Fenderから、リーズナブルかつ多様性と革新性に溢れる新たなラインナップ、Playerシリーズが誕生した。

　ストラトキャスターは、計7モデル（うち、ひとつはレフトハンド・モデル）がラインナップされる。すべてのモデルでアルダー・ボディ、メイプル・ネック、メイプルorパーフェロー指板を採用したスタンダードな仕様となる。ネック・シェイプは“モダンC”、指板ラジアスは9.5インチ、フレットはミディアム・ジャンボ、フレット数は22、ポストとの摩擦を軽減するデザインにアップデートされた2ポイント・トレモロなどモダンなスペックのほか、3層のピックガードや“F”の刻印が入った4点止めジョイント・プレートなどを採用。現代的でありつつも伝統を重んじたスペックを実装している。「Player Stratocaster」と「Player Stratocaster Left-Handed」は最もスタンダードなモデルで、ピックアップはプレイヤー・シリーズ・アルニコⅤストラト・シングルコイル3基を搭載している。「Player Stratocaster Plus Top」は、基本はPlayer Stratocasterと同じ仕様ながらトップ材にフレイム・メイプルを貼り、より豪奢な雰囲気を醸し出している。「Player Stratocaster HSS」は、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅤストラト・シングルコイルを2基、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅡハムバッキングをリアに積んだSSH仕様となる。「Player Stratocaster HSS Plus Top」は、ボディ・トップにフレイム・メイプルをラミネイトしたモデル。「Player Stratocaster Floyd Rose HSS」は、フロイド・ローズ・ダブル・ロッキング・トレモロを搭載し、チューニングの安定感を高めながらダイナミックなアーミング・プレイを実現してる。「Player Stratocaster HSH」は、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅤストラト・シングルコイルを1基、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅡハムバッキングを2基マウントした個性的なモデルに仕上がっている。ストラトキャスターならではの美しいハイ・エンドやパンチの効いたミッド、力強いロー・エンドはそのままに、プレイヤーごとに求めるサウンドに応じた幅広いラインナップが魅力と言えるだろう。

Player Stratocaster

Player Stratocaster Left-Handed

Player Stratocaster Plus Top

Player Stratocaster HSS

Player Stratocaster HSS Plus Top

Player Stratocaster Floyd Rose HSS

Player Stratocaster HSH

　テレキャスターは3モデル（うち、ひとつはレフトハンド・モデル）をラインナップ。木材構成はストラトキャスターと同じく、アルダー・ボディ、メイプル・ネック、メイプルorパーフェロー指板、ネック・シェイプは“モダンC”、指板ラジアスは9.5インチ、フレットはミディアム・ジャンボ、フレット数は22、ベント・スティール・サドルを採用して正確なイントネーションと豊富なサステインを実現したブリッジなどモダンなスペックのほか、3層のピックガードや“F”の刻印が入ったジョイント・プレートなどを搭載。「Player Telecaster」と「Player Telecaster Left-Handed」は、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅤテレ・シングルコイルを2基搭載。トゥワンギーでありつつも、現代的な音作りにも対応するトーンを実現している。「Player Telecaster HH」は、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅡハムバッキングを2基マウントしたモデルで、エッジが効きつつもファットなサウンドを提供してくれる。

Player Telecaster

Player Telecaster Left-Handed

Player Telecaster HH

　通称“オルタナティブ・モデル”のジャズマスターとジャガーは、「Player Jazzmaster」と「Player Jaguar」の2モデルがリリースされる。両者ともにボディはアルダー、メイプル・ネック、パーフェロー指板を採用。“モダンC”シェイプ・ネックや9.5インチ・ラジアス指板、ミディアム・ジャンボ・フレットで22フレットなどは、ストラトキャスターやテレキャスターと同様だ。「Player Jazzmaster」は、トラディショナルなプリセット・コントロールが排除され、マスター・ボリュームとマスター・トーン、3Wayピックアップ・スイッチとシンプルな構成となった。しかしながら、トーン・ツマミがプッシュ／プル式となっており、リア・ピックアップをコイル・スプリットして活用することができる。なおピックアップは、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅡハムバッキングを2基マウントする。一方の「Player Jaguar」は、本器独自のプレイヤー・シリーズ・アルニコⅢジャガー・ハムバッキング（リア）とプレイヤー・シリーズ・アルニコⅡジャガー・シングルコイル（フロント）を搭載。さらに、リア・ピックアップをシングルとして活用できるスライド・スイッチも装備しており、バリエーション豊かなサウンドを提供してくれる。

Player Jazzmaster

Player Jaguar

　ベースは、ジャズ・ベース4モデル（うち、ひとつはレフトハンド・モデル）とプレシジョン・ベース2モデル、そしてジャガー・ベースがラインナップ。「Player Jazz Bass」と「Player Jazz Bass Left-Handed」は、アルダー・ボディ、メイプル・ネック、メイプルorパーフェロー指板を採用。ピックアップは、“現代人の耳に合わせて音量をアップ”させたというプレイヤー・シリーズ・アルニコⅤシングルコイル・ジャズ・ベースを2基マウントする。さらにフレットレス・モデル「Player Jazz Bass Fretless」、5弦モデル「Player Jazz Bass V」もラインナップ。リーズナブルな価格も手伝って、あらゆるプレイヤーに“フレットレス”“5弦ベース”という門戸を開くモデルになりそうだ。なお、両者ともにパーフェロー指板仕様のみとなっている。「Player Precision Bass」と「Player Precision Bass Left-Handed」も、アルダー・ボディ、メイプル・ネック、メイプルorパーフェロー指板が基本仕様。ジャズ・ベースと同様に、こちらも“現代人の耳に合わせて音量をアップ”させたピックアップ、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅤスプリット・シングルコイル・プレシジョン・ベースを搭載。ファットでパンチの効いた、プレベらしいサウンドを届けてくれる。最後は、ジャズ・ベースとプレシジョン・ベースの影に隠れながらも根強い人気を誇るジャガー・タイプ「Player Jaguar Bass」。独自のオフセット・シェイプ、PJレイアウトのピックアップがポイントで、ルックス面でもサウンド面でもステージ上で大きな存在感を発揮してくれるだろう。なお、ピックアップはプレイヤー・シリーズ・アルニコⅤシングルコイル・ジャズ・ベース（フロント）、プレイヤー・シリーズ・アルニコⅤスプリット・シングルコイル・プレシジョン・ベース（リア）をマウントしている。

Player Jazz Bass

Player Jazz Bass Fretless

Player Jazz Bass Left-Handed

Player Jazz Bass V

Player Precision Bass

Player Precision Bass Left-Handed

Player Jaguar Bass