AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
プラグイン・ソフトウェア
音と映像と通信のプロフェッショナル展、Inter BEE。今年も11月14日〜16日に幕張メッセで開催されました! InterBEEには4K/8K配信、AI、360度映像、V(仮想現実)、AR(拡張現実)、ネットワーク・オーディオ、イマーシブ・サラウンドなどの新しいコンテンツに関連した企業が中心に出展していますが、その中でもクリエイター向きのアイテムを見つけてきましたので紹介します(^ー^)ノ
16のパッドにLEDを搭載したマルチカラー対応のコントローラー。ほとんどのDAWに対応しますが、同社のStudio Oneと組み合わせるとさらに直感的な操作が可能とのこと。パッドをどんな強さで叩いてもベロシティ値をマックスにできるフルレベル・ボタンは、効果音のポン出しや、ダンスミュージック制作時のドラム・パートの打ち込みなどで活躍しそう。Studio One Artistと素材音源付で2万円前後という価格も魅力的!
エントリー・ユーザーにも人気のオーディオ・インターフェースStudioシリーズに2イン/4アウト・モデル。ハイレゾ仕様で高品位なマイクプリ搭載のバスパワー駆動仕様。24ビット/192kHzにも対応しています。大きな特徴は、同社としては初となるUSB-C(2.0/3.0互換)に対応したことでしょう。最新のiPad Proなら変換プラグ不要で接続できますね。しかもUSB 2.0/3.0環境で使用できるケーブルも付属しています。
デジマートでも人気の高いSteinbergのオーディオ・インターフェース。中でも入力部にRUPERT NEVE DESIGNSのトランスを搭載したモデルがこのUR-RTです。ビンテージなアウトボードを通したような独特のひずみが得られます。録音中心で楽曲制作をする方にオススメ。
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内蔵トランスで音作りを拡張するオーディオI/O STEINBERG UR-RTシリーズ
TC Electronicのラック・エフェクターの名機がプラグイン化! しかも専用コントローラーで直感的に操作が可能です。デジタル・リバーブEMT250やギタリストにも人気のディレイTC 2290、コーラスTC 1210のシミュレーションが手軽にDAWで使えます。
ノイズ除去&修復ソフトとして定評のあるiZOTOPE RXシリーズですが、Ver.7には、2ミックスからボーカル、ベース、ドラム、そのほかの4つに分解できるミュージック・リバランス機能が新搭載!これによりボーカルの分離やミュートができるようになりました。今年話題になったプラグインの1つです!
UADプラグインのリアルタイム・プロセッシングが行なえる最高峰オーディオインターフェースApollo Xシリーズが、サラウンド・モニタリングに対応。ゲームやポスト・プロダクションなど、幅広い活躍が期待できそうです!
iZotope初となるハードウェアがこのSPIRE STUDIO。スタジオ・クオリティの内蔵マイクを内蔵し、簡単操作でマルチトラック・レコーディングが行なえます。さらに専用アプリを使えばパンチインやエフェクト機能、波形のトリミングやミキシングなどが可能に。コンピューターが苦手な方にも使いやすいレコーダーです。今売れてます!
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次世代の多重録音アーティストと味わう、ポータブル・レコーダー新時代の予感
ReN × iZotope SPIRE STUDIO
このレコーディング・システムもすごいですよ! 19個のマイク・カプセルで構成された球体のマイクを使うことで全方位の収音が可能。これを使えば3Dオーディオ録音が実現するのですが、バンド演奏の一発録音に使用すると、専用ソフトを使って録音後に各パートをミックスし直せるというスグレモノ! 近日発売とのこと。
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音質とデザイン、堅牢性にこだわった小型MGシリーズの新モデル。これまでのMGシリーズにはなかったボリュームがフェーダー・タイプ10chミキサーMG10XUFとボリュームがノブ・タイプの12chミキサーMG12XUKが登場。
一見クラシカルなアナログ・ミキサーのようなModel 24は、オーディオ・インターフェース搭載のマルチトラック・レコーダーで、SDカードやDAWへ24ch同時録音、22ch同時再生が可能。ライブやレコーディングなどの環境にバッチリ対応します。また、19インチの業務用ミキサーMZ-372は各チャンネルに3系統の入力をもつ6ch仕様。
ミキサーやスピーカーで有名なMACKIE.からスタジオ向けの密閉型モニター・ヘッドフォンが登場。リーズナブルな価格帯ながら繊細で迫力あるサウンドを提供してくれます。イヤー・パッドも厚めでやわらかく到着感もGood。同じく新発売のイヤモニCR-Budsシリーズも展示されていました!
Rock oN CompanyとFiTEaRとのコラボによる楽曲制作用イヤホンが初お披露目。ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型を組み合わせた多構造タイプのイヤモニとは対象的で、SP-IEMは2Way構造を採用し、音楽をなるべく分割せずにクリアに再生することをテーマに作られています。実際に試してみましたが、非常に音が良すぎて欲しくなりました。近日発売予定で価格は128,000円。カスタム・モデル(SP-CIEM7)もオプションで136,000円にて発売予定とのこと。
ライブ・パフォーマンス時に便利なアイテムを取り扱うドイツのブランドFischer Ampsのスティック型ヘッドフォン・アンプIn Ear Stickです。
XLRの入力端子とステレオミニの出力端子、ボリューム・ノブというシンプル構造。単4乾電池2本で駆動し、ベルトに引っ掛けた状態でボリュームを操作できます。
ちなみにドラム・セットにマウント可能で入力4系統のミキサーを搭載するドラマー向きヘッドフォン・アンプDrum In Ear Amp 2もラインナップされています。
ヘッドセットやクリップで衣服に取り付けて使用するDPAのボディ・ウォーン・マイクの最新モデルが登場。Subminiatureと銘打たれたマイク・カプセルの直径は何と3mm! こちら近日発売予定です。
A6サイズの2chビデオ・ミキサーRoland V-02HDが初披露。入力と出力はそれぞれ2つのHDMI端子を装備し、スイッチングや合成、エフェクトなどを簡単に操作できます。また入力にはさらにAudio INが1系統ステレオで用意されていて、何かと重宝しそうです。また、OUTPUT FADEのツマミを右側にめいっぱい振ると、あらかじめ設定した画像を表示できるので、オンエア前のロゴ出しができます。さらにフット・コントローラーが使えるので、楽器演奏しながらでもワンオペできそうです。
ブース受付に展示されていたV-02HDは、なんと配布用のペーパークラフト! 組み立てた写真をツイートすると抽選で実機がもらえるキャンペーンが展開されていました。
手軽に持ち運べる超小型サイズながら広角レンズと高音質マイクを搭載した音楽カメラZOOM Q2nの4K画質に対応したモデルQ2n-4Kが登場。使い勝手はQ2nそのままにさらに美しい動画を撮影することができます! 4Kの撮影は通常より電力を消費するので、撮影時間が延長できるバッテリーケースBCQ-2nを併用することをオススメします。
ヘッドフォンをはじめ、独自の理論に基づいて徹底的に音にこだわる日本のブランドPHONONが、10年以上かけて完成させたリファレンス向けスピーカー。 入力はスタジオ標準のXLRバランス入力(+4dB)と民生音響機器標準のLINE入力(-10dB)に対応。さらにBluetoothレシーバーも搭載しているのでスマホの音楽も手軽に再生できます。
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今年ミュージシャンの間で話題となったポータブルPAスピーカーといえばこちらのBose S1 Proでしょう。ch1とch2がマイクや楽器をダイレクトに挿せるコンボ・ジャック入力、ch3はBluetoothにも対応するステレオAUX入力仕様。発売当初は別売りだったバッテリーも標準装備になり、ストリートやカフェ・ライブをするミュージシャンの強い味方になりました。
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セルフPAの新定番。Bose S1 Proの魅力に迫る! Bose S1 Pro コンプリート・レビュー
いっちー
元楽器販売店。楽天市場内の店長Blogを毎日10年以上更新し、2008年ブログ・オブ・ザ・イヤーを受賞。学生のころから作曲やDJ活動、バンド活動などの経験を積む。得意ジャンルはクラブ・ミュージック