすることができるだろう。

　また、G10Sには、通常の1/4”出力ジャックに加え、バランスXLR出力を装備。ワイヤレスDIとしてPAに直接接続することも可能なので、アコースティック・ギターやベースにもオススメだ。加えて、G10SはG10、G30、G50、G55、G90の各ギター・ワイヤレス・システムと互換性を持っているので、すでにRelayを愛用しているユーザーも導入を検討してみてもいいだろう。なお、発売時期は2月下旬を予定しており、市場想定価格は28,000円（税抜き）前後。