フェンダーカスタムショップにおいて、マスタービルト・モデルの搭載ピックアップを手掛けるピックアップ・マスター、ホセフィーナ・カンポス。彼女が製作した「Josefina Hand Wound Fat '50s Stratocaster Pickup Set」の国内販売がスタートした。

　ホセフィーナは、フェンダーの歴史の中でも伝説的と評されるピックアップ職人、アビゲイル・イバラに長年師事。現在では、その唯一の後継者として、フェンダーカスタムショップのマスタービルダーから高い信頼を得ている。数々のアーティスト・モデルをはじめ、すべてのマスタービルト・モデルに搭載される彼女のピックアップは、フェンダーならではの美しい鈴鳴り感を生み出すために、ひとつひとつ丁寧にハンドワウンドで製作されている。

　「Josefina Hand Wound Fat '50s Stratocaster Pickup Set」は、フェンダーカスタムショップの特徴でもある、50年代後期のストラトキャスターが奏でたシングルコイル・サウンドを提供。丁寧な手仕事で磨かれたアルニコⅤマグネットに、50年代のクロスで覆われたリード線とボビンを使用。ミドル・ピックアップはリバース・ワウンド（逆極性）となっている。強化された低音域のレスポンス、パンチのある中音域、クリアな高音域、ピッキング・ニュアンスをダイレクトに反映するサウンドは、一流のギタリストも満足する仕上がりだ。なお、生産数は世界限定300個でフェンダーカスタムショップ認定証が付属。

　また、ホセフィーナは6月16日（土）にベルサール渋谷ガーデンにて開催される“FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION”のため初来日予定。会場では、彼女自身が巻いたピックアップをアーティストの愛器に、その場でマスタービルダーのポール・ウォーラーが実装するというデモンストレーションも行なわれる。

ホセフィーナ・カンポス