Positive Grid Spark LIVE meets Toshiki Soejima & Naho Kimama
- 2024/12/13
Tech 21 / GED-2112
ギター/ベース用プリアンプにおいて、世界中で絶大な人気を誇るTech 21 SansAmpより、プログレッシブ・ロック・トリオとして名高いラッシュのベーシスト、ゲディー・リーのシグネチャー・モデルが登場した。
「GED-2112」は、ゲディー・リーの要望により開発された、オール・アナログのSansAmpデュアル・プリアンプ。“2112”というのは、おそらく1976年発表の名盤『2112』(邦題『西暦2112年』)に由来したものだろう。ドライブ・セクションには、彼が2001年以降愛用していたラック・タイプのプリアンプ/DI「RPM」と同じものを採用している。そして、低音域を厚くブーストするディープ・セクションには、やはり2001年以降愛用していたベース・ドライバーDIのラック・タイプ「RBI」のプリアンプ部分を採用。クリーン・トーンとエッジの効いたドライブ・トーンを混ぜる彼の手法を、2つのプリアンプをパラレルに装備することで実現している。この2つのプリアンプは個々に使用することも可能で、外部ミキサーでミックスするという使い方も可能(それぞれXLR出力も装備)。また、楽器のダイレクト音とSansAmp(チューブ・アンプ・エミュレーション回路)のミックスも可能となっている。さらに、外部エフェクターを接続できるエフェクト・ループ端子(ドライブ・セクションのトーン・コントロールとレベル1の間に挿入)も装備する他、ドライ信号のバッファー・アウトプット(アンエフェクテッド・アウト)やチューナー・アウトも用意されており、ベースの信号を他のアンプやプリアンプ、エフェクト群、チューナーなどに直接出力することも可能だ。
豊富な入出力など一流の現場で活躍できるパーフェクトな仕様に、ゲディー・リーも満足の高品位なサウンド。特に意識高い系のベーシストにとってはチェック必須のモデルと言えるだろう。
価格:オープン