AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
Pioneer DJ / XDJ-RX2
Pioneer DJ XDJ-RX2はUSBメモリーなどに保存された楽曲データを読み込んで使用するDJプレーヤー/DJミキサーの一体型システム。ビギナーにも手が届きやすい価格帯ながら、RX2では操作系がリファインされ、同社のプロ・ライン機材により近づいた仕上がりとなった。今回は「ULTRA JAPAN」「Boiler Room」など数々のステージでオーディエンスをロックしてきたHyperJuiceのharaに、XDJ-RX2を使ったDJプレイを依頼。その実力を計ってもらった。
2018年4月27日(金)より、対象店舗にてXDJ-RX2をご購入の方に「Pioneer DJオリジナル・クリスタルUSBメモリー(16GB)」を50台限定でプレゼントします! 詳細はこのページの最後でご確認ください。
XDJ-RX2は、DJプレーヤー×2とDJミキサーが一体化したインターフェース。ただし本体にCD用のスロットは用意されておらず、USB端子経由で楽曲ファイルを読み込んでプレイする。また同社の楽曲管理ソフトウェアrekordbox(無償:Mac/Windows)で作成したプレイリストや楽曲解析にも対応している。
本体中央上部には7インチの大型ディスプレイを搭載し、楽曲のブラウジング/選曲や、波形の表示ができる。コンピューターを接続することなく、スタンドアローンでのDJプレイが可能だ*。ミキサー部は、同社のDJミキサーDJM-900NXS2と同等のEQ/チャンネル・フェーダー特性となり、質の高いミキシングを実現する。さらに、おなじみの「SOUND COLOR FX」「BEAT FX」というキャラクターの異なる2種類のエフェクトを搭載し、再生音にさまざまな変化を加えることが可能。この2つのエフェクトは併用することもできる。
プレーヤーの下部には8つのマルチカラーPERFORMANCE PADを搭載。HOT CUE(楽曲の任意のポイントを瞬時に頭出しできる機能)やBEAT LOOP、SLIP LOOP、BEAT JUMPなどのパフォーマンスを可能にする。このHOT CUEは、先述したrekordboxであらかじめ8個所まで設定することもできる。
入出力には2系統のマイク入力(XLR/フォーン・コンボ)やライン/フォノ入力(RCAピン)も装備し、ホームユースだけでなく店舗の据え置き用としての拡張性も確保。メインのアウトプットはXLRバランス端子が採用されているところにも、音質にこだわるPioneer DJの姿勢が見て取れる。
[この商品をデジマートで探す]
*USB端子にはiOS/Androidスマートフォンやrekordboxをインストールしたコンピューターをつないで、ストレージ内の楽曲をプレイ可能。またXDJ-
XDJ-RX2はCDJ-2000NXS2やDJM-900NXS2と同じ感覚でプレイできます
DJを始めた当初からCDJを操り、普段のステージでもCDJ-2000NXS2+DJM-900NXS2を使用するなど「Pioneer DJの機材とともに育ってきました」と語るhara。現場感あふれるアグレッシブなパフォーマンスの後に、XDJ-RX2やrekordboxの使用感、DJに対する姿勢などについて聞いた。
普段はデータで曲を購入することが多いので、MacBook Proにrekordboxをインストールして曲ライブラリーの管理をしています。rekordboxは直感的なレイアウトと動作が軽いところが気に入っています。日常的に音楽を聴く際もrekordboxを使っているので、その延長線上で曲管理や選曲を行なえるのがいいですね。
作成したプレイリストはUSBメモリーやハード・ディスクにコピーして持ち出し、現場でCDJに読み込んでプレイしています。今回もXDJ-RX2にUSBメモリーを挿して、そこから楽曲を読み込みました。XDJ-RX2のディスプレイは大型で表示もクッキリしているので、曲のブラウジングがやりやすいです。
僕は前モデルのXDJ-RXも触ったことがあるのですが、バージョン2になって、操作子のレイアウトがよりCDJやDJMに近くなりました。僕たちは普段、CDJ-2000NXS2やDJM-900NXS2など“プロ仕様”の機材でステージでのDJプレイを行なっていますが、XDJ-RX2はそれらの操作と比べても違和感が無い。そうした機材を、例えば自宅に置いておけるのはいいと思いました。そうすれば、XDJ-RX2で仕込んだルーティンをそのままステージで再現できますから。XDJ-RX2に慣れていれば、大抵のPioneer DJ製DJプレーヤーやDJミキサーは使いこなせると思います。
今回の動画では、僕が普段聴いたりプレイしている音楽をそのまま使いました。DJとは言え、曲をただ流すだけでなく、エフェクトやループで自分なりにアレンジできるのがPioneer DJ製品のアドバンテージだと思うので、僕なりのアレンジを加えています。
エフェクトはDJM-900NXS2と全く同じ感覚で使えました。僕はBEAT FXでは“ECHO”を使う機会が多く、一方のSOUND COLOR FXは“FILTER”がメインです。短いエフェクトはノブの操作性がいいSOUND COLOR FXで直感的に操作し、じっくり音色を変えたい場合はBEAT FXという役割分担です。
HOT CUEはまず頭出し用に必ず1つ打つようにしています。ほかにも、今回の2曲目における“Baby”という女性の声ネタなど、特徴的なフレーズや言葉の頭に打って、連打やループでアレンジするのに活用しています。このHOT CUEはrekordboxであらかじめ仕込んでおけるのが便利です。また、前モデルにはPERFORMANCE PADが4つしかないことを考えると、パッドを8つ備えたXDJ-RX2では、さらに幅広いプレイができそうに感じました。
ミキシングの際は、左右のプレーヤーで再生する2曲を組み合わせて新しい曲に聴こえるよう、ロング・ミックスを心がけています。ミックス中はEQで細かく調整したりフェーダーを大胆に動かして、お客さんが飽きずに踊れるよう意識しています。さらに先述したエフェクトやパッドを使ったループなどを組み合わせて、プレイにフィジカルな要素を盛り込みます。
XDJ-RX2のディスプレイには左右のプレーヤーの曲が上下2段で表示されるので、ビートのズレなどが視覚的に確認できますし、曲のブレイクなども把握しやすいです。コンピューターの画面が無くても、十分にDJプレイに必要な情報が得られます。
XDJ-RX2には“MASTER REC”という機能があり、USBメモリーなどに、XDJ-RX2で行なったDJプレイをそのまま録音可能です。DJがうまくなるために、自分のプレイを録って聴き返すのはとても効果的。僕も自宅でDJプレイを録る機会は多いので、この機能はかなり嬉しいです。XDJ-RX2にはキーボード機能も搭載しており、録音したファイルに本体だけで名前を付けられるのも便利です。
XDJ-RX2はビギナーからプロまで薦められる製品です
XDJ-RX2はスタンドアローンなので、コンピューターをつながなくても直感的に操作できます。USBメモリーを挿せば曲をプレイできるので、最初はシンプルにXDJ-RX2で好きな音楽をかけてみるといいと思います。そこからエフェクトやループを触ると音の変化を実感できるので、いろいろなアイディアが湧いてくるのではないでしょうか。DJに興味があったり、DJスキルを向上させたい人にはピッタリ。身近にこういう機材を置いておくと、自然とDJがうまくなると思います。
また、XDJ-RX2は僕らのようにDJをメインに活動しているプロフェッショナルにも、自宅用のシステムとして薦められます。操作感が普段ステージで使っているCDJやDJMと変わらないので、スキルの向上や新しい音楽アイディアの発見、DJプレイの仕込みなどにとても役立ちます。もちろん、音質的にも優れたXDJ-RX2をそのままステージで使うのもアリだと思います。
僕はDJを行なう際、オーディエンスが“ノれる、踊れる”ことを大前提にしています。選曲時はDJブースから見える景色を思い浮かべていますし、人が集まるパーティは“生き物”だと思っています。DJは、オーディエンスが目の前にいてこそ成立する仕事。ブースで自分の思考や感情をプレイとして表現し、それが目の前の人に伝わっていることが分かったときは、大きなやりがいを感じます。お客さんには楽しんで帰ってほしいですし、クラブ・ミュージックで感動できることを伝えられれば最高ですね。XDJ-RX2は、そんな瞬間を迎えるための入口として、最適な1台だと思います。
2018年4月27日(金)より、対象店舗にてXDJ-RX2をご購入の方にrekordbox / rekordbox djのオリジナル・マニュアルが入った「Pioneer DJオリジナル・クリスタルUSBメモリー(16GB)」をプレゼントいたします。全国50台限定、なくなり次第キャンペーン終了となるためお早めにお求めください!
■キャンペーン詳細:
下記対象店舗でPioneer DJ XDJ-RX2を購入いただいた際に販売店様からお受け取りください。「Pioneer DJオリジナル・クリスタルUSBメモリー(16GB)」の中にはXDJ-RX2使用時に重宝する「rekordbox Export mode Manual」と「rekordbox dj Performance mode Manual」のPDFマニュアルが保存されています。是非この機会にXDJ-RX2を購入してrekordbox djを使い倒してください!
※本キャンペーンは賞品が予定数に達し次第終了となります。あらかじめご了承ください。
■キャンペーン対象店舗で購入(リンクから商品一覧・購入ページへ):
・池部楽器 PowerDJ’s渋谷店
・池部楽器 PowerDJ’s池袋店
・池部楽器 リボレ秋葉原店
・OTAI RECORD
・Mikigakki DJ’s+
・島村楽器 三ノ宮店
・島村楽器 梅田店
・島村楽器 金沢店
・島村楽器 綾川店
・島村楽器 新宿PEPE店
・島村楽器 札幌パルコ店
・島村楽器 川崎ラゾーナ店
・島村楽器 仙台イービーンズ店
価格:¥183,333 (税別)
hara (HyperJuice)
1991年生まれ。2000年代中期のアンダーグラウンドに影響を受け2007年からDJとして活動を開始。レコードショップのクラブバイヤーを経て、2013年に盟友fazerockとサウンドチーム「HyperJuice」を結成。都内を中心に全国各地のクラブでプレイし、「ULTRA JAPAN」「Outlook Festival Japan」「Electric Zoo」等の大型フェスに出演。海外アーティストのサポートアクトを多数行ない、ButterzのElijah & Skilliamがプロデュースする「Boiler Room Tokyo JP Grime All-Stars」でもプレイした。UKグライムシーンの雄・Stormzyから初来日の際にライブDJに指名され「adidas Originals by NIGO」のプロモーションムービーに参加。現在はPioneer DJのオフィシャルプレイヤーとしてDJソフトウェア「rekordbox™」に携わり、クラブミュージック専門ラジオ局「block.fm」でレギュラー番組「HYPE ME RADIO」のパーソナリティーを担当。東京の次世代を牽引するDJの1人。