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  • 初心者のためのDAW選び! 音楽制作&PAツール購入ガイド2018

Section 3 マイク&モニター機器を使う理由

マイク

“マイクやモニター機器を使えば高音質で作業できるのは分かったけど、どんな製品を選べばいいの?”と言う人も居るでしょう。そんなアナタに向けて、マイクとモニター・スピーカー/ヘッドフォンの基礎知識を紹介。製品紹介と併せて、購入の指針にしていただければ幸いです。

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Section 3 マイク&モニター機器を使う理由


① マイク

 歌や楽器の録音に必要なマイク。近ごろはパソコンの内蔵マイクを使う人も見られますが、録り音の音質や汎用性を考えると、マイク+オーディオI/Oで作業するのがお勧めです。マイクは構造によっていろいろな種類があるものの、近年よく使われているのは“ムービング・コイル型のダイナミック・マイク”と“コンデンサー・マイク”。前者はシンプルに“ダイナミック・マイク”と呼ばれることが多く、別途電源などを必要としません。中域(中音域)のしっかりとした音質で、大きな音が入ってもひずみにくい(割れにくい)ため、歌からギター・アンプ、打楽器、管楽器まで幅広いソースに使えます。コンデンサー・マイクは、収音の要である“ダイアフラム”というパーツに電圧をかけると動作。使用の際は、オーディオI/Oのファンタム電源(48V)をオンにしましょう。音質は低域〜高域をフラットに収める方向で、声や生楽器の音をリアルにとらえます。壁などからの不要な反射音を軽減する“リフレクション・フィルター”や、ノイズの原因になる強い息をカットするための“ポップ・ガード”を併用し、より質の高い音をゲットしましょう!

② モニター・スピーカー

 楽器の音やミックスを脚色せずに再生する音楽制作用のスピーカー。低域を鳴らすスピーカー・ユニットである“ウーファー”と高域用の“ツィーター”の2つを備えたものが2ウェイ(イラスト)、中域用のスコーカーを加えたものは3ウェイと呼ばれます。“●インチ”というサイズはウーファーの口径(直径)を表しており、1インチ=2.54cmなので、例えば5インチだと12.7cmとなります。これにエンクロージャー(ボディ)の幅も加わるため、設置スペースを考えて選びたいところですね。従来は、スピーカーを鳴らすためのパワー・アンプを別途必要とする“パッシブ・スピーカー”が主流でしたが、昨今はアンプ内蔵の“アクティブ・スピーカー”(パワード・モニター)が続々登場。スピーカー・ユニット、エンクロージャー、アンプといった構成要素のマッチングが図られている上、単体で鳴らせるため使いやすいでしょう。

③ モニター・ヘッドフォン

 楽器の音やミックスを色付けせずに再生する音楽制作用のヘッドフォン。レコーディングに用いると演奏のニュアンスなどがとらえやすく、ミックスではエフェクトによる微細な音色変化や全体のバランスが見えやすくなります。ヘッドフォンと言えばDJ用や音楽鑑賞用のモデルもありますが、いずれもリズム隊が強く聴こえるようチューニングされていたりするので、音楽制作にはモニター・ヘッドフォンを使うのがお勧め。ハウジングでドライバー(発音部)をフタした“密閉型”と、ハウジングに穴を設けた“オープン型”の2種類が代表的で、密閉型は力強く明りょうなサウンド、オープン型はスピーカーのように空気感のある音質を特徴としています。

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