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- 2024/11/16
DJ機材
クラブやフェスをエネルギッシュに盛り上げるDJたち。そんな彼らに影響を受けて「自分もDJをやってみたい!」と思いつつも「どんな機材を買ったらいいの?」と悩んでいる方も多いことでしょう。ここでは、そんな初心者の疑問を解決するべく、秋田書店の人気のHOW TO DJコミック“DJ道(ディージェイみち)”のエピソードを元に、DJ機材の選び方を指南します!
ボンクラ青年“道雄”は、片思いをしていた幼なじみの“涼子”から、恋人ができたことを告げられます。その恋人はEDM界の売れっ子DJ、“@KILLA(アキラ)”。ある日、道雄は飼い犬と散歩中、@KILLAに家まで車で送ってもらう涼子を目撃し現実を突きつけられます。自暴自棄になった道雄は、自称DJの謎の男“ムラマツ”と出会い、DJになって@KILLAと直接対決することを決心。DJの特訓が始まります。はたして道雄は@KILLAを超えるDJになって涼子を取り戻すことができるのでしょうか…
ムラマツは道雄を奮い立たせるために“DJとは何か?” を教えます。そして道雄は@KILLAと同じ土俵で勝負するためにDJになることを決心しました(半ば強制的ではありますが…)。DJを始めるきっかけは、最初から高い音楽性を目指すのも人もいれば、ちょっと興味本位で始める人などそれぞれです。どんな動機であっても“DJやりたい”という思いがあればOK!とにかく始めることが大切です。
クラブDJの主な役割は、音が途切れないように曲と曲をつないでフロアを盛り上げることです。ムラマツは道雄をDJバーに連れていき、DJ機材の使い方を教えます。ここではアナログDJセットを使っていますが、CDJでもDJソフトでも基本的な操作は同じです。
最近のDJは“アナログ・レコード”に限らず“CD”や“音楽ファイル”などが使用されるため、それらに対応するさまざまプレーヤーが販売されていますが、『好きなポイントからタイミング良く再生できる』『ピッチ・コントローラーを使って曲のテンポが変えられる』『再生スピードを微調整できる』など、DJプレイで求められる基本機能は共通しています。
2つの曲を混ぜたり、切り替えたりするために必要不可欠な機材。一般的な楽器用ミキサーとは違って片方のチャンネルだけヘッドフォン出力できるモニター機能や、2つの曲を瞬時に切り替えるために必要なクロスフェーダーなど、DJパフォーマンスで便利な機能が搭載されています。
DJは、次につなげる曲を準備するためにヘッドフォンを使用します。DJ用ヘッドフォンは外部の音を遮断しやすい密閉型で、重低音がよく出る仕様になっています。またハードに使われるクラブの現場でも耐えられるように高い堅牢性が特長です。
最近はDJに必要な機能がコンピューター上ですべてそろう“DJソフトウェア”が一般的に普及しています。曲はコンピューター内のMP3などの音楽ファイルを使用します。
最近のほとんどのDJコントローラーにはDJソフトウェアがバンドルされています。リーズナブルな入門用から本格的なプロ用まで幅広く、価格帯もさまざまです。これらを使うことで、DJソフトをマウスやトラックパッドでの操作ではなく、フィジカルな操作によってDJを楽しむことができます。普段からMP3で音楽を楽しんでいるなら、DJコントローラーで始めるのも良いでしょう。
道雄と同じアパートに住んでいるDJ章太郎。彼のようにレコードを楽器のように演奏するDJは、“ターンテーブリスト”と呼ばれています。ターンテーブリストを目指すためにはレコードをこすって表現するスクラッチや、2枚の同じレコードを交互に演奏するジャグリングなどの高度なテクニックが必要です。
ターンテーブリストにとってレコードは欠かせません。そしてターンテーブルが回転する力(=トルク)はとても重要です。トルクの強いターンテーブルを使うとレコードの滑りが良くなり、イメージ通りのスクラッチやジャグリングがしやすくなります。ターンテーブリストのスキルを磨くのであれば、トルクの強いターンテーブルは必須でしょう。
※このほかにもReloop RP-7000MK2やSTANTON TR8.150 M2、ST.150 M2はトルクが強めです。
カートリッジは針の振動を電気信号に変える部品で、ターンテーブルを使う上で重要なアイテム。これが無いと始まりません。ヘッドシェルに取り付けて使用しますが、ortofonコンコルド・シリーズのようにヘッドシェルとカートリッジが一体型になったタイプもあります。
DVSとは、コントロール・レコードを使って音楽ファイルをコントロールできるシステムのことです。タイムコード(レコードの進行方向、スピード、現在時間などを含んだ音声信号)がカートリッジからターンテーブルを経由してコンピューターへ送られ、それに応じて音楽ファイルが再生します。この仕組みにより、アナログ・レコードに慣れ親しんだ人でもスムーズにデジタルDJへ移行できるというわけです。また、スクラッチやジャグリングで必要な音ネタは音楽ファイルにして簡単に自作できるので、最近のターンテーブリストにとってDVSは欠かせない存在になっています。
DVSは、オーディオ・インターフェース、コントロール・レコード、DJソフトが一つのパッケージになっていることが多いですが、オーディオ・インターフェース内蔵でコンピューターとUSBで接続するだけでセッティングが完了するDVS対応DJミキサーが増えてきました。また、DJソフトのエフェクターやサンプラーなどを操作するためのコントローラーが搭載しているタイプがターンテーブリストにとって特に人気があります。
DJには曲をカッコ良くつなげるテクニックも必要ですが、選曲のセンスも重要です。特にクラブDJを目指すならフロアのお客さんの好みと空気を察して選曲するのはレコードをつなげること以上に難しい技術かもしれません。そのためにもクラブでのDJプレイを体験することが大切です。
「まずDJの恰好から入れ!」と、道雄にDJらしい服装やアイテムを身に付けさせるムラマツ。スキルを身につけるだけでなく、DJらしい服装やアイテムが必要だと語ります。そして道雄は、ムラマツが管理するDJスクール兼DJアパートに住み込むことになります。このような環境に身を置くことは、DJを極めるための近道になるでしょう。
道雄は、DJアパートで同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながらDJスキルを身につけていきました。もしDJ道を極めるなら目指すなら独学よりもスクールに通う方が確実です。是非検討してみてください。
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ボンクラ青年・道雄は片思い中の幼なじみ涼子を売れっ子DJの“@KILLA(アキラ)”に取られてしまい自暴自棄に。そんな折り、自称DJの謎の男ムラマツと出会う。道雄は涼子を奪い返すため@KILLAを超えるDJになるべくムラマツに教えを乞うことになるが。。。。
DJとは何か? どうしたらDJになれるのか?現役人気DJ漫画家、ムラマツヒロキが贈る、笑えてアガる本格DJコミック!!!
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