AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
J-WAVE Presents MARTIN GUITAR ACOUSTIC LIVE FES
今月のMARTIN TIMESは特別編! 2018年4月28日(土)&29日(日)に恵比寿ガーデンホールにて開催されるマーティン・クラブ・ジャパンの2DAYSライブ・イベント“J-WAVE Presents MARTIN GUITAR ACOUSTIC LIVE FES Rebirth Tour 2018 SOUND HOLE UNIVERSE~It's a Beautiful Day~”を紹介します。人気アーティストによるライブはもちろん、「マーティンの生き字引」と呼ばれるイラストレーター/ルシアー/ミュージシャンのディック・ボーク氏のトーク・ショーや60本以上のマーティン・ギターの展示&試奏スペースなど、盛りだくさんの本イベント。今回は、お馴染み斎藤誠氏と黒澤楽器店の福岡司氏にイベントの見どころや意気込みについて語ってもらいました。この記事でたっぷり予習して、GWはぜひ会場までどうぞ!
マーティン・ギターの魅力を伝えるため、アーティストを招き全国津々浦々で黒澤楽器店が主催しているライブ・イベント“Rebirth Tour”。2018年4月28日(土)&29日(日)に開催される今回の2DAYSイベント“J-WAVE Presents MARTIN GUITAR ACOUSTIC LIVE FES Rebirth Tour 2018 SOUND HOLE UNIVERSE〜It's a Beautiful Day〜”は、そんなRebirth Tourの特別編! ゲストの音楽ルーツなどをアコースティック・サウンドとともに振り返り、毎回貴重なスタジオ・ライブ音源をお届けするJ-WAVEのラジオ番組「SOUND HOLE UNIVERSE」に登場したミュージシャンを中心に、2日間にわたりアツイ演奏がくり広げられる夢のようなフェスティバルだ。コンサート・ナビゲーターにはラジオDJとしておなじみのレイチェル・チャン氏、そしてホストMCとして斎藤誠氏を迎え、ステージ上のライブ&トークをラジオの雰囲気のままお届けする。
イベントは2日間とも2部構成となっており、第1部は11:00〜16:45まで“MARTIN GUITAR SHOW”と名付けられたギター・ショウが行なわれる。会場ロビーに60本以上のマーティン・ギターが展示され、それらを自由に弾けるほか、気に入ったらその場で購入することもできるのだ。前回、前々回のMARTIN TIMESで紹介した2018年スタンダード・シリーズも展示されるので、ぜひこの機会に新製品に触れてみよう。
そのほかギターのワーク・ショップやアマチュア・ミュージシャンのライブ、さらにはトーク・ショー(斎藤誠氏と福岡司氏による「公開MARTIN TIMES」もアリ!)も開催予定。もちろんマーティン・グッズの販売やカフェなどもあるので、のんびりと一日中楽しむことができる。そして第1部は入場無料というのもうれしいポイント!
最大の見どころは、2018年1月にマーティン社を定年退職したディック・ボーク氏のスペシャル・トーク・ショーだろう。ディック氏は1973年にマーティン社に入社。エリック・クラプトンを始めとする数々のアーティスト・シグネチャー・モデルを手がけたり、マーティン・ギターのヒストリー・ブックも執筆したりするなど、「マーティンの生き字引」として世界中のファンに愛されている功績者だ。サイン会やフォトセッションも予定しているほか、29日(日)の“ACOUSTIC CONCERT”では、マーティン・クラブ・ジャパンの初代編集長でディック氏の友人でもある須貝重太氏が率いるthe BRIARSとディック氏のスペシャル・ユニットでの演奏もあるので、貴重なこの機会もお見逃しなく。
17:00からの第2部は、“ACOUSTIC CONCERT”としてマーティン・アーティストによるアコースティック・ライブが開催される。28日(土)の出演者は、斎藤誠(ホストとしてMCとセッションに参加)、大比良瑞希、奇妙礼太郎、ReN、藤原さくら、Rei、高田漣 with 高木大輔、藤巻亮太。
29日(日)は、尾崎裕哉、森 恵、浜崎貴司、斎藤誠、DICK BOAK & the BRIARS(須貝重太、山本南希、槙原邦暁、佐藤渉)、石崎ひゅーい、THE CHARM PARKという超豪華なラインナップが並ぶ。ここからは、出演者を簡単に紹介しよう。
東京都出身のSSW。14歳でバンドを始め、高校生から作詞作曲をスタート。この頃から歌うようになり、リズム・マシンとエレキ・ギターでのひとりライブを始める。その後、作曲家/チェリストの伊藤修平のプロデュースで2015年3月にミニ・アルバム『LIP NOISE』をリリースし、ソロ活動をスタート。tofubeatsの「すてきなメゾン feat.玉城ティナ」にコーラス参加を果たし、LUCKY TAPESでのコーラスも務めるようになる。
天才バンドやアニメーションズのボーカルとしても活動中のバンドマンでありロック・ボーカリスト。泥臭くストレートで朴訥としたロックンロールから、ラブ・アンド・ユーモアなフォークまで歌い上げ、泣き声混じりの切ない歌声と、むき出しのソウルで人々を魅了する。その歌声はさまざまなCM歌唱でも起用され、お茶の間にも届けられている。
アコースティック/エレキ・ギター、マンドリン、ペダル・スティール、バンジョー、ウクレレなどの弦楽器奏者であり、SSWとしても活動する。現在は自身のバンド「高木大丈夫とNo Problems」や「ザ・メガネブラザーズ」、ソロの弾き語りを中心に、サポート/レコーディング・ミュージシャンとしても活動中。また、アコーディオン、二胡、スティール・パン、ケーナ、アルパなど、さまざまな楽器との共演にも力を入れており、そのプレイ・スタイルはジャズやロックから南米音楽まで幅広い。
日本を代表するフォーク・シンガー、高田渡の長男として1973年に生まれる。ギターはもちろん、スティール・ギターやウクレレなどを弾きこなすマルチ弦楽器奏者として、細野晴臣、斉藤和義、くるり、星野源、毛皮のマリーズなど、多くのアーティストのライブ/レコーディングに参加。数々の映画やドラマ、舞台のサウンドトラックを手がけるほか、ソロ・アルバムもリリースしている。2017年に発表した『ナイトライダーズ・ブルース』が第59回日本レコード大賞の“優秀アルバム賞”を受賞!
2000年に小学校からの同級生3人でレミオロメンを結成し、2003年にデビュー。数々のヒット曲を生み出し、2009年にリリースした初のベスト・アルバム『レミオベスト』は60万枚以上のセールスを記録した。2012年、レミオロメンの活動休止を発表後にシングル「光をあつめて」でソロ・デビュー。その後は全国各地のフェスやイベントに多数出演したほか、写真集の発売や楽曲提供など、ソロ・アーティストとして活動の幅を広げている。
福岡県出身の22歳。父の影響で10歳の時にギターを手にし、洋邦問わず多様な音楽に自然と親しむ幼少期を過ごす。地元・福岡のカフェ・レストランを中心としたライブ活動で徐々に注目を集め、高校卒業を機に本格的に音楽活動を開始。音楽のみならず、2016年4月にスタートしたフジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」にヒロイン役として出演し、演技初挑戦ながら存在感を発揮した。天性のスモーキーな歌声は数ある女性シンガーの中でも類を見ず、聴く人の耳を引き寄せる。
兵庫県伊丹市出身。卓越したギター・プレイとボーカル・センスを持つSSW/ギタリスト。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシック・ギターを始め、5歳でブルースに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1stミニ・アルバム『BLU』をリリース。以降、FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL、SXSW Music Festival、JAVA JAZZ Festivalなどの国内外のフェスに多数出演。
24才のSSW。10代で単身でイギリスに渡り、UKミュージックに衝撃を受け、20歳の春から本格的な音楽活動を始める。ギター1本でステージに立ち、ループ・ステーションを使いながらビートやコーラスなどを重ねていくスタイルを武器に、2015年には1年間で102本のライブを行なう“百戦蓮磨2015”を達成。またFUJI ROCK FESTIVALなどにも出演を果たす。2016年6月に満を持して1stアルバム『Lights』をリリースし、iTunesオルタナティブ部門で1位を獲得。
本名。母親がデヴィッド・ボウイのファンで、その息子がZowie(ゾーイ)という名前だったことから、もじって、Huwie(ひゅーい)と名付けられる。2012年7月25日にミニ・アルバム『第三惑星交響曲』でデビュー。2017年、菅田将暉に「さよならエレジー」を書き下ろし、日本テレビ系ドラマ「トドメの接吻」主題歌として起用される。今年3月28日には自身初となるべスト・アルバム『Huwie Best』を発売。5月からは全国26ヵ所で弾き語りワンマン・ツアー“ピリオド”の開催が決定している。
1989年、東京生まれ。2歳の時、父・尾崎豊が死去。その後は母とともにアメリカに渡り、15歳までの10年間をボストンで過ごす。米国ではレッド・ツェッペリンやグリーン・デイなど、60s〜90sのロック&ブルースから幅広く影響を受ける。同時に、父親が遺した音源を幼少期からくり返し聴き続けて歌唱力を磨き、ギターとソング・ライティングを習得。2016年に初の音源となるデジタル1stシングル「始まりの街」をリリースした。最も敬愛するアーティストはジョン・メイヤー。
1983年にアルバム『LA-LA-LU』を発表し、SSWとしてデビュー。ソロ活動はもちろん、サザンオールスターズのサポートを始め、数多くのトップ・アーティストへの楽曲提供やプロデュース活動、レコーディングも精力的に行なっている。2018年4月18日、MARTIN GUITARのラジオCMでお馴染み「It’s A Beautiful Day」がニュー・シングルとしてリリース。本人名義のライブ活動のほか、マーティン・ギターの良質なアコースティック・サウンドを聴かせることを目的として開催されている“Rebirth Tour”のホスト役を長年にわたって務め、日本を代表するマーティン・ギタリストとしてもあまりにも有名。
Charm(チャーム)によるソロ・ユニット。マサチューセッツ州ボストンの音楽大学でギターを専攻し、2015年11月に1stミニ・アルバム『A LETTER』リリース。それ以降、作曲、歌唱、演奏の依頼が後を絶たず、大橋トリオ、南波志帆など現在参加中のプロジェクトは多数。歌、ソング・ライティング、演奏をほぼひとりで行ない作り上げる叙情的で美しい音世界と、オーガニックかつダイナミックな楽曲スケール、緻密なメロディ・センスとアレンジ力に全世界の音楽人が注目する新世代ポップス職人。
2012年に結成し、“1960年代にニューヨークで発信された民謡復古運動の継承”をメインテーマに掲げ、アメリカン・ルーツ・ミュージックをバンジョーやマンドリン、ギターなどの生弦楽器とコーラスで演奏するthe BRIARS。メンバーは山本南希(vo、banjo)、槙原邦暁(vo、mandolin、g)、須貝重太(vo、g)、佐藤渉(b)の4人だが、今回はスペシャル・ゲストとしてミュージシャンとしても活動するディック・ボーク氏をバンドに迎え、その日限りの特別なステージをお届けする。
数々のスマッシュ・ヒットを連発し、ジャパニーズ・ファンクを確立させたバンド、FLYING KIDSのフロントマン。並行したソロ活動も15年以上にわたり、コンスタントに作品をリリースしながら、多彩なアーティストとのコラボレーションも展開。弾き語り共演ライブ・イベント“GACHI”をシリーズ化し、多くの名対決をくり広げている。2018年はFLYING KIDS結成30周年。新メンバー加入で9人の大所帯となったFLYING KIDSは、2月14日にフル・アルバム『みんなあれについて考えてる』を発売。
15才から歌とギターを始める。2007年にはハワイでストリート・ライブを決行し話題となり、2010年7月7日にシングル「キミ」でcutting edge(avex)からメジャー・デビュー。2013年、ギター・ブランド2社(GUILD GUITARS、Fender USA)から弾き語りパフォーマンスを認められ、エンドースメント契約をした日本初の女性シンガー・ソングライター。ギター1本で弾き語りするパフォーマンスは必見。
最後に、MARTIN TIMESでお馴染みの斎藤誠氏と福岡司氏に、Rebirth Tourの始まりからイベントの見どころまでを語ってもらった。
福岡 ずっと疑問に思ってた人もたくさんいると思うんですけど、まずは“どうしてRebirth Tourで斎藤誠さんがマーティン・ギターを弾いているのか”の理由からお話ししましょうか。
斎藤 うん。2004年にいきなり知らない人……福岡君から「マーティン・コンサートにゲストで出てくれないか?」っていう連絡があったんですよ。ちょうど僕もアコースティック・ギターで好きな曲をカバーしたアルバム『WALTZ IN BLUE』をリリースしたあとだったので、「おもしろい話だなぁ」って出ることにしたんです。そしたら福岡君がギターを2本持って来たんですよ。それは今も使ってるカッタウェイのモデルなんですけど、それに引き寄せられる感じで(笑)。
福岡 当時、『WALTZ IN BLUE』に添う企画がないかという話があって、森林保護のイベントをやることになったんです。で、せっかくならライブもやりましょうということになり、それでスマート・ウッドっていうチェリー材を使ったエレアコを「このギターは新作なのでちょっと試してください」と誠さんに見せたんですよ。
斎藤 そのイベントは、オグちゃん(小倉博和)や古川昌義さん、有田純弘さんがいるスーパー・バンドの中に僕がちょこんとゲストで混ざる感じで、「次は絶対にお呼びがかからないだろうな」と思ってたんですけど、そのまま今にいたるという(笑)。
福岡 誠さんのステージは『WALTZ IN BLUE』の1曲目「Melissa」から始まったんですけど、演奏が始まった瞬間にガラッと世界観が変わったんですよ。誠さんは歌もギターもできるので、そのパワーがすごかったんです。それで完璧にノックアウトされて、僕は「また出てほしいな」と思ってました。
斎藤 でも僕は「これで終わりだな」と思いながらも、そこでものすごく大きな収穫があったんです。そのイベントにはジェフ・マルダーもゲストで出ていたんですけど、彼だけマイクを立てて演奏していて、ほかのアーティストはみんなワイヤードだったんですよ。で、アンコールで全員演奏するセッションが用意されていたんですけど、その時にライン組が全員ギターのボリュームをガッと下げたんです。僕もラインだったんですけど、それがものすごくショックで。でも、「そういうライブのやり方もできるんだ」と思いましたね。マイクで生音を拾うからステージ上はものすごく音が小さいんですけど、逆に演奏に集中できるし、「本当のギターの音が客席に伝わるんだろうな」っていう予測のうえでライブができる。僕はそれに刺激されて、それから数回あとの自分のライブからマイクで音を拾うライブをやるようになったんです。
福岡 誠さんと“Rebirth Tour”と名付けた旅をするのは、その1ヵ月後のことなんです。「誠さんと地方に行きたいな」と思っていたら、当時の誠さんのマネージャーさんから「本人がソロでアコースティック・ツアーをやりたいと話しています」と聞いて、恐る恐る「一緒に行きませんか?」と提案したら「行く行く!」っていう返事をもらえて、急いでツアーをブッキングしたんですよ。
斎藤 最初は秋田や熊本など、僕のソロ・ライブではあまり行けない地域が多かったので、「普段会えない人に会えるこんなチャンスは滅多にないな」と思いましたね。
福岡 秋田公演のあとにミーティングをしていたら、誠さんが突然「そろそろマイク1本でやってみようかな」と言い出して。そのあとの福山公演の時にそこまで会場も広くなかったので「やってみましょうか?」と。そしたらマイク1本だとフェードインもできるし、マイクから離れることもできるので、本番中に勝手に会場を歩き始めたんですよ(笑)。
斎藤 最初はそんなことするつもりがなかったから、ストラップが付いてない状態でね。
福岡 あと、マイクだと急遽演奏する予定のなかったギターが増えても紹介することができるじゃないですか。そしたら急に誠さんのまわりにギターがたくさん置かれるようになって。
斎藤 君が「コレもコレも!」って言うからでしょ。あとは毎回ギターを専門職とするゲスト……例えば中川イサトさんや有田純弘さんなどを迎えてセッションするようになったので、自分と違うスタイルの演奏を観ることによって、自分が不安に思っていた部分も「これは個性なんだな」ってわかるようになりましたね。それをものすごい回数やらせてもらったので、大きな経験になりました。
福岡 あっという間に13年ですね……。あと、旅をすると地方の楽器屋さんが喜んでくれるんですよ。お客さんとのコミュニケーションが広がるので「また来てください」と言われ、もう何回も行っている地域もありますね。でも、まだ行けていないところも残っているので。
斎藤 でも、もうほとんどないですよ。あと3ヵ所くらいで47都道府県達成です。僕がこのツアーで自分の音楽の肥やしになったことはたくさんあるんですけど、ひとつは楽器屋さんと仲良くなったことですかね。彼らと話すと「そうだ、楽器屋さんのオヤジってこういう情熱があったんだ!」という子ども時代を思い出すんですよ。そういう人がいるといないとじゃ、その地域の音楽の活性度っていうのは全然違うと思うんです。だから僕は彼らの背中を押したいんですよね。あとは、ライブのあとにちょっとしたサイン会や握手会をするんですけど、そこでたくさんの楽器ファン、マーティン・ファンの人たちと会話をするんです。それが非常におもしろくて。彼らの「楽器への愛情」を知ることができて、そういう話を聞くと「次はもっとおもしろいことをやろう」と思うんです。Rebirth Tourは、そういう良いことづくめのイベントなんですよね。
福岡 デジマートのMARTIN TIMESって、それを再現してるんですよね。お客さんとの対話はないけど、ギターの音が気になる人にはそれを知る良い機会になるというか。
斎藤 僕らがツアーで行ってない街の皆さんにも届きますからね。デジマートは全世界で観ることができるんだもん! あとライブでは手元とかアップで見られないから(笑)、それが全部クローズアップされて何回でも観られるのっていいよね。だから、今後のマーティン・ライブにはデジマートのMARTIN TIMESを観てから来てもらえると、さらに楽しめるんじゃないかと思います。
福岡 それが一番のポイントですね。僕はこの連載がやれて本当にうれしいです。こんなに勝手なことしゃべれる時間はないですよ。
斎藤 そうだね。あと、「楽器を演奏した時の楽しい雰囲気」を一番伝えられるのって、いつものこういうトークだと思うんです。今度の恵比寿でのフェスもいろんなアーティストが出ますけど、全体に流れている楽しいムードっていうのは、MARTIN TIMESでも感じてもらえると思いますよ。
福岡 今回のフェスのタイトルには「It’s a Beautiful Day」と付いているんですけど、その話もしていいですか? いろんな人にマーティン・ギターについてインタビューすると、みんな「マーティンは良い音で弾いてて楽しい! 最高!」と言うんですよ。で、ある時、誠さんに「It’s a Beautiful Day」という新曲を聴かせてもらったんですけど、聴いた瞬間に「マーティン・ギターを弾く人たちのコンセプトにピッタリだ!」と思ったんです。なので「すみません。コレ、カッコ良いタイトルなんで借りていいですか?」って(笑)。
斎藤 J-WAVEのラジオ番組をマーティ
福岡 しかも誠さんは自分の主旋律の歌をカットして、コーラスだけ入っているカラオケ・バージョンにしたんですよ。まずその音源をいただいて、先にCMに使わせていただいて。
斎藤 ちょうどAメロが入るところでナレーションが来るという。
福岡 それがマーティンにハマっちゃったわけですよ! それ以来、マーティンが関係するいろんなところで勝手に「It’s a Beautiful Day」を散りばめちゃいました(笑)。
斎藤 「It’s a Beautiful Day」って、英語圏の人たちだったら挨拶みたいに毎日使う言葉だと思うから、そういう意味ではとっても馴染みがあるんです。で、今月やっとそれがCDになるわけですけど。
福岡 良い話でしょ? 今回のフェスはいろんな人に空気を知ってもらいたいので、J-WAVEのラジオに出てくれたアーティストも含めて、みんなで大きくしていこうと思ってるんです。なので、タイトルには「It’s a Beautiful Day」のほかにラジオ番組の名前「SOUND HOLE UNIVERSE」も入ってるんですよ。
斎藤 なるほどね。
福岡 今回は2DAYSで、誠さんの出番は2日目です。でも初日にもMCで入りますから、そこは絶対に見逃さないでほしいですね。そして初日にはラッキーなことに、会場で誠さんとMARTIN TIMESでやっているようなトークをやるんですよ。
斎藤 君もやるんでしょ?
福岡 はい。あと、今回のフェスは20代から60代までの世代のアーティストが集結してるんです。
斎藤 すごいねぇ〜。それはやっぱりマーティンならではだね。
福岡 そういう感じですから、デジマートのMARTIN TIMESを観てからフェスに来てください! そして、フェスに来たらMARTIN TIMESを観てください! 予習と復習!
■日時:4月28日(土)、29日(日)
【1部】11:00〜16:45
【2部】Open:17:00 Start:18:00
■会場:恵比寿ガーデンホール
〒153-0062 東京都目黒区三田1−13−2(☎:03-5424-0111)
■料金:【1日チケット】¥4,200(マーティン・クラブ会員特別価格:¥2,800)
【2日間チケット】¥7,800(マーティン・クラブ会員特別価格:¥5,000)
※一般チケットは各プレイガイドにて発売中!
■企画制作:MARTIN CLUB JAPAN (株)黒澤楽器店
■運営:キョードー東京/MARTIN CLUB JAPAN (株)黒澤楽器店
■問い合わせ:MARTIN CLUB JAPAN(☎:03-5911-3611)
斎藤誠(さいとう・まこと)
1958年東京生まれ。青山学院大学在学中の1980年、西慎嗣にシングル曲「Don’t Worry Mama」を提供したのをきっかけに音楽界デビューを果たす。
1983年にアルバム『LA-LA-LU』を発表し、シンガー・ソング・ライターとしてデビュー。ソロ・アーティストとしての活動はもちろん、サザンオールスターズのサポート・ギターを始め、数多くのトップ・アーティストの作品への楽曲提供やプロデュース活動、レコーディングも精力的に行なっている。
2018年4月18日、MARTIN GUITARのラジオCMでお馴染みの斎藤誠の新曲「It’s A Beautiful Day」がニュー・シングルとしてリリースされる。また、本人名義のライブ活動の他、マーティン・ギターの良質なアコースティック・サウンドを聴かせることを目的として開催されている“Rebirth Tour”のホスト役を長年に渡って務め、日本を代表するマーティン・ギタリストとしてもあまりにも有名。そのマーティン・サウンド、卓越したギター・プレイを堪能できる最新ライブ情報はこちらから!