2012年に発売されたスティーヴ・ヴァイのシグネチャー・ハムバッカー「Gravity Storm（DP252 ＆ DP253）」に、スペシャル・エディションのメタル・カバード・モデル「DP262F／DP263F Dark Matter」が登場した。Dark Matter（ダーク・マター）は、サテン・ニッケル・カバーに時計を連想させるような歯車をカットしてデザイン。カバーの下にあるボビンが透けて見えるようになっているという凝った造りが特徴だ。なお、フロント用の「DP262F Dark Matter Neck」は、甘く温かみのあるサウンドでありながらエッジが効いた特質も備えている。言わば、ハムバッカーの深みとシングルコイルの刺激を併せ持ったモデル。リア用の「DP263F Dark Matter Bridge」は、刺激と甘さを兼ね備えたサウンドが魅力となっている。

　そして、同じく「Gravity Storm（DP252 ＆ DP253）」のスペシャル・エディションで、やはりメタル・カバード・モデルの「DP264F／DP265F Velorum」も登場。ヴェローラムは、ポリッシュド・ゴールド・カバーの中央にスティーヴ・ヴァイのカスタム・ロゴを配置し、そのロゴから放射状に広がるラインがエッジングで描かれている。サウンド面の特徴は、フロント用の「DP264F Velorum Neck」、リア用の「DP265F Velorum Bridge」ともに「DP262F／DP263F Dark Matter」と同様。また、ピッチ（弦間）はいずれもFスペースのみのラインナップとなっている。ヴァイのファンはもちろん、すべてのギタリストにとってチェックする価値のあるアイテムと言えるだろう。