アコースティックエンジニアリングが手がけた“理想の音楽制作を実現する”環境
- 2024/11/25
Roland/SPD::ONE
ローランドより、あらゆる演奏スタイルに気軽に導入できる、シンプル機能でコンパクトなパーカッション・パッド、SPD::ONEシリーズが発表された。
SPD::ONEシリーズは、トップ・パネルに設けられた4つのツマミだけで、音色の選択やエフェクトのコントロールが可能。パッド部分は、スティックの使用はもちろん、手で叩いたり足で踏んでもOKだ。セッティング方法もさまざまで、そのままフロアやデスクトップに置いたり、スタンド類に設置するためのアタッチメントも付属している。そして、今回新登場となる4機種のうち、「SPD::ONE ELECTRO」「SPD::ONE KICK」「SPD::ONE PERCUSSION」は、それぞれ厳選された実用的な22音色を内蔵。「SPD::ONE ELECTRO」は、クラップやさまざまなスネア、リム・ショット、TR-808のカウベルやマラカス、シンバルなど。「SPD::ONE KICK」は、生音系のキック4種類にカホンとジャンベの低音、ローランドの名機TR-808やTR-909のキック、カウベル、クラップ、シンバル、そしてカバサやギロ、チャフチャスなどエスニックなパーカッション類も充実。「SPD::ONE PERCUSSION」は、タンバリンやシェイカー、カウベル、シンバル類、スネア、コンガ、ボンゴ、ティンバレス、チャイム、トライアングル、ゴング、ティンパニなど。さらに各モデルとも、オリジナルのオーディオ・ファイル(WAV)1種類(最大5秒)の取り込みも可能となっている。
「SPD::ONE WAV PAD」は、ステレオで最大約360分のオーディオ・ファイル(WAV)を本体にメモリー可能。その作業も実に簡単で、パソコンとUSB接続し、ドラッグ&ドロップするだけで取り込みが完了する。オーディオ・ファイルはパッドを叩いて演奏するが、その再生方法として“ワン・ショット”と“フレーズ”それぞれで2種類を設定可能。また、曲のバッキング・トラックとクリック・トラックの同期再生に対応しており、曲に合わせて作成したクリック・データをオーディオ・ファイル化し、バッキング・トラックとともに本体に取り込むだけで同期再生が可能となる。なお、バッキング・トラックはMASTER OUTとPHONES OUTの両方から出力されるが、クリック・トラックはMASTER OUTからは出力されず、PHONES OUTからのみ出力する仕様。さらに、バッキング・トラックとクリック・トラックの音量バランスはMIXツマミで調整可能。ライブでも安心のモニター環境を確保してくれる。加えて、最大3種類までのウェーブがレイヤー可能となっているため、複数のウェーブを重ねて鳴らしたり、叩く強さに応じてウェーブを切り替えるなど、新しい表現にも対応する。
各モデルとも、軽量・コンパクトで持ち運びに便利であることに加え、単3電池4本で最大7時間の連続使用が可能となっているため、ストリートなどでの演奏にも強い味方になってくれるはずだ。ドラマーやパーカッショニストにはもちろん、シンガー・ソングライター含むボーカリストやギタリスト、キーボーディスト、DJなど、すべてのミュージシャンにとって新たな表現の可能性を提示してくれる、まさに要注目のアイテム。ぜひチェックしてみてほしい。
価格:オープン
価格:オープン
価格:オープン
価格:オープン