2014年の発売以来、小型／軽量の優れた可搬性と高いコストパフォーマンスで幅広い層に親しまれているフェンダーのベース・アンプ“Rumble”シリーズにニュー・モデルが登場した。

　本機最大の特徴は、世界初のWiFi対応デジタル・ギター・アンプとして大きな反響を呼んだMustang GTの設計をベースにしている点。多種多様なモデリング・データがインストールされており、フェンダー社が長い歴史の中で送り出してきたさまざまなアンプ／キャビネットのサウンドを再現することができる。ディレイやリバーブ、コンプレッサーにイコライザー、エンベロープ・フィルター、オクトボットなど多彩なエフェクトが収録されている点も魅力だ。WiFi機能の搭載によりソフトウェアのアップデートや新しいトーンの取得も簡単に行なえる他、Bluetooth機能を介したオーディオ・ストリーミング、USBオーディオ機能、スマートフォン・アプリとの連携など、現代的なニーズに応えるさまざまな機能を備えているのも嬉しい。

　ニュー・モデルとしてリリースされるのは以下2機種。

RUMBLE STUDIO 40

　出力40Wで10インチ・ウーファーとオン／オフ・スイッチ付きのコンプレッション・ツイーターをひとつずつ備える。

RUMBLE STAGE 800

　800Wの大出力を誇り、10インチ・ウーファーふたつと同じくオン／オフ・スイッチ付きのコンプレッション・ツイーターをひとつ搭載する。

　モデル名が示すとおり、前者はリハーサルやレコーディングに、後者はライブでの用途が想定しているようだ。