AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
MIDI機器
マウスだけで作業すると肩が凝る……という人も居るでしょう。そこで、DAWなどを操作しやすくするためのMIDIコントローラーをタイプ別に紹介。最近は、別途ドライバーを必要としない“プラグ&プレイ”の機種が増えています。
① キーボード・タイプ
鍵盤をメインとするタイプで、メロディの演奏や打ち込みがやりやすくなります。MIDIキーボードやMIDI鍵盤、キーボード・コントローラーなどと呼ばれ、小さなモデルなら25鍵、大きな機種になるとグランド・ピアノと同じ88鍵のものまでバラエティ豊か。USB端子を搭載したハードウェア・シンセにも、このタイプとして使える製品があります。
② パッド搭載型
大型のパッドをメインとするタイプ。パッドは、鍵盤などよりも押し込んでからの戻りが速く、押し心地が柔らかいため、ドラムやパーカッションの演奏/打ち込みに便利。また、声ネタやスタブ(短くてアタッキーなシンセ音)の再生なども直感的に行えるでしょう。近ごろは音階演奏しやすいよう設計された機種もあり、リードやベースなどの入力にも有用。制作だけでなく、ライブ・パフォーマンスにもよく使われます。
③ フェーダー搭載型
フェーダー主体のタイプで、DAWのミキサー画面をハードウェアのミキサーのように操作できます。ボリューム・オートメーション(チャンネルの音量を自動的に上げ下げできるDAWの機能)の設定なども、本体上のフェーダーを動かせば直感的かつスピーディに行えるため、イメージをすぐに具現化することが可能。パンやソロ/ミュート、トランスポートなどを制御できる機種もあります。
④ ハイブリッド型
キーボード・タイプ、パッド搭載型、フェーダー搭載型などの各種コントローラーを組み合わせたタイプ。機種によって装備はまちまちで、メロディとドラム・パターンの両方の入力に使いやすいキーボード+パッドのモデルから、鍵盤やパッド、フェーダー、ツマミなどをフル装備した“全部入り”機種まで多彩。最近は特定のDAWのコントロールに特化したものもあります。