BOSSより、アコースティック・ギターやウクレレなどの生楽器を楽しむミュージシャンのために開発された、新しいタイプのリズムマシンが登場した。

　「DR-01S　Rhythm Partner」は、パーカッションの種類やリズム・バリエーションの選択、音量やテンポを調整するだけというシンプルな操作でセッションが楽しめる。リズム・パターンをプログラミングする手間は不要で、曲のイメージや気分に合わせて、ボンゴやコンガ、タンバリン、シェイカー、ドラム・セットなど合計18種類のリズム楽器から選択し、各楽器に対応するボタンを押してサウンドを重ねていくだけ。カウントのオン／オフも、複雑な設定をする必要もなく、ボタンひとつでインサート可能だ。収録されているリズム・パターンは汎用性が高くジャンルを選ばないため、アコースティック・ギターやボーカル、ウクレレなど、さまざまなアコースティック楽器とのセッションに最適なものとなっている。そして、最大7つのパーカッション楽器を重ねることが可能で、それぞれの音量を調整したものを“フェイバリット”として最大50種類まで保存できる。そのサウンドは、BOSS／Rolandのリズムマシンやパーカッション音源にも収録されているハイクオリティなもので、数々のパーカッショニストによる活き活きとしたグルーブも忠実に再現。10cmのカスタム・スピーカーとキャビネット構造の採用も、その高品質なサウンドに大きく寄与していると言えるだろう。なお、出力は7Wとなる。

　2ウェイ電源方式を採用しているため、さまざまな場所で気軽に演奏を楽しむことができる。さらに、スマートフォンやオーディオ・プレーヤーと接続できるAUX IN端子や、PAシステムなどに接続するためのLINE OUT端子も装備している。また、演奏で両手がふさがっている場合などでも、本体をフットスイッチで操作できるコントロール端子も装備。開始／停止、テンポ・アップ／ダウン、タップ・テンポ、パターン・バリエーションなどのコントロールが可能だ。杢目柄が施されたエッジ部分や、筐体のマットかつ高級感のある質感は、インテリアとしても良いアクセントを加えてくれそうだ。アコースティック楽器によるシンプルな演奏に、新たな表情や躍動感を与えてくれるリズム・パートナー。その手軽さと本格的なサウンドをぜひ体感してほしい。

▲フロント・パネル