フェンダー・カスタムショップは、毎年NAMMの前日に、ディーラー向けにカスタムショップ製品の即売会を開催している。もちろんそこにはディーラーやアーティストしか入ることができないのだが、今年はデジマート・マガジン編集部が初潜入！　トモ藤田によるエスコートとともに、その模様をレポートしていこう。

　その前に、NAMMの開幕にあたり、フェンダーミュージック株式会社社長アジア統轄のエドワード・コールからのオープニング・メッセージを以下よりお届けしたい。

エドワード・コール「日本のフェンダー・ファンの皆さま、こんにちは！　カリフォルニア州アナハイムで開催されている世界で一番大きな楽器ショー、The NAMM Show 2018に来ています。フェンダーは今年のNAMM Showでも、エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、アンプ、ベース、コンシューマー・エレクトロニクス製品、コンパクト・ペダルなど、たくさんのエキサイティングな新製品を発表します。これらを日本の市場で発表できるのを、私自身とても楽しみにしています。ここからはバトンタッチして、トモ藤田さんにブースの模様や、製品を紹介してもらいましょう。それではみなさん、アナハイムへようこそ！　NAMMへようこそ！」

　2018年は、フェンダーのアーティスト・モデルがリリースされて、ちょうど30周年を迎えた。その記念として、今回のNAMM2018で、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、そしてスティーヴィー・レイ・ヴォーンと、その兄であるジミー・ヴォーンのヴォーン兄弟のシグネチャーがリリースされることが発表された。しかも、なんと同パーティにジミー・ヴォーン本人が来訪！　ブース内に設けられたステージに登壇し、自身のこだわりのシグネチャーを誇るように披露してくれた。さらに、同会場には故レオ・フェンダーの妻である、フィリス・フェンダーの姿も！　彼女を知るフェンダー・ファンたちが絶えず声をかけていたが、終始笑顔で陽気なトークを繰り広げ、ファンたちを非常に楽しませてくれていた。