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- 2024/11/25
Framus / Custom Shop series Panthera II
“Framus(フラマス)”は1950年代から1975年まで存在していたブランドで、ジョン・レノンやビル・ワイマン(ex.ザ・ローリング・ストーンズ)の使用でも知られている。その後、創業者アルフレート・アンドレアス・ヴィルファー氏の息子、ハンス・ペーター・ヴィルファー氏が、1982年にWarwick(ワーウィック)を設立。そして1995年に、Framusを復活させた。当時は箱モノや、のちにビザール・ギターに分類されるようなモデルを得意としていたが、復活以降はそれらを踏襲するのではなく、まったく新しいモデルを発表している。今回、その中から4機種が、chuya-online.comにより日本国内に初めて入荷された。
メイン写真のカスタム・ショップ・シリーズ「パンセーラ II」は、AAAグレードのキルテッド・メイプル・トップとターコイズ・ブルーのフィニッシュが美しい1本。バックはレアなブラック・コリーナで、ネックにはマホガニーを採用している。ピックアップはセイモア・ダンカンで、フロントにはAPH-1、リアにはSH-11を搭載。コントロールは2ボリューム/1トーンで、トーン・ポットはプッシュ/プルによるコイルタップが可能になっているため、幅広いサウンド・バリエーションが楽しめる。
写真左、4Aグレードのメイプル・トップにバイオレットのフィニッシュとゴールド・ハードウェアの組み合わせがゴージャスなモデル。バックはマホガニーで、トップの段差が付けられたサテン・ブラック部分はバックの材が表層化した部分だ。ネックはメイプルで、サテン・ブラックに仕上げられている。ポジション・マークのインレイは、ネイティブ・アメリカンの証である羽がモチーフになっており、これもスティーヴィー・サラス・モデルの特徴的な仕様と言える。ピックアップはセイモア・ダンカンで、フロントはファット・キャット(シングルコイル)、リアはSH-78。コントロールは1ボリューム/1トーンに、5ウェイのピックアップ・セレクターで、リアのコイル・タップも含むピックアップ・コンビネーションが設定されている。さらに、2ウェイのキル・スイッチを装備し、スティーヴィー・サラスならではのファンキーなスイッチング奏法も可能。
写真中央、その名の通りハードなレリック加工が特徴で、ブラックが基調となっている。ピックアップは、フロントにアーケインのPX90n、リアにOBLの500を搭載。22フレット仕様という点も、先ほどのモデルとは異なっている。コントロールは、1ボリューム/1トーンに3ウェイのピックアップ・セレクターというスタンダードな構成。
写真右、ボン・ジョヴィのサポート・ギタリストとしても知られるフィルXのシグネチャー・モデル。サテン・ブラック仕上げのボディに、ピックアップはアーケインのPX8ハムバッカーを搭載。スルー・ネックによるロング・サステインも魅力の1本となっている。ルックスはシンプルだが、トグル・スイッチによりシリアル/コイルタップ/パラレルの切り替えが可能。
以上の4機種に共通しているのは、一貫してハイ・ミッドにピークがあるという点。そして、ピックアップ・ポジションやボリューム、トーンは、どの位置でも“使える”サウンドになっている、というのも大きな魅力だ。また共通の仕様として、グラフテックのレシオ・ロッキング・ペグとブラック・タスク・ロー・フリクション・ナット、トーンプロスのチューン“オー”マティック・ブリッジを採用。チューニングの安定性は抜群と言えるだろう。さらにカスタム・ショップ・シリーズのモデルには、PLEK(コンピューター制御によるフレット調整マシン)による出荷前調整が施されている。4機種とも各1本ずつの入荷で、次回の入荷は未定。より詳しく知りたい人は、chuya-online.comのサイトやUSTREAM(今回のモデルに関しては2016年5月3日15時から配信)をチェックしてほしい。なおchuya-online.comでは、カスタム・オーダーができるファクトリー・オーダー・ツアーも予定しているそう。
価格:¥675,000 (税別)
価格:¥637,500 (税別)
価格:¥750,000 (税別)
価格:¥262,500 (税別)