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- 2024/11/16
テラダ・ミュージック・スコア / GVIDO DMS-W1
山野楽器が、テラダ・ミュージック・スコアと提携。テラダ・ミュージック・スコアが開発し、VAIOが設計・製造した世界初の2画面電子ペーパー楽譜専用端末「GVIDO(グイド)」。2017年秋の発売以降、専用ダウンロード楽譜の数も充実してきたいま、改めて製品について詳しく紹介していこう。ちなみに「GVIDO」というネーミングの由来は、11世紀初頭に五線譜の礎を考案したとされるGuido d’Arezzo(グイード・ダレッツォ)氏へ敬意を表して、とのこと。
操作性や軽さなど、高い完成度を持つ楽譜専用端末「GVIDO」は、プレイヤーの演奏スタイルを大きく変えるほどのインパクトが期待できる画期的な製品と言える。ハードそのものの魅力に加え、楽譜配信サイトでの楽譜数も日々増えており、さまざまな音楽ジャンルの楽譜が入手可能になっている。現在はGVIDOオンラインストアでの販売に加え、銀座山野楽器の本店6Fピアノフロア、仙台店3Fピアノフロア、ロックイン難波、そして西宮ガーデンズ店でも実機を展示しており、体験やその場での購入も可能だ。
GVIDOサービス全体としては、電子楽譜の管理に加えて、複数書き込みやブックマークなどを保存して登録メンバーと共有できる“My Library”と、さまざまな出版社からGVIDO端末用に最適化された電子楽譜や、専用端末、純正アクセサリーの販売を行う“GVIDOストア”で構成。GVIDO端末「DMS-W1」は、見開きA3判サイズという大型2画面表示により、紙の楽譜とほぼ同じサイズで、反射にも強く、強い照明や明るい屋外でも見やすい画面を実現している。さらに、筐体はカーボンファイバーで、フラット・ヒンジにより厚さ6mm、重さ約660gの薄型軽量化を実現。譜面台からの落下などに対しても強い耐久性を持つ。また、屋外で使用しても強風で譜面がめくれることはない。そしてページをめくる際に音が出ることもないため、レコーディングにも最適だ。3時間の充電で3日間使用できる(※1分ごとに100ページをめくった場合)という点も心強い。楽譜のめくり方は、端末のタッチスイッチを使用。タッチスイッチは3か所あり、割り当てを変更することもできる。ページ進行をカスタム設定(演奏に合わせて/繰り返し/スキップ、など)したり、次のページを先行して表示する先読み設定も可能。楽譜への書き込みに関しては、付属のスタイラスペンによって2画面に書き込みと消去ができる。書き込みは最大100レイヤーで保存可能で、GVIDOサービスを介して共有もできる。さらに、ペンは太さや濃さも変えることが可能で、白ペンにより修正も可能(ペンの消しゴム機能によりMENUを呼び出さなくても直接消去できる)。
楽譜の取り込み方法に関しては、PDF形式の電子楽譜を端末に取り込むことが可能。GVIDOストアで購入した電子楽譜は、GVIDOサービス経由で端末に追加できる。個人で作成した電子楽譜は、USBもしくはGVIDOサービス経由で端末に送ることができる。楽譜の管理については、内部ストレージに4,000ファイル(1ファイルを1MBとして換算した場合)の楽譜が保管可能。microSDカードを使ってストレージを増やすこともできる。そして、楽譜の管理はセットリストにて行なう。練習や演奏会に合わせてセットリストを作成、編集が可能だ。また、セットリストはGVIDOサービスの“My Library”で作成して送ることもできる。
アクセサリーとして、GVIDOフットスイッチ「DMS-FS1」、GVIDO牛革カバー「DMS-L1」、GVIDOスタイラスペン「DMS-SP1」も端末と同時発売。「DMS-FS1」は、有線(USB)または無線(Bluetooth)で端末と接続し、ページをめくることができる専用フットスイッチ。ファンクション・スイッチでセットリストを呼び出したり、PCアプリケーションを使ってスイッチの設定やタイミングなどを変えることもできる。スイッチ部にはアルミニウムを採用し、操作感と耐久性にも優れている。「DMS-L1」は、ハンドメイドで丁寧に作られた高品質な牛革カバー(ソメスサドル製)。本体の保護はもちろん、ピアノなどの楽器も保護。軽量で、本体と合わせても重さ約1kgを実現している。カラーバリエーションは、ネイビー/レッド/ライト・ブラウンの3色。そして前述のスタイラスペンは、芯に楽譜への書き込みがしやすい材料を使用し、替え芯も同梱。端末に付属されているが、追加購入も可能となっている。
価格:¥180,000 (税別)
価格:¥30,000 (税別)
価格:¥30,000 (税別)
価格:¥5,000 (税別)