11月下旬にYAMAHAから発売される「HPH-W300」は快適なワイヤレス・リスニングを楽しむために開発されたヘッドフォン。すでに評価の高いモニター・ヘッドフォン「HPH-MT120」で培った原音忠実再生のコンセプトはそのままに、ワイヤレス環境での使用も視野に入れ、リスニング用に昇華させたモデルだ。人間の頭部や耳の形に合わせたパーツ・デザインや美しい機構動作の恩恵でストレスなく音楽を楽しむことができる。

頭部や耳の形に合わせたパーツ形状。イヤーパッドには低反発クッションを採用している

耳の角度に合わせて稼働軸を15°傾けたハウジング部のスイベル機構

　サウンド面では、ハイレゾ再生対応（※）の40mmドライバーを収める部分をデュアルチャンバー構造にし、音響スペースを完全に独立させることで左右の音質をフラットにしたほか、イヤーパッドなどサウンドに影響を与えるパーツを見直すといった、電気的なイコライジングに頼らない徹底したアコースティック・チューニングで、ナチュラルな高音質サウンドを実現している。（※）有線時にハイレゾ再生に対応
　さらに、右側のハウジングにはタッチセンサー・コントロールを備え、指先でスワイプやタップなどをするだけで、再生・一時停止・スキップ、音量調整などの基本操作や、スマートフォンの通話操作が行なえる。Bluetoothは音質的に優れたaptX™に対応、使用環境により異なるが、約3時間の充電で約24時間の連続音楽再生が可能だ。

ドライバーを収める音響スペースを完全に独立させ、左右の音の質感を均等化したデュアルチャンバー構造

右側のハウジングにはタッチセンサー・コントロールを備え、再生や停止などの操作が行なえる

フィット感に優れたBluetoothイヤフォン「EPH-W53」

　また、12月上旬に発売されるハイレゾ対応のBluetoothイヤフォン「EPH-W53」は独自開発のスタビライザーによるスムースな装着感が特徴のモデルだ。鼓膜近くにステイ可能な小型の6.4mmドライバーにより音の濁りの原因になる外耳道内での不要な音の反射を抑え、心地良く音楽を楽しむことができる。さらに左右それぞれのハウジングにバッテリーを搭載し、使用環境にもよるが、約2時間の充電で約7時間の連続音楽再生を可能にしている。

独自開発のスタビライザーを装備し快適な装着感を実現した「EPH-W53」

左右それぞれにバッテリーを搭載したハウジングを採用している