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- 2024/11/16
ヤマハ / mysound
あこがれのミュージシャンと共演したい! そんな願いを実現する、“アーティストと動画でコラボ! ~バーチャルセッションコンテスト~”が開催される。コラボ・アーティスト兼審査員を務めるのは、CASIOPEA 3rdを始めフュージョン界で活躍する野呂一生だ。ここに紹介する詳細を読み込んで、ぜひチャレンジしてみてほしい!
※コンテストの応募は2018年2月13日で終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました!
それに伴いまして、YouTube動画、コンテスト音源、楽譜も配信停止となります。
ご了承ください。
まずはコンテストの概要を紹介していこう。動画上のセッション形式でのコンテストという、これまでになかった形態に要注目!
※コンテストへの応募には、mysound月額コースへの入会が必要となる。応募締切は2018年2月13日(火)まで(ユーザー投票は2月28日まで実施)。結果発表は3月14日(水)に公式HPで公開される。
“あこがれのアーティストといつか共演してみたい”という思いは、ギタリストならば誰しも一度は抱くものだろう。しかし、そんなチャンスにはなかなかめぐり会えないというのが現実。やはりプロの壁は高いのだ。そんな中、“アーティストと動画でコラボ! ~バーチャルセッションコンテスト~”の開催は朗報と言えるだろう。
本コンテストは、コラボレーション・アーティスト/審査員にフュージョン界の大御所、野呂一生(CASIOPEA 3rd)を迎えて行なわれる。課題曲はCASIOPEA 3rdのライブ定番曲にもなっている「DAYS OF FUTURE」(『TA・MA・TE・BOX』収録)で、コンテスト用に編曲された指定のフレーズを参加者が演奏する形だ。ポイントは、コンテスト音源が野呂と参加者のかけ合い形式になっているということで、まるで野呂一生との“疑似セッション”をくり広げることができるというわけである。
純粋にセッションを楽しむのももちろん良いが、やはりコンテストということで入賞を狙っていきたいもの。YouTubeへの投稿でエントリーを行なうため、ライバルたちの動画からも学びつつ、ベストなテイクを収録して豪華賞品を狙っていこう!
各賞に入選した参加者には豪華景品が贈られる! “イイネ!最多賞”まで用意されているのがウェブ上のコンテストならではだ。
ロンドンから生まれたバイクのカスタマイズ・スタイル、“カフェレーサー”から着想を得た、レトロなデザインが目を惹くYAMAHAのエレキ・ギター、REVSTARシリーズ。本器はその中のRS320というモデルだ。独自に開発されたセラミック・ピックアップを搭載し、ハイゲインかつ抜けの良いトーンが特長。細めのネック・シェイプを採用し演奏性も良好だ。
高いサウンド・クオリティを保ったまま自由なパフォーマンスを実現するLINE 6のワイヤレス・システム。本機はギター本来のトーンに忠実なサウンドと、レイテンシーを最小にとどめたストレス・フリーなRelay G70。単三電池での使用が可能な点や、複雑なシステムにも対応できる入出力端子を備えているところも見逃せない。
CASIOPEA、CASIOPEA 3rd、ISSEI NORO INSPIRITSから20曲をセレクトしたギター・スコア! スコアのみならず、ライブ写真を始め、野呂氏の使用ギターやエフェクターといった愛用機材、これまでの歴史を振り返ることのできるディスコグラフィも掲載している。なお、本スコアはヤマハミュージックメディアHPでも購入可能。
個人練習、友人とのセッション、またiOSデバイスを使った録音などにも活用できる、手のひらサイズのミキシング・ヘッドホン・アンプ。このSC-01はモノラル入力端子を搭載しており、ギター/ベースでの使用に適している。ヘッドホンと楽器をつなぐだけでライン出力された音を聴くことができるほか、SessionCakeを複数台つないで友人とセッションしたり、iPhoneやiPadを経由してアプリと連携することも可能だ。
❶ 野呂一生からの演奏アドバイス
❷ 演奏動画を合成し、野呂一生との疑似セッション動画を公開!
❸ サインと入賞者の名前を入れた原寸大の直筆楽譜
コンテストに参加する心構えや審査ポイントについて、 野呂一生本人にアドバイスを聞いた。
──過去にこういったコンテストを開催したことはありますか?
初めてですね。バンド・クリニックやセミナーをしたりっていうのはこれまでもあったんですが、こういった形は初めてで。
──野呂さん自身、こういったギタリスト・コンテストに出場された経験は?
ギタリストだけのコンテストは出たことないかな? でも、アマチュアの頃はいろんなバンド・コンテストに出ていましたよ。
──コンテストというと、やはり実力を披露しようと気合が入る側面もありますよね。
そうですね、やっぱり自分の存在を知ってもらうためには良い機会だと思いますよね。僕自身も、当時CASIOPEAのようなインストのバンドってあまりほかにいなかったので、YAMAHAが開催していたEastWestのようなコンテストに出ることで市民権を得てきたところもありましたよ。
──今回、参加者は譜面のとおり弾くのですね?
そうですね。ただ、譜面に書かれたフレットとは別のポジションで弾いたりとか、そういうことは考えられますよね。そのこなし方がキレイな人とか、そういう基準でも聴いてみたいなと思っていますよ。
──審査するうえでどういう点を評価しますか?
まずミュートやビブラート、チョーキング。そういった基礎的な部分をうまくこなせている人ですね。あとはリズム。こういう勢いのあるインストをワーッと弾こうと思うとハシりやすいので、そこも対象になってくると思います。
──音作りやレコーディングの方法もポイントになってくると思いますが、野呂さんの機材はどんなものですか?
LINE 6 HELIXですね。今はこれ1台だけでやっているんです。
──シミュレーター類は昔から存在したと思いますが、近年のものは本当に質が良いですよね。
音も良いし、時代とともにどんどん小型化されてきたっていうのが実感ですよね。にもかかわらず、可能性はどんどん増えていって。昔はラックを組んでMIDIでコントロールしていましたけど、エフェクターやプリアンプが多いほどシールドで結線する場所が増えちゃうんですよ。そうすると音も劣化するし、トラブルの対応も大変ですよね。それが1台で完結するので、劣化やノイズも本当に少ないんです。
──今回の参加者もそういった機材で録音するケースがほとんどだと思いますが、セッティングのコツは?
多機能なんですが、その中でも使う機能はシンプルに絞ったほうがダイレクトな感じになると思うんですよね。シミュレーションが多くなるほど、音の遅れがだんだん出てくるんですよ。それは気をつけたほうがいいかなと思いますね。
──音作りっていうのも審査のポイントになってくるのかなと。
まさにそうだと思います。あまりにもエフェクトが多すぎたりとかね。極論ですけどミニ・エフェクター1個だけで良い音を出す人だっていると思うし、それはエントリーが楽しみなところですよ。
──ちょうどギター・マガジンが発売される12/13(水)が応募開始となっていますが、今から楽しみですね。
そうですね。こういうのをきっかけに、またインストのギターが再評価されたりしたらうれしいですけどね。参加者のみなさんには、とにかく楽しんでほしいなと思います。今回は動画もありますから、そういう楽しんだ気持ちっていうのも審査対象のひとつになってくると思いますよ。
最後に、エントリーから審査発表までの流れを簡単にまとめた。締切をオーバーしないように注意!
※コンテストの応募は2018年2月13日で終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました!
それに伴いまして、YouTube動画、コンテスト音源、楽譜も配信停止となります。
ご了承ください。
コンテスト用音源は音楽ダウンロード・配信サイトのmysoundでDLできる。まずは曲を聴き、演奏へのイメージを膨らませよう。
楽譜は8万点以上もの譜面点数を誇るDLサイト、ぷりんと楽譜から入手。野呂直筆の楽譜をもとにして作られているため、大いに参考になるはず。
音源と譜面を手に入れ“いざ録音!”……の前に、YouTubeにアップされた野呂本人の撮り下ろし動画を要チェック! 細やかなニュアンスを感じ取ろう。
さて、それではいざ演奏! “弾いてみた動画”を作ろう。音作りにも気を配りつつ、自分のベストな演奏を収録できるように気合を入れるべし!
エントリーはYouTubeへの動画投稿で行なう。エントリー期間は2017年12月13日(水)~2018年2月13日(火)の2ヵ月間だ。
エントリー締め切りのあと、およそ1ヵ月かけて厳正な審査が行なわれ、3月14日(水)に結果が発表される。
[公式HPはこちらから!]
本記事はリットーミュージック刊『ギター・マガジン2018年1月号』の特集「野呂一生(CASIOPEA 3rd)と動画でコラボ、バーチャルセッションコンテスト開催!」を転載しています。
価格:¥46,000 (税別)
価格:オープン
価格:オープン
野呂一生
のろ・いっせい。1957年1月1日生まれ。東京都出身。日本を代表するフュージョン・バンド、CASIOPEA、CASIOPEA 3rd、ISSEI NORO INSPIRITSのギタリスト/リーダーであり、大半の作曲を担当。さまざまなジャンルの音楽を飲み込んだスケールの大きいギター・アプローチを得意とする。これまでにソロ・アルバムを5枚リリースしているほか、他アーティストへの楽曲提供やスタジオ・ワーク、さらには東京音楽大学の客員教授も務めるなど、多方面で活躍中。