「The 2016 NAMM Show」の開催に合わせて各社が気鋭の新製品を発表している中、本サイトでも随時情報を発信しているが、ここに来てBOSSがさらなる切り札をドロップ。それがBOSS初のプロフェッショナル・アンプ「WAZA AMP HEAD」「WAZA AMP CABINET212」「WAZA AMP CABINET412」だ。2016年2月2日のRoland／BOSS新製品発表会で是永巧一氏によるパフォーマンスもキャッチした！

　150Wのアンプ・ヘッド「WAZA AMP HEAD」はビンテージ・サウンド、とりわけ1970〜80年代におけるブラウン・サウンドを追求しており、回路設計やチューニングなど細部まで徹底的にこだわり抜くことで、ロック黎明期のスタック・アンプ・サウンドを実現。初期スタック・アンプを意識したクラシックなロック・サウンドと、トーン・カプセルによって作り出される「技ブラウン・サウンド」の2つのサウンドを持ち、各々にCLEAN／CRUNCH／LEAD1／LEAD2の4チャンネルが用意されている。パワーアンプ部はディスクリート回路設計によるソリッドステートで、真空管アンプのような煩わしいメンテナンスやコストから解放してくれる。
　
　3Uサイズのユニットはキャビネットからの取り外しが可能で、ラックへの設置にも対応。出力を1W／50W／100W／MAXから選べるパワー・コントロール機能を搭載しているため、小音量でも温かみのある歪みサウンドを得ることができる。エフェクト・ループは、シリアル接続／パラレル接続のどちらにも対応する2系統。ラインアウト端子から直接PAミキサーや録音機器への接続が可能で、ラインアウト・エア・フィール・ツマミからREC／LIVE／BLENDを選択すれば、状況に合わせた理想のトーンを出力することができる。さらに、キャビネット・レゾナンス・ツマミでは、VINTAGE／MODERN／DEEPといったキャビネットの箱鳴り感やニュアンスの異なるキャラクターが選択可能。RECアウト端子からパソコンへの接続も可能だ。
　
　「WAZA AMP CABINET212」と「WAZA AMP CABINET412」は「WAZA AMP HEAD」用にチューニングされたキャビネット。圧倒的な鳴りを生み出す専用設計で、背面中央のボードを取り外すことでオープン・バック／クローズド・バックが選択可能。「WAZA AMP CABINET212」は12インチ・カスタム・スピーカーを2基搭載し、16Ωインピーダンスの入力に対応。「WAZA AMP CABINET412」は12インチ・カスタム・スピーカーを4基搭載し、8Ωインピーダンスの入力に対応している。BOSSにとって間違いなくイノベーションと言える本機のサウンドは、ぜひチェックしてみてほしい。

BOSS／WAZA AMP HEAD

BOSS／WAZA AMP CABINET212

BOSS／WAZA AMP CABINET412

WAZA AMP HEAD+WAZA AMP CABINET412

WAZA AMP HEAD+WAZA AMP CABINET212×2