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- 2024/11/16
BOSS / コンパクト・エフェクター
国内のギタリストたちに、普段から愛用するBOSSコンパクト・エフェクターについてアンケートで語ってもらった。同じエフェクターでも人によって使い方はさまざまだ。ぜひ使い方や楽曲を参考にして、音作りを楽しんでほしい!
大木 伸夫(ACIDMAN)| 大友 良英| 大山 純(ストレイテナー/another sunnyday)
オカモトコウキ(OKAMOTO’S)| 奥田 民生| 小沼 ようすけ
【Q1】所有しているBOSSエフェクター
DD-5、TR-2(Tremolo)、BD-2(Blues Driver)
【Q2】そのBOSSエフェクターを愛用している理由
愛しているから。
【Q3】使い方・用途
ディレイをディストーションの前にかけることによって、より音が広がるように使用しています。
【Q4】BOSSエフェクターのサウンドが聴ける楽曲
ディレイを使用している楽曲はほぼすべてBOSSのエフェクターです。
【Q5】興味のあるBOSSエフェクター
MT-2:高校時代によく使っていたエフェクターなので。
【Q6】BOSSエフェクターの魅力
フットスイッチが踏みやすく、過剰ではないシンプルなエフェクト効果が得られる。
おおき・のぶお。1977年生まれ。埼玉県出身。静と動を巧みに生かしたロック・サウンドの中に、ジャズやパンクなど、さまざまなジャンルの要素を取り入れた楽曲が人気のロック・バンド、ACIDMANのボーカル&ギター。最新作は昨年10月にリリースされたベスト・アルバム『ACIDMAN 20th Anniversary Fan’s Best Selection Album “Your Song”』。
【Q1】所有しているBOSSエフェクター
MT-2(Metal Zone)、TR-2(Tremolo)、DD-3(Digital Delay)、ほかにも、たまに使うものとしてOC-2、SYB-3、RC-1(Loop Station)も持ってます。
【Q2】そのBOSSエフェクターを愛用している理由
MT-2に関しては、ノイズを出すときにこれでなくては出ない音があるので。 あとは買い替えが効くことも大きな理由です。同じ機種を長年使って、自分のものにしていくのが好きなのと、どこでも手に入るというのは大きな魅力です。
【Q3】使い方・用途
MT-2は、ほぼフィードバック専用です。このエフェクターにかぎらずですが、ツマミは臨機応変に、そのときに出したい音を作るんで、特に決まってません。
【Q4】BOSSエフェクターのサウンドが聴ける楽曲
『大友良英スペシャルビッグバンド Live at Shinjuku PIT INN』『Otomo Yoshihide Guitar Solo 2015 / Left』『Otomo Yoshihide Guitar Solo 2015 / Right』最近のものとして3作品あげましたが、これだけでなく、ほぼすべてのアルバムで使っています。
【Q5】興味のあるBOSSエフェクター
歪み系は、いろいろ試したいです。
【Q6】BOSSエフェクターの魅力
音はもちろんですが長年愛用してる者としては、なによりも手頃なサイズと、入手しやすさ、壊れにくさ、そして、一度出したものをちゃんと持続して販売し続けているところが魅力です。これを使って自分の音をつくってきたので。技術者のみなさん、感謝してます。どうかこの先も出し続けてください。
おおとも・よしひで。1959年生まれ。福島県出身。ギタリスト/ターンテーブル奏者として、ノイズ/フリー・ジャズ/映画音楽/ポップスといった多種多様なジャンルを行き来しながら、刺激的な音像を生み出すアーティストとして世界的に高い評価を受けている。近年は“アンサンブルズ”の名のもと、さまざまな人たちとのコラボレーションを軸に活躍中。
【Q1】所有しているBOSSエフェクター
AC-3(Acoustic Simulator)、BD-2(Blues Driver)、BD-2W(Blues Driver)、SD-1W(SUPER OverDrive)、OD-1X(OverDrive)、DS-1X(Distortion)、PH-3(Phase Shifter)、VO-1(Vocoder)等々。
【Q2】そのBOSSエフェクターを愛用している理由
ギターを始めた頃、名前に惹かれてBD-2を購入。 以来BOSSコンパクト・ペダルのファンです。
【Q3】使い方・用途
アコギの曲がいつでも出来るようにAC-3を常に繋いでいます。スタンダード・モード、BODYもTOPもあまりツマミを上げず、そのままPA卓にラインで送っています。
【Q4】BOSSエフェクターのサウンドが聴ける楽曲
another sunnydayの「確定心告」。PH-3 STEPモードのピコピコ感がお気に入りです。
【Q5】興味のあるBOSSエフェクター
MO-2。BOSSコンパクト・エフェクターのサイズと値段でオルガン・トーンが手に入る。とても魅力的です。
【Q6】BOSSエフェクターの魅力
買い求めやすく、踏みやすい。気付けばギタリストの1番近くにあるエフェクター。 ギタリストのスタンダードだと思います。
おおやま・じゅん。1978年生まれ。群馬県出身。通称“OJ”。02年にART-SCHOOLのギタリ ストとしてデビュー。03年の脱退後、08年ストレイテナーに加入。また、ストレイテナーのナカヤマシンペイ(d)らと結成したロック・バンドanother sunnydayのギタリストでもある。繊細な感情を表現するエフェクティブなギター・プレイが特徴。
【Q1】所有しているBOSSエフェクター
TU-3W(Chromatic Tuner)、DA-2、OS-2
【Q2】そのBOSSエフェクターを愛用している理由
チューナー(エフェクターではないですが)は言わずもがなですよね。標準/基準です。TU-2 → TU-3 → TU-3Wと順調に経由。それから歪みは生まれて初めて買ったエフェクターがOS-2だったので、やっぱり慣れ親しんだ音という感じで離れられないですね。
【Q3】使い方・用途
DA-2はギター・ソロでサステインが欲しい時にアンプの歪みに加える感じです。なので、LEVELは最大、あとは13時くらいかな。状況や環境によって変化します。
【Q4】BOSSエフェクターのサウンドが聴ける楽曲
使いすぎていてどれがとは言えないですが、1アルバムにつき数ヵ所は入っていると思います。主にギター・ソロなど、歪みサウンドで使ってることが多いと思います。
【Q5】興味のあるBOSSエフェクター
技クラフトのビブラート、VB-2Wですね。すごくかかりが綺麗で、リッチなサウンドが魅力的でした。今欲しいエフェクターの一つです。
【Q6】BOSSエフェクターの魅力
形が可愛くて、コスパもクオリティも高い。入門編からプロユースまでずっと使えるエフェクター達。一番最初に買ったエフェクターですが、今でもサポートしてくれています。そんな幅の広さが魅力的だと思います。
おかもと・こうき。1990年生まれ。東京都出身。60〜70年代の古き良きロックンロールやパンクを土台に、ブラック・グルーヴ溢れるファンクやヒップホップ、さらにはロック・オペラなど多彩な要素を取り込んだ楽曲で人気を集めるロック・バンド、OKAMOTO’Sのギタリスト。最新作はTシャツ付きアナログ盤&配信限定リリースの『BL-EP』。
【Q1】所有しているBOSSエフェクター
DM-2、 TU-3S(Chromatic Tuner)、オーバードライブ、ディストーション、コンプ、VO-1(Vocoder)など
【Q2】そのBOSSエフェクターを愛用している理由
音と使いやすさ(ツマミが勝手に回らないとか)
【Q3】使い方・用途
アナログ・ディレイは、ワイヤーを付けて手元でシュワシュワやってます。
【Q4】BOSSエフェクターのサウンドが聴ける楽曲
ライブ盤とかはシュワシュワよく入ってます。
【Q5】興味のあるBOSSエフェクター
きわみディレイ。(※編注:おそらく民生さんはDM-2Wに“きわみディレイ“という愛称を付けているようです。)
【Q6】BOSSエフェクターの魅力
スイッチとツマミのレイアウトがすごいです。
おくだ・たみお。1965年生まれ。広島県出身。87年に日本を代表するロック・バンド、UNICORNのボーカルとしてデビュー。解散後(09年に再結成)はソロ活動やPUFFYを始めとする数々のアーティストのプロデュース、くるりの岸田繁(vo,g)と伊藤大地(d)と結成したサンフジンズなど多方面で活躍中。
【Q1】所有しているBOSSエフェクター
OC-3(SUPER Octave)/ライブで常に使用:DD-7(Digital Delay)、TU-2/たまに使用するor所有:BD-2(Blues Driver)、DC-2、DC-3、RC-1(Loop Station)、TR-2(Tremolo)、DS-2(TURBO Distortion)
【Q2】そのBOSSエフェクターを愛用している理由
シンプルさ、安心感、一つ一つのエフェクターが持つ幅広さ
【Q3】使い方・用途
DD-7:ループやリバース、アナログ・ディレイ・モードなどその時によって。レベルを足で調整できるよう円盤をつけている。 OC-3:ポリモードで、5,6弦のみエフェクトがかかるように設定(12時くらい)、原音成分-3時。オクターブ成分はその時によって変えますがだいたい12-2時くらい。
【Q4】BOSSエフェクターのサウンドが聴ける楽曲
BD-2は、best版から「coffee please,drivin' by the way,」 。
【Q5】興味のあるBOSSエフェクター
技クラフト系。オリジナルをどうカスタマイズしてるのか気になっています。
【Q6】BOSSエフェクターの魅力
シンプルさ、使いやすさ、集めたくなる、一つ一つのエフェクターが持つレンジの幅広さ、壊れにくい。中学時代から使ってるので馴染みがあり、新しいモデルを試す時のワクワクしていた気持ちが今も残っている。
おぬま・ようすけ。1974年生まれ。秋田県出身。独自のフィンガーピッキング・スタイルを追求するジャズ・ギタリスト。最新作は、“グォッカ”とジャズを融合させた『Jam Ka Deux』。その発売記念ツアーが決定! 4/25 ビルボードライブ大阪、4/26 Blue Note名古屋、4/29 Blue Note東京。詳細はウェブ・サイトにて。http://www.yosukeonuma.com