AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
リズム&ドラム・マガジンの人気連載「The Style Of LIVE GEAR」と連動してお届けする本連載「Drum Set File」。アーティストが使用し、デジマート上でも購入できるドラム機材を紹介していく。今回は、椎名林檎14年ぶりの全国ツアーで玉田豊夢が使用した機材を拝見。彼女の多彩な音世界に対応すべく、随所に秘密が隠されていた!
玉田の新たな愛器は、2015年夏に完成したばかりというcanopusのアクリル・シェル。ブラック・カラーで一見アクリルには見えないが、ライブでは照明によって透けてインパクト大! タム類のヘッドはREMOのPinstripeで、ボトムがClear Ambassador。バス・ドラムの打面はPowerstroke 3 Clear、フロントにAQUARIANのForce I Clearという組み合わせ。メイン・スネアはcanopusのBronze。ピッコロながらシェルは5mm厚の削り出しで重量感たっぷり。玉田にしてはめずらしくダイキャスト・フープを装着している点にも注目だ。サイド・スネアは、2”と超薄胴のARBITER製Flatsスネア。外づけのミュートも装着し、メインとは対極的な打ち込み的サウンドを演出。PearlのFree Floatingは、メイン・スネアのサブとして、現行LudwigのBlack Beautyは、ロー・ピッチにして「ありあまる富」で使用していた。シンバルはAGEANとSABIANを中心に構成され、後方には大小3つの銅鑼が並ぶ。フット・ペダルは70年代製LudwigのSpeed King。ハイハット・スタンドは滑車タイプのPearl H-1000K。スティックはcanopusの玉田豊夢シグネチャー・モデルCP-TTだ。
※以下の製品画像はタイプの一例です。在庫を保証するものではありません。
※(*)マークがモデル名の後につくものは、このコンテンツの公開時にデジマートに在庫がなくなってしまった商品です。リスト上に残しておきますので、後日、気になった時にリンクをクリックしてもらえば、出品されている可能性もあります。興味を持たれた方はこまめにチェックしてみてください!
本記事はリットーミュージック刊『リズム&ドラム・マガジン2016年3月号』の連載「The Style Of LIVE GEAR」の中でより詳しく紹介されています! ここではお見せできなかった機材やセッティング・パターン、さらに、このセットが使用されたライブのレポートも掲載されているので是非チェックしてみてください。
■リズム&ドラム・マガジン2016年3月号の詳細はこちらから!
『リズム&ドラム・マガジン2016年4月号』は新時代のBEAT CREATER、マーク・ジュリアナを大フィーチャー。デヴィッド・ボウイの遺作『★』について語ったロング・インタビューは必見です。そして、「リズム/ドラムから見たボウイ・サウンドの華麗なる変容〜デヴィッド・ボウイを巡るドラマーたち」と称した追悼特集も掲載。さらに、ジョジョ・メイヤーやロバート‘スパット’シーライト、クリス・デイヴといった新たなスタイルを創る現代の“ドラム革命者”たちへのクローズ・アップなど、見逃せない企画が満載となっています。
■リズム&ドラム・マガジン2016年4月号の詳細はこちらから!
玉田豊夢
たまだとむ:大分県出身。12歳でドラムを始め、さまざまなバンド活動を経て20歳頃からサポート活動を始める。椎名林檎とは09年発表の『三文ゴシップ』を皮切りに、数々のライブ/レコーディングでサポート。2015年夏リリースの最新シングル「長く短い祭/神様、仏様」にも参加している。