BD-2だけでも10台以上は買っているんじゃないですかね。本当にクオリティの高いオーバードライブで、初めて弾いた時はどれだけ歪ませてもレンジがまったく狭まらなかったのでビックリしましたよ。それが今でもBD-2を使い続けている理由ですね。で、使い方としては、ゲインを9時くらいに設定したクランチ用です。今まではアンプをクランチにしていたんですけど、去年からクリーミーなクリーン・サウンドが出せるアンプを導入したので、新しい音作りにチャレンジしてるところです。ちなみに、この間BD-2Wを弾かせていただいたんですけど、音がモダンな感じにアップデートされていて良かったですよ。

所有エフェクター「BD-2（Blues Driver）」

BOSS BD-2（Blues Driver）／BD-2は97年頃に手にして以来、一度もボードからはずれることなく使用しているとのこと。おもにクランチ用にセッティングしているそうだ。　> デジマートでこの商品を探す

BOSS BD-2（Blues Driver）セッティング／ゲインは9時で、強く弾けば歪むくらいのクランチ・セッティングだ。

　僕はいろんなメーカーのイコライザーを試してきたんですけど、GE-7はEQポイントが独特なんですよ。僕が一番動かしたいのは3.2kなんですけど、ほかのメーカーにはその帯域が付いているものがあまりなくて、重宝しています。普段は歪みエフェクターの直後につないで、ギターのムダな部分をカットしていますね。アンプの設定はフラットなので、きっちりとした調整はGE-7で行なうんです。それと、やっぱりイコライザーはブーストするんじゃなく、カットしたほうが良い。それはミックス作業のエンジニアリングから学びましたね。1回帯域を上げてイヤなところを探すんです。本当に良いギターの音を出したいなら、GE-7は良い相棒になりますよ。

所有エフェクター「GE-7（Equalizer）」

BOSS GE-7（Equalizer）／歪みエフェクターのうしろにつなぎ、ドライブ・サウンドを整えている。また、セッティングが変わらないようにカバーを取り付けている。　> デジマートでこの商品を探す

BOSS GE-7（Equalizer）セッティング／1.6kと6.4kはフラットに、それ以外はキックとベース、ボーカルの帯域を考えてカット。

　最近はセッション用に万能なディレイ・タイムが出せる機種を探していて、TE-2が気になっています。僕が思うディレイ系って、気持ち良い“うるおい”を感じさせて、ディレイ・タイムがざっくりでも使えるものなんですけど、TE-2はピッタリだと思いました。ピッキングの強弱によって音が変わってくるものおもしろいですよね。

　初めてアメリカ・ツアーに行った時に、ジミ・ヘンドリックスがよく来ていたというニューヨークのマニーズという楽器店に行ってみたんですけど、BOSSのエフェクターがたくさん置いてあってビックリしましたね。それを見て、もし機材が盗難にあったり、壊れたりしても、BOSSを使っていれば大丈夫だと強く思いました。自分の使い込んでいるエフェクターが世界中で手に入るというのは、とても心強い。なので、the pillowsのギタリストとしてBOSSを“相棒”としていきたいと思っています。