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  • ギター・マガジン連動「ビンテージ・エフェクター・カフェ」第2回

PARK / Fuzz Sound feat.名越由貴夫(Co/SS/gZ)

PARK / Fuzz Sound

マニア垂涎のビンテージ・エフェクターを毎月紹介する本連載。第2回に取り上げるのは、Tone Bender MK3のOEM製品であるパークのFuzz Soundだ。内部はTone Bender MK3そのままで、流通量の少なさから希少価値の高いモデルとして知られる。試奏者に初回と同じく名越由貴夫(Co/SS/gZ)を招き、伝説のサウンドをチェックしてもらった。

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パーク/ファズ・サウンド

PARK Fuzz Sound

OEM製品として少量のみ流通した異形のTone Bender MK3。

 1965年から1982年まで存在したマーシャルの下部ブランド、パーク。そのパークが1960年代後半から1970年代中頃にかけて発売していた希少なファズ・ペダルがこのFuzz Soundだ。しかし、その設計、製造を行なったのはパーク、さらには親会社であるマーシャルでもなく、Tone Benderやカラーサウンド製品の製造で有名なイギリスのソーラサウンドで、Fuzz Soundの内部はソーラサウンドが作ったTone Bender MK3そのものであった。Tone Bender MK3は、現在では“MK1”と呼ばれている最初のTone Bender、過渡期の仕様であった通称“MK1.5”、そして名機と名高い“MK2”を経て1968年頃に発売された。それまでのTone Benderの回路とは大きく異なり、過去最大のゲイン、シリーズ初となるトーン・コントロールを備えており、真っ当な進化を遂げたTone Benderであった。それ以前のTone Benderは、すべてイギリスの電気技師であったゲイリー・ハーストによって設計されたものだが、このMK3の場合は設計者が異なる。しかしながら、その人物は明らかになっていない。

 当時、Tone Bender MK3のほとんどはソーラサウンドの自社ブランドであるカラーサウンドの名を冠して流通していたが、ソーラサウンドはかねてからTone BenderのOEM生産も請け負っており、ヴォックス、ロトサウンド、カールズブロなど、いくつかのブランドと契約を交わし、姿形を変えたTone Bender MK3を他ブランドへ出荷していた。ここで紹介するパークのFuzz Soundもそのうちのひとつである。パークは1960年代から数種のエフェクターやアンプをラインナップしていたが、どれも製造、販売ともに規模が大きくなく、このFuzz Soundも貴重なコレクターズ・アイテムとして世界的に知られている。

名越由貴夫(Co/SS/gZ)コメント

"ギター側のボリュームを絞ればバッキング、
フルにすればリードを弾くことができる。"

詳細コメントとエフェクターの内部写真はギター・マガジン2016年4月号にて。

ギター・マガジン2016年4月号ギター・マガジン2016年4月号』に掲載中の本連載「ビンテージ・エフェクター・カフェ」に、名越由貴夫のコメント全文、さらにFuzz Soundの内部写真とその分析が掲載されています。ファズを愛する手練は本機をどう評したのか。当時のエフェクターはどのような回路やパーツで構成されているのか。是非ご覧ください。

■ギター・マガジン2016年4月号の詳細はこちらから

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製品情報

PARK / Fuzz Sound

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Earth Quaker Devices / Park Fuzz

価格:オープン

【スペック】
EarthQuaker Devicesが、現在復活を遂げたPark Amplificationと共同でオリジナル“Park Fuzz Sound”のサウンドを再現したモデル。
【問い合わせ】
LEP INTERNATIONAL http://lepintl.jimdo.com/
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