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- 2024/11/16
Fender/Bluetoothワイヤレス・イヤフォン
NAMM Show 2018にて発表されたフェンダーのPureSonic Wirelessイヤフォン2製品について、エレクトロニクス・プロダクト・マネージメント・ディレクターであるクリフ・チェン氏にその実力や、ユーザー対象などについて聞いた。
コンシューマーエレクトロニクス製品のマネージメント・ディレクター、クリフ・チェンです。フェンダー初となるBluetoothワイヤレス・イヤフォン、PureSonic Wireless Earbudsと、PureSonic Premium Wireless Earbudsをご紹介します。
──Bluetoothのイヤフォンを出すにあたって、市場のBTイヤフォンに対してどういうイメージを持っていましたか? 音質面とデザイン面、それぞれお答えください。
Bluetoothテクノロジーは、近年、めまぐるしい進化を遂げました。かつてはBluetooth音声の音質は非常に劣悪でした。しかし今回発表されたPureSonic WirelessイヤフォンはaptXオーディオ・コーデックに対応しており、CD品質の音声が楽しめます。さらにPureSonic Premium Wireless EarbudsではAACオーディオ・コーデックにも対応し、高い接続性と高品質のワイヤレス・オーディオ・ストリーミングを可能にします。
──今回リリースされるモデルは、ハイエンド機なのか普及モデルなのか、市場での位置づけを教えてください。
フェンダーはオーディオ製品の分野で、非常に高音質なプロフェッショナル イン・イヤー・モニター(IEM)シリーズを展開しています。IEMで培った音声再生テクノロジーを、PureSonic Wireless Earbudsと、PureSonic Premium Wireless Earbudsにも生かしました。ハイエンド向けの仕様でありながら、価格を抑えることに成功していますので、多くのお客様にお試しいただければと思います。
──PureSonic Premium Wireless Earbudsは、PureSonic Wireless Earbudsと比べてどんな違いがありますか?
ケーブルの基本仕様は同一で、USB接続でリチャージが可能なバッテリーは、6時間の連続再生を実現し、コントロール部分では通話、音量調節、音楽再生コントロールなどに対応し、横の4つ目のボタンを押すことによって、スマートフォンをアンロックすることなくSiriやGoogleの音声認識機能を立ち上げることが出来ます。ですので、この2つのモデルの大きな異なる点についてはドライバー・サイズとなります。PureSonic Wireless Earbudsは、6mmドライバー、PureSonic Premium Wireless Earbudsは9.25mmドライバーを搭載しています。
──PureSonic Wireless Earbudsのイヤーチップの形状が特殊ですが、これはどんなメリットがあるのでしょうか? 加えてアルミニウムを採用した意図も教えてください。
アルミを採用したのは、加工のしやすさと、より小さなハウジングに仕上げられる素材の柔軟性が理由です。ハウンジングの小型化の成功により、これらの製品は若い人たちや、女性たちにもおすすめしたいと思います。PureSonic Wireless Earbudsのイヤーチップ形状は、フィット感を向上する設計になっています。ジョギングなどの激しい運動でも外れにくく、密閉性も高まります。