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【Fender/NAMM2018】製品スペシャリストに訊くAmerican Original ストラトキャスター

Fender/American Original Stratocaster

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 NAMM Show 2018にて発表されたアメリカン・オリジナル・シリーズ。ここでは、アメリカン・オリジナルのストラトキャスターに焦点を当て、そのプロダクト・スペシャリストであるスティーヴ・ペッパー氏に、同モデルのポイントを聞いた。

American Original '50s Stratocaster(Aztec Gold)

American Original '60s Stratocaster(Candy Apple Red)

◎スティーヴ氏のインタビュー翻訳はコチラ↓↓↓

 American Originalシリーズには50s Stratocasterと60s Stratocasterをラインナップしています。今回は特にアズテック・ゴールド・カラーが目を引く50s Stratocasterをメインに紹介します。50s Stratocaster は50年代ストラトキャスターのメイン・スペックを忠実に再現しながら、プレイヤビリティの面では、より平らなラジアスの指板やビンテージ・トール・フレットなどを装備し、モダンなプレイヤー向けにアップデートされています。

──American Originalはフラットな指板でプレイアビリティを向上させていますが、少し太めのVシェイプ・ネックはどの年のモデルに近いのでしょうか? また、ネックの厚みは音にかなり影響がありますが、どのようなサウンドの特徴がありますか?
 採用しているソフトVネック・シェイプは、1956年末期に登場したもので、気に入っている人も多くいます。適度な厚みによって手に収まる感覚が素晴らしく、指板面に過度な圧力をかけることなくネックを握りしめることができます。

──ネック以外の特徴的な点だと、トーン・コントロールがブリッジ・ピックアップにも作用するように設計されていますが、どのような効果を狙ったのですか?
 3ウェイ・スイッチング仕様だった頃は、トーン・コントロールでハーフ・トーンを再現しようと試みるプレイヤーが多く、このように配線をモディファイする人がたくさんいました。このようなコントロールを追加することで、ブリッジ・ピックアップの用途を広げられたと感じています。

──'50s Stratocasterは、アズテック・ゴールド・カラーもラインナップされています。50年代後半にゴールド・メタリックがありましたが、どう違いますか?
 50年代から60年代にかけて、フェンダーはカラー・オプションを広げる施策を積極的に展開し、さまざまな種類のゴールド・モデルを試作品として製造してきた歴史があります。アズテック・ゴールドはその過程の中で、結果的に定番カラーのひとつとして定着しました。そのような意味で、50年代後半に存在していたゴールド・メタリックは試作過程のカラーだったのに対し、現在提供するアズテック・ゴールドは、定番カラーであると言えます。

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製品情報

Fender / American Original '50s Stratocaster

【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60 http://www.fender.co.jp
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Fender / American Original '60s Stratocaster

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フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60 http://www.fender.co.jp
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