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【dubreq/Stylophone GEN X-1】金属鍵盤をスタイラスで演奏するスタイロフォンの進化形

dubreq / Stylophone GEN X-1

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スタイロフォンとは?

 付属のスタイラス・ペンを使って鍵盤の形に仕切られた金属プレートに触れて演奏する電子楽器、“スタイロフォン”をご存じでしょうか? スピーカーを内蔵した電池駆動のアナログ・シンセサイザーで、1970年頃に発売されてました。スタイラス・ペンを金属プレートにスライドさせながら演奏すると、音階の境目で“独特な音切れ”を生じ、キーボードでのグリッサンド奏法とは違った個性的なサウンドが得られるのが特長です。デヴィッド・ボウイの楽曲“スペイス・オディティ”やクラフトワークのライブ・パフォーマンスなど、有名なアーティストもレコーディングやライブで使用しています。

▲ Kraftwerkの1981年のライブよりPocket Calculatorのパフォーマンス。左から2人目のカール・バルトスがスタイロフォンを演奏しているのがわかる

▲ Brett Domino氏によるクラフトワーク“モデル”のカバー。演奏するときはスタイラスを滑らせるように音階を移動させるとスタイロフォンらしさを演出できる

 スタイロフォンは、2007年ごろRE:CREATION Stylophone S1として復刻。これ以降、さまざまなメーカーから“ガジェット系”と呼ばれる小型電子楽器が発売され、現在もそのムーブメントが続いています。

Stylophone GEN X-1がついに日本発売!

 そんなガジェット系楽器の元祖と呼ぶにふさわしいスタイロフォンの新製品、 Stylophone GEN X-1が今年1月のThe 2017NAMM Showで発表。ようやく日本発売される運びとなりました!

▲ dubreq Stylophone GEN X-1トップ

 従来のスタイロフォンらしいサウンドはそのまま継承しながらも、エンベロープとフィルター、PWM(パルス・ウィズ・モジュレーション)といった音色エディットに必要なセクションとディレイ・エフェクトを搭載。さらにリボン・コントローラーが追加され、音階にとらわれない自由なスケールで演奏できるようになりました。また、付属のスタイラス・ペンだけでなく、指を使った演奏も可能。本格的なアナログ・シンセサイザーとして進化しました。

主な特長

  • リボン・コントローラーが追加され、音程を滑らかにつなぐ演奏が可能
  • スタイラス・ペンだけでなく、指を使った演奏も可能
  • エンベロープ(アタック&ディケイ、ピッチ)、LFO(矩形波&三角波、レイト、デプス)、フィルター(カットオフ周波数、レゾナンス)が追加
  • ディレイ・エフェクト(ディレイタイム、フィードバック、レベル)を搭載
  • -1または-2オクターブのサブ・オークターブ・ボタン
  • パルス幅変調用のXボタンが搭載
  • AUX入力からの外部音源は、フィルターやディレイなどにも適応し、同時に演奏が可能

 これされあれば、音楽制作からライブパフォーマンスまで、エフェクティブなシンセ・サウンドを手軽に取り入れることができるでしょう。

 2017年11月中旬発売、想定売価は10,000円(税別)の予定です。

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製品情報

dubreq / Stylophone GEN X-1

価格:¥10,000 (税別)

【発売日】
2017年11月中旬
【スペック】
●バッテリー駆動(単三電池×4本)●本体サイズ: W 190mm × D 130mm × H 45mm●本体重量: 245g
【問い合わせ】
株式会社アンブレラカンパニー
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RE:CREATION / Stylophone S1

価格:オープン

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