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  • ベース・マガジン連動「ベーシストのエフェクト・ボード拝見!」#002

安西卓丸(ふくろうず)のエフェクト・ボード拝見!

プロ・ベーシストのエフェクター・ボードをフィーチャーしていくベース・マガジンの人気連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」。ここでは同連載の2015年11月号に連動し、当該アーティストが使用する、デジマート上でも購入できるエフェクト類を厳選して紹介していく。今回は“ふくろうず”にてポップなバンド・サウンドを支えるベーシスト、安西宅丸のボードを紹介しよう。

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 ボード内中段右より、MaxonCP9Pro+(コンプレッサー/リミッター)、VooDoo LABOVERDRIVE(オーバードライブ)、weedODB-3 mod(オーバードライブ)、DigiTechBASS SYNTH WAH(エンベロープ・フィルター)。その上はDIAMOND Guitar PedalsBASS COMP(コンプレッサー)、Electro-HarmonixBass Micro Synthesizer(ベース・シンセ)。その隣は接続されていないCROWTHER AUDIOHOT CAKE XLF BASS(オーバードライブ)。下段は、KORGpitchblack(チューナー)、CAJLoop and Link(スイッチャー)、TC-HeliconVoiceTone D1(ボーカル・エフェクター)。さらに、写真下の右端はWren and Cuff CreationsPhat Phuk B Boost(ブースター)で、ときどきチューナーの前に接続して使用している。さらに、Wren and Cuff CreationsTall Font Russian(ファズ)とTech 21SANSAMP Classic(プリアンプ/オーバードライブ)はレコーディングで使用。

※各ペダルをどう使っているかは、ベース・マガジン2015年11月号で本人が詳しく解説しているので、そちらもチェックしてほしい。

安西卓丸の機材をチェック!

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KORG/pitchblack

 エフェクト・ボードにフィットする、コンパクトなチューナー。正確なチューニングはもちろん、アルミ・ダイキャスト製の堅牢なボディによる耐久性や、音質劣化を防ぐトゥルー・バイパスも魅力。さらに、大型高輝度LEDメーターにより視認性が高く、暗いライブ・ステージでも安心。表示方法は、音程を半音単位で表示するメーター・モード/ストロボ・モード1/ストロボ・モード2(メーター・モードとストロボ・モード1を組み合わせたもの)/ミラー・モードの4種類から選択可能だ。E0(20.60Hz)~C8(4186Hz)と測定範囲が幅広く、 436~445Hzのキャリブレーション機能も搭載。9V DCの入出力端子を装備し、他のエフェクターへの電源供給も可能。

定価:オープン
オフィシャルHP:コルグ

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CAJ/Loop and Link

 5ループ/6プリセットを装備。さらにMIDIを使わずに2台をリンクさせられるリンク機能を装備しており、最大10ループ/11プリセットまでカバー。さらに、INPUT/SEND/RETURN/OUTPUTを備えた独立ループも装備しているため、アンプのチャンネルを切り替えたり、エフェクト・ループに使用するなど、幅広いサウンド・バリエーションを実現する。また、高品質なオーディオリレーや、音質を変えずに音幹を強化する“リアルバッファー”の搭載、さらにオリジナル・サーキットの採用により、ループのオン/オフ時に発生するスイッチング・ノイズを解消。音質劣化を限りなく抑えられている。

定価:35,000円
オフィシャルHP:オカダインターナショナル
※生産完了品

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Maxon/CP9Pro+

 高品位VCA(電圧制御増幅器)とRMS(実効値)型センサーを採用し、ロー・ノイズで自然なアタック・レスポンスが得られる。電源部のDC-DCコンバーター回路により、内部電圧を18V(±9V)に昇圧することで、高ダイナミック・レンジを実現。歪みに強い十分なヘッドルームを確保。リダクション・インジケーターを搭載しているため、ピッキングのダイナミクスによってコンプレッション/リミットがかかるレベルを視覚的に確認できる。さらに、4PDTスイッチによるトゥルーバイパス・スイッチングを採用しているため、バイパス時に信号が電子回路を一切通らない完全なバイパス状態になる。

定価:22,000円
オフィシャルHP:日伸音波製作所

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weed/ODB-3 mod

 オリジナル・ペダルやあらゆるエフェクターのモディファイを行うweed。本機はBOSSの人気機種ODB-3をモディファイしたもので、オーディオ・パーツの採用により、ノイズレスながら、ブライトかつファットな歪みを獲得。ODB-3の特徴であるバランス・ノブでは、DRY(原音)/OD(歪み)ともにクリアな出力を実現している。

定価:30,000円
オフィシャルHP:ハリーズエンジニアリング

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DigiTech/BASS SYNTH WAH

 新開発のフィルター・エミュレーターを採用し、アナログ・シンセサイザーのようなサウンドの「Synth」モード、トーク・ボックスのような効果を生み出す「Filter」モード、そしてエンベロープ・フィルター(オートワウ)の「Env. Filter」モードと、1台で3種類のワウ・サウンドを装備。また、Env. FilterとSynthでは1オクターブ下のピッチ・シフトを追加しており、より重厚なフィルター・エフェクトが得られる。

定価:15,800円
オフィシャルHP:DigiTech

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DIAMOND Guitar Pedals/BASS COMP

 「チルトEQ」を搭載し、ミニ・トグル・スイッチによりイコライジングの軸を900Hzと250Hzの2ポイントから選択可能。低音域と高音域を同時可変して、多彩なボイシングを実現し、コンプレッションによるアタックやサステイン、そして音質まで、さまざまなサウンドメイクが可能だ。バイカラーLEDを採用しているため、コンプレッサーの動作を視認できる点も魅力。さらに20Hzまでの低周波数帯をカバーし、ヘッドルームを拡張。高周波ノイズをフィルタリングできるジャンパー・スイッチも装備している。ベース本体のアクティブ/パッシブを問わず、多弦ベースにも対応。

希望小売価格:48,000円
オフィシャルHP:ディバイザー

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Electro-Harmonix/Bass Micro Synthesizer

 ギター用マイクロ・シンセを、ベース用にチューニングしたモデル。10個のスライダーによって緻密な操作を実現し、パーカッシブなサウンドや逆回転など、初期のモーグに代表されるビンテージ・アナログ・シンセサイザーのサウンドを作り出すことが可能。幅広い、求めるサウンドを追求できる。

定価:68,000円
オフィシャルHP:キョーリツコーポレーション

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CROWTHER AUDIO/HOT CAKE XLF BASS

 人気のハンドメイド・エフェクター・ブランド、クラウザー・オーディオを代表するモデルが、この「Hotcake」(ホットケーキ)だ。原音を活かしつつも、低音域が豊かな歪みサウンドを実現。コントロールはシンプルだが、歪みの可変が大きいため、クリーン・ブーストやオーバードライブ、ファズと、幅広いサウンドを作り出すことができる。

定価:オープン
オフィシャルHP:Crowther Audio

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TC-Helicon/VoiceTone D1

 ボーカルに厚みを与えるダブリング効果。本機はTC-Heliconのボーカル・アルゴリズムを駆使し、リード・ボイスに微弱なピッチシフトを適用することで、厚いダブリング・エフェクトを生み出す。Tight/Loose/Group/Detune/Thick/Octave Up/Octave Down/Shoutと、緻密に調整された8つのダブリング・スタイルを搭載。スタイルを選択してフット・スイッチを踏むだけなので、操作も簡単だ。ミックス・レベル調整ノブによって、ダブリング・エフェクトを直感的にコントロールできる。

定価:オープン
オフィシャルHP:MUSICグループ・コマーシャルJP

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Wren and Cuff Creations/Phat Phuk B Boost

 高品質で、こだわりのビンテージ・サウンドが魅力のブランド「レナンドカフクリエーション」。本機は、音の劣化を抑えるJFET回路や、ビンテージ・スタイルのゲルマニウムを使用することで、ノイズレスながらダーティで個性的なサウンドを実現。ベース用ブースターとしてはもちろん、ギター用としても活躍する一台。

定価:オープン
オフィシャルHP:LEPインターナショナル

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Wren and Cuff Creations/Tall Font Russian

 90年代に製造されていたビッグ・マフの中でも、頑丈な筐体とアーミー・グリーン・カラー、そして縦長のロゴ・フォント(=トール・フォント)といった特徴を持つモデルを再現。“地雷”と呼ばれる大きなフット・スイッチを装備していた当時のモデルは、そのルックスに相応しくゴツゴツとした激しいファズ・サウンドが魅力だ。本機はそのロシアン・ファズ・サウンドを忠実に再現しつつ、ジャックやパーツを見直すことで、ノイズレスで安定した音色を実現。ボードにも収まりやすいコンパクトな筐体も魅力だ。

定価:オープン
オフィシャルHP:LEPインターナショナル

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Tech 21/SANSAMP Classic

 ベーシストはもちろん、ギタリストからも高い支持を得ているサンズアンプ。その中でも本機は、ダイレクト・レコーディング用のチューブ・アンプ・シミュレーターという新境地を切り開いた定番モデル。アナログ回路の歪み系エフェクターであり、アンプ・シミュレーターの草分け的存在と言えるモデルが、通常ラインナップとして復活したもの。歪み用エフェクター、プリアンプ、レコーディング用のアンプ・シミュレーターなど、さまざまな用途で使える一台。

定価:オープン
オフィシャルHP:オールアクセス

ベース・マガジン2016年1月号では大久保剛(音速ライン)のボードを紹介!

 リットーミュージック刊『ベース・マガジン2016年1月号』の連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」では、音速ラインの大久保剛のエフェクト・ボードが紹介されています! 機材の紹介はもちろん、セッティング・パターンやアーティスト本人のコメントを交えた解説も掲載されているので、是非チェックしてみて下さい。

■ベース・マガジン2016年1月号の詳細はこちらから!


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プロフィール

安西卓丸
2007年に東京で結成された、ふくろうずのベーシスト。内田万里(vo,k)、石井竜太(g)からなるアンサンブルで、脱力しつつも洗練されたポップス・サウンドを奏でている。愛器はフェンダー・カスタムショップの1964’sジャズ・ベースなど。

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