AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
BOSS / VO-1
従来のボコーダーは、シンセサイザーのみで使用することができた技術。ボーカルとシンセ音を組み合わせることで、まるでシンセサイザーが歌っているようなエレクトリック・サウンドを生み出す。声のキャラクターや表現力を楽器に取り入れることができるユニークさから、クラブ・ミュージックをはじめ、最近ではロック、ポップスでも用いられることが多い。そんなボコーダー・サウンドを、ギター/ベースで実現した革新的なエフェクターVO-1が登場。なんとマイクと楽器を接続するだけで、ギター/ベースを歌わせることができる。2016年2月2日のRoland/BOSS新製品発表会にて、いまみちともたか氏と吉田一郎氏(ZAZEN BOYS)によるVO-1を駆使したパフォーマンスをキャッチした。以下からチェックいただきたい。
本機は、4つのボコーダー・モードを搭載。歴史的な名曲などで聴き馴染みのある、鍵盤楽器で発音したようなスタンダードなボコーダー・サウンドの「VINTAGE」。言葉をはっきりと反映する高解像度で、楽曲の歌詞を明瞭に聴かせたい人にオススメの「ADVANCED」。トーキング・モジュレーター・サウンドを再現し、ビニール・ホースを咥えなくても接続したマイクに言葉を発しながら楽器を演奏するだけでトーク・ボックスのようなサウンドが得られる「TALK BOX」。そしてマイクを接続しなくても、プレイに合わせて自動的に人の声のようなサウンド・キャラクターを付加し、広がりと厚みを増したボコーダー・サウンドが得られる「CHOIR」だ。さらに、COLORノブを操作することで、「VINTAGE」と「ADVANCED」では声質を男声/女声と変化させたり、「TALK BOX」では歪み量を調節、「CHOIR」では付加するボイスのキャラクターが調整できる。
また、従来のボコーダーは楽器と声が完璧にシンクロしないと演奏が成り立たなかったが、VINTAGE/ADVANCED/TALK BOXの3モードでは、BLENDノブでギター/ベースのトーンをミックスし、通常の楽器に近い感覚で演奏することが可能。他のBOSSのコンパクト・エフェクター同様、直感的に操作できる点も嬉しい。さらに、エフェクト・ループを使って作り込んだギター/ベースのサウンドとボコーダー・サウンドをミックスできるため、より幅広いサウンド・メイクが可能となっている。今までボコーダーに興味があったものの、導入に迷っていた人にとって画期的な1台。ギター/ベースの表現力をより豊かにできることは間違いない!
3月リリース予定
価格:オープン