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  • ベース・マガジン連動「ベーシストのエフェクト・ボード拝見!」#006

中尾憲太郎のエフェクト・ボード拝見!

プロ・ベーシストのエフェクター・ボードをフィーチャーしていくベース・マガジンの人気連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」。ここでは同連載の2016年3月号に連動し、当該アーティストが使用する、デジマート上でも購入できるエフェクト類を厳選して紹介していく。今回は、言わずと知れたNUMBER GIRLの元メンバー、中尾憲太郎が登場。解散後はCrypt CityやyounGSounds、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERなどで活動し、ベーシストとしてはもちろん、プロデューサーとしても名高い彼のボードを紹介しよう。

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 ボード内下段は右より、XoticX-Blender(ブレンダー)、Crews Maniac SoundBAP-2 Bass Foot Preamp(プリアンプ)、BognerHARLOW(ブースター/コンプレッサー)。上段は右より、VOODOO LABOVERDRIVE(オーバードライブ)、Eastern Music DevicePro Driver Type-A(オーバードライブ)、Ex-proPS-2(パワーサプライ)。オーバードライブを2台同時に踏むことはほとんどない。そしてボード外、右はKORGpitchblack(チューナー)。

※各ペダルをどう使っているかは、ベース・マガジン2016年3月号で本人が詳しく解説しているので、そちらもチェックしてほしい。

中尾憲太郎の機材をチェック!

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KORG/pitchblack

 エフェクト・ボードにフィットする、コンパクトなチューナー。正確なチューニングはもちろん、アルミ・ダイキャスト製の堅牢なボディによる耐久性や、音質劣化を防ぐトゥルー・バイパスも魅力。さらに、大型高輝度LEDメーターにより視認性が高く、暗いライブ・ステージでも安心。表示方法は、音程を半音単位で表示するメーター・モード/ストロボ・モード1/ストロボ・モード2(メーター・モードとストロボ・モード1を組み合わせたもの)/ミラー・モードの4種類から選択可能だ。E0(20.60Hz)~C8(4186Hz)と測定範囲が幅広く、 436~445Hzのキャリブレーション機能も搭載。9V DCの入出力端子を装備し、他のエフェクターへの電源供給も可能。

定価:オープン
オフィシャルHP:コルグ

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VOODOO LAB/OVERDRIVE

 現在VOODOO LABのオーバードライブ・ペダルは、TS系の「SPARKLE DRIVE」および「SPARKLE DRIVE MOD」(いずれもオープンプライス)がラインナップされているが、本機は90年代後半に生産されていたモデル。コントロールはボリュームとゲインのみで、オン/オフを視認するためのLEDもないというシンプルさだが、ゲインの可変範囲の広さと迫力ある音圧に定評がある。当時、日本国内に代理店がなかったため、国内ではそれほど出回っておらず、認知度も低い。

※生産完了品

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Xotic/X-Blender

 プロのエンジニアの現場で使用されている、AUXセンド/リターンのコンセプトをギター用に最適化。ドライ音(原音)の信号の流れとは別にエフェクター用のループを設け、再び元の信号と合わせることで、エフェクターの直列による信号の劣化を防いでくれる。シリーズ・モードとパラレル・モードの切り替えが可能で、パラレル・モードでは、ボリュームおよびトレブル/ベースの2バンド・イコライザーと+6dBのブースト・スイッチも機能する。

定価:32,000円
オフィシャルHP:プロサウンドコミュニケーションズジャパン

写真:Hoochies(フーチーズ)

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Eastern Music Device/Pro Driver Type-A

 質の高い国産ブティック・ブランドとして知られる、イースタン・ミュージック・デバイスのオーバードライブ・ペダル。ギターとアンプの個性を活かした自然なドライブ・サウンドが魅力で、よりコンプ感が強く豊かな倍音が特徴のType-Bに対し、こちらはギター本体でのボリューム操作を多用するプレイヤーに向いている。コントロールは、VOLUME/GAIN/TONE/TWEAKを装備。GAINを抑えれば、クリーン・ブースターとしても機能する。TONEとTWEAKは、たとえば柔らかくも抜けの良い音や、立ち上がりが良く、なおかつハイがきつ過ぎない音など、絶妙な調整も可能にしている。

定価:オープン
オフィシャルHP:Eastern Music Device

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Crews Maniac Sound/BAP-2 Bass Foot Preamp

 9Vから18VのDC電源(センター・マイナス)に対応し、内部で±12V(=24V)の昇降圧電源に変更することで、ヘッドルームのダイナミクスをキープ。6弦や8弦など音域の広いベースにも対応する。2つのインプットと独立したゲイン・コントロールを装備し、2本の楽器の微妙なゲイン調整はもちろん、パッシブとアクティブ、エレクトリックとアコースティックといった使い分けにも対応。その他、フット・スイッチにてオン/オフ可能なTREBLE/MID/BASSの3バンド・イコライザー(MIDは60Hz~8kHzという幅広い帯域をカバーするパラメトリック方式)や、エフェクト・ループ、D.Iアウト(バランスのキャノン・アウト)、チューナー・アウト、ヘッドフォン端子も装備。ライブやレコーディング、練習スタジオ、自宅など、あらゆる環境で活躍する。

メーカー希望小売価格:42,000円
オフィシャルHP:Crews Maniac Sound

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Ex-pro/PS-2

 PS-1の特徴を受け継ぎ、新たに電圧可変出力を加えたパワー・サプライ。電圧固定の9.8Vは8出力(合計1,000mAまで)、電圧可変が可能な7V~18Vは2出力(合計500mAまで)を2組、つまり3種類の電圧で合計12出力(合計2,000mAまで)を装備している。9.8Vというのは、一般的な9Vタイプのエフェクターでも高電圧のほうが音に力が出るということで、デュラセル社9V電池「PROCELL」の初期電圧と同じ電圧を安定化電源回路により正確に供給。また7V~18V可変出力は、12V/15V/18V動作などのエフェクターに対応するのはもちろん、消耗し始めた9V電池ならではのエフェクターの動作によって生まれるサウンドを意図的に再現できるよう、9V以下にも設定可能となっている。電圧が目視できる点も画期的。また、ノイズの少なさでも高い評価を得ている。

定価:39,000円
オフィシャルHP:イーエクス・プロ

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Bogner/HARLOW

 ブティック・アンプの代表的ブランドであるボグナーが、レコーディング界の巨匠ルパート・ニーブとコラボ。ルパート・ニーブ・デザインズ製のカスタム・コイル・トランスを搭載した、ディストーション・ペダル「BURNLEY」とオーバードライブ・ペダル「WESSEX」、そしてブースター/コンプレッサー・ペダルである本機を発表。ルパート・ニーブ氏によって特別にデザインされた、そのカスタム・コイル・トランスの恩恵をもっとも色濃く受けているのが本機だ。立体感のある迫力の音質を誇り、独自のBLOOMノブにて、パンチのあるアタックから味わいと透明感を併せ持つスクィーズ感までコントロール可能。

定価:オープン
オフィシャルHP:ミュゼットジャパン

ベース・マガジン2016年4月号では上田剛士のボードを紹介!

 リットーミュージック刊『ベース・マガジン2016年4月号』の連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」では、SCHAFTのサポートや、THE MAD CAPSULE MARKETS、AA=の活動で知られる上田剛士のエフェクト・ボードが紹介されています! 機材の紹介はもちろん、セッティング・パターンやアーティスト本人のコメントを交えた解説も掲載されているので、是非チェックしてみて下さい。さらに、本号の表紙はTOMOMI(SCANDAL)。

ベース・マガジン2016年4月号の詳細はこちらから!


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プロフィール

中尾憲太郎
1974年生まれ。福岡県出身。NUMBER GIRLのメンバーとしてデビュー。2002年の解散後は、Crypt CityやyounGSounds、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERなどで活動している。メイン・ベースはTOKAIのプレベ・タイプ。メイン・アンプはギャリエン・クルーガー Fusion550(ヘッド)とaguilar GS412(キャビ)だが、会場のものを使用することも多い。

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