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- 2024/11/16
Fender / American Elite Series
1998年の登場以来、ロングセラーを続けてきたAmerican Deluxeシリーズが生産完了となり、その後継シリーズとなるAmerican Eliteシリーズが、The 2016 NAMM Showにて発表された。ギターについては、まずは5機種。
全モデルに共通している新たなスペックは、シングルコイル・ピックアップに第4世代のノイズレス・ピックアップが搭載されている点。ネック・シェイプは、American DeluxeシリーズではモダンCシェイプが採用されていたが、今回新たに、ハイポジションに向かってCシェイプからDシェイプに切り替わるコンパウンド仕様に変更されている。また、ネック・ジョイント部のヒールレス・カットにも改良が加えられ、さらにトラスロッドはネック・エンドのホイール・ナットでより手軽に調整できるようになった。
「American Elite Stratocaster」のボディ材は、アルダーとアッシュがラインナップ。指板は、ローズウッドとメイプルから選択可能となっている。また、S-1スイッチの搭載により、シリーズ配線やハムバッカー出力など多彩なサウンド・バリエーションが楽しめる。リア・ピックアップにShawbuckerハムバッカーを搭載した「American Elite Stratocaster HSS Shawbucker」は、アルダー・ボディのみ。指板は、ローズウッドとメイプルから選択可能だ。そしてS-1スイッチも搭載しているが、3シングルとはまた異なるサウンド・バリエーションが魅力となっている。「American Elite Stratocaster Left-Hand」もアルダー・ボディのみで、指板はローズウッドとメイプルから選択可能。S-1スイッチを搭載し、3カラー・サンバーストの1色展開だ。
「American Elite Telecaster」のボディ材は、アルダーとアッシュがラインナップ。指板がローズウッドとメイプルから選べるのは、3カラー・サンバースト/ミスティック・ブラック/エイジド・チェリー・バースト/オータム・ブレイズ・メタリックで、タバコ・サンバーストはローズウッド指板のみ、バタースコッチ・ブロンドはメイプル指板のみとなっている。また、S-1スイッチを搭載しており、オンにするとセンター・ポジションではフロント+リアのシリーズ配線となる。「American Elite Telecaster Thinline」は、アッシュ材のセミホロウ・ボディに新開発のエリート・サスペンション・ブリッジを搭載。より豊かなボディ鳴りとサステインが魅力となっている。指板はメイプルのみ。
また、この「American Elite Telecaster」と「American Elite Telecaster Thinline」までを含め、1950 Broadcasterから現在までを追ったテレキャスター誕生65周年スペシャル・ガイド『フェンダー・テレキャスター・プレイヤーズ・ブック 〜テレキャスターを持ったら読む本』がリットーミュージックより2016年2月25日に発売になる。本器を詳しく解説しているので、是非ご覧いただきたい。
なお、フェンダーでは初となるイン・イヤー・モニターも発表された。「DXA1 PRO」(トランスペアレント・チャコール/写真左上)、「FXA2 PRO」(ブルー/写真右上、メタリック・ブラック)、「FXA5 PRO」(シルバー/写真左下、メタリック・ブラック)、「FXA6 PRO」(レッド/写真下中央、メタリック・ブラック)、「FXA7 PRO」(ゴールド/写真右下、メタリック・ブラック)の2シリーズ5機種(カッコ内はカラー・バリエーション)で、いずれもライブの現場での使用が想定されており、数々の新技術によるレンジの広いクリアな音質に低ノイズ設計、そしてフィット感も抜群の仕上がり。もちろんステージ用だけでなく、お好みの音質やカラーの機種を選んで携帯音楽プレーヤー用として使用するのもおすすめだ。
価格:¥315,000 (税別)
価格:¥310,000 (税別)
価格:¥320,000 (税別)