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- 2024/11/16
Fender / Eric Johnson Signature Stratocaster Thinline
NAMM2018ではスペシャル・ライブも行なったエリック・ジョンソンが自身のニュー・モデルを携えてデジマート・マガジンのカメラの前に登場! 今NAMMで新たに発表されたFender Eric Johnson Signature Stratocaster Thinlineの開発経緯や、スプリング4本掛けのエピソードなどを語ってくれた。
エリック・ジョンソン(以下:EJ) 僕は昔からセミ・ホロー・ボディ・サウンドの大ファンだったんだ。同時に、僕は長年フェンダー・ストラトキャスターを愛用してきて、何かサウンド面でいろんな可能性を試すなら、ストラトキャスターがベストだと思ったんだよね。ストラトキャスター・サウンドをベースに、いろんな製品の特徴や特性を融合していくなら、何がおもしろいだろうと考えた時に最初に思い浮かんだアイディアが“ストラトをセミ・ホローにしてみよう”だった。セミ・ホロー・ボディ特有の、空気感のあるぬくもりが欲しくてね。ストラトのトーンを損なわないレベルでセミ・ホローにすることで空気感が付与されるにはどれくらいの量のボディ材をくり抜けば良いのか、見極めるプロセスが繰り返されたよ。
TF セミ・ホロー化することで、他に気づいた変化はありますか?
EJ 音量を上げて弾くと、通常のストラトよりも厚みのあるサウンドが出ると思ったね。特にブリッジ・ピックアップで顕著だった。このサウンドはすごく気に入っているよ。
TF 先日、下から2本目のトレモロ・スプリングを外している理由を教えてくれましたが、もう一度、そのエピソードを教えていただけますか?
EJ スプリングを5本張っていると、僕のアーム・プレイにはちょっとキツすぎてね。そこでいつも真ん中のスプリングを外すようにしていたんだけど、ある日、たまたま下から2本目のスプリングが外れてしまったんだ。なんでか知らないけど、そうしたら音がすごく良くなった。それ以来、下から2本目のスプリングを外すようにしているんだよ。
TF おもしろい話ですね。最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
EJ 日本でライブをやるのは好きだよ。人はみんな優しいし、エキサイティングでインスピレーショナルな国だよね。
TF 日本であなたの音楽が聴けるのを楽しみにしていますよ。
EJ 僕も日本に行ける日を楽しみにしているよ。ありがとう。