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- 2024/11/16
Aria Pro II / PE-R80(1983年製)
真の意匠を獲得した職人達の魂は、半世紀を経てなおも気高い。込められた想いも、歴史的価値も、全ての証明はその音だけが語るからだ。「魅惑のジャパン・ビンテージ」は、この世でたったひとつの音を求めた昭和のエレキ・ギター……その名器たちに光を当て、実器を用いた映像とともに検証することを使命とする企画である。連載第3回に登場するのは、国産オリジナルのロングセラーとして代名詞的存在のAria Pro II “PE”シリーズにおいて、80年代のセンター・モデルとして爆発的人気を誇った“PE-R80”。それは、『回帰』だったのか、それとも『妥協』か、はたまた『進化』なのか。現代まで続く数あるPEのラインナップ中でも屈指の完成度とバランスを誇ったとされるこのモデルは、ブランドの、否、日本のギター業界が欲した未来への僥倖そのものであったのかもしれない。動画でPE-R80の偽らざる実力を引き出すのは、もはやこの企画ではおなじみの名人・稲葉政裕氏。いつも通りの、試奏インタビュー、ヒストリー等の紹介記事も掲載されているので、あわせてご覧いただくと良いだろう。ひたむきな挑戦がついに本物の伝統へと昇華した瞬間に立ち会ったモデル──PE-R80。その万人が愛した調和のトーンをご堪能あれ。
国内のギター史に大いなる足跡を残すアリア(Aria)ブランドの始まりは、アコースティック・ギターの製造を本格化した1960年代初頭に遡る。元々、高価なクラシック・ギターや楽譜関連の輸入元としてスタートした荒井貿易にとって、1956年の会社設立以降、徐々に盛り上がりを見せ始めたソリッド・ギターを中心とした巷のエレキ・ブームは、その経営方針とは相容れぬものだったようだ。事実、アリアとして自社ブランドを展開するようになった後も、同社のエレクトリック・ギターと言えばその中心はセミ・アコースティック・ギター……いわゆるセミアコの事であり、現在で言うところのビザール・モデルで隆盛を誇っていた国産ソリッド・ギターの老舗、グヤトーンやテスコといったメーカーと一線を画す市場形態を維持することに、疑問を抱く者などいるはずもなかった。
だが、そんな彼らに転機が訪れたのは、グループ・サウンズ・ブームの波に乗ってアリアのセミアコが順調に業績を伸ばしていた1968年の事であった。米国で行なわれた楽器ショーを訪れた荒井史郎氏(当時の荒井貿易の社長)は、その行程で出会ったギブソンのレス・ポール(リバイバル品)のあまりの素晴らしさに感銘を受け、「こんなギターを自分も作ってみたい」と思うようになる。アコギ時代からアリア製楽器の製造を支えてきた盟友でもあるマツモク工業(当時、すでにシンガー日鋼の子会社だった松本木工のこと)の協力もあり、国内でも先行する形でギブソンやフェンダーのコピーを展開したアリア。だが、その後起こる本家とのコピー問題の軋轢の中で、その思考は徐々に変化の兆しを見せ始めていた。レス・ポールをただの信仰に留めるのではなく、リスペクトするが故に、本当の意味でそれと肩を並べる自分たちの“ジャパン・オリジナル”を目指さなければならない──。その使命感と情熱は、ソリッド・エレキ・ギターに社の命運をかける気概とともに発足させた新ブランド、アリア・プロ2(Aria Pro II)上にて結実する。
1977年10月、すでに発表されていた「PROTOTYPE LINE」を踏襲する形で、PE(Pro Electric)シリーズの起源となるモデル、PE-1500が、遂に正式にリリースされる運びとなった。それは間違いなくレス・ポールのDNAを受け継ぎながらも、マツモクの材と技、そしてアリア時代からの「和」の美学を高位で融合した、世界に堂々と胸を張れる革新的な個体であった。その後、PEは、リイシューを含めるとレギュラー・ラインだけで100にも迫る数のモデルを、40年近くに渡りほぼ途切れる事無く次々とリリースし続けることになる。現行でも10種類近くのラインナップを維持しているPE──それは、遥か昔に完成したギターが、今もなおそのコンポーネントを現役のままに保つ事のできる、突き詰められた芸術品であったという事を証明するのに十分すぎる記録である。純粋な憧れを、文化の域にまで押し上げたアリアのフラッグシップPEこそ、レス・ポールという偉大なギターを孤高の存在足らしめる事を許さなかった可能性という名の英知そのものなのである。
長い歴史を持つPEシリーズは、大きくふたつの時代で分けて考えるのが通例である。それは、長年アリア及びアリア・プロ2の楽器製造を担ったマツモク工業が工場をたたむことになった1987年までのモデルと、その受け皿として東海楽器等のメーカーが製造を担当した1988年以降のモデル、という分け方である。
今は亡きマツモク時代のものをそのオリジナルとしての価値及びPEの最盛期を支えたモデル群として総じて「初期型」と呼び、その中でも1981年の最初の大モデル・チェンジよりも前のものを前期型、それ以降のものを後期型とするのが一般的である。PE-R80が登場したのは、この大改革の年……1981年からである。それまでのPE-1500、PE-1000、PE-800、PE-600と言った前期型のあからさまなレス・ポールへの対抗意識に燃えていたロング・スケール(650mm)、1ボリューム/1トーンというモデル群に変わり、PE-R80は、ミディアム・スケール(630mm)、2ボリューム/2トーン、セパレートになったブリッジ&テイルピース(前期型は一体構造のハードテイル型“スーパー・マティック・ブリッジ”)という馴染みの深いシルエットを纏ったモデルとして市場に卸された。
さらに、今まで、同シリーズではあえてボディ材として採用されなかったマホガニーを、その特徴的な3層ラミネート構造のセンター材として用いた事で、音質的にもより暖かみが増し、また前期モデルの最大のウィークポイントであった重量的なハンディキャップ(前期型のPE-1500やPE-1000などはボディがオール・メイプルであったため、重量は4.5kgにも達していたとされる)を克服するものとして、その新たなPEの顔となったギターは概ね好意的に迎え入れられたというのが最初の印象である。中にはそれらの改変をギブソンにすり寄った妥協的作品──前期型モデルが示したエポックメイキングな意志を否定するモデルであるとする声も無かったわけではなかったが、市場の反応は素直であった。
ピックアップのシリーズ(シリアル)/パラレル切り替え機能である「デュアル・サウンド・サーキット」以外では「スタンダード」な仕様に舵を切ったかに見えたPE-R80は、ただ闇雲に斬新であろうとした前期型のモデルに比べ、その音と演奏性の両立を重視した結果、空前の大ヒットを放つこととなり、そこから1987年まで連続してカタログに載るPEシリーズ初のロングセラー・モデルとなったのである。一方で、あまり知られてはいないが、PE-R80というモデルは1981年に発売されてすぐにマイナー・チェンジを行なっており、実は、発売当初の仕様は、PE-1500の影響を強く残したオール・メイプルのボディとディマジオのDual Soundピックアップ(PE-1500もディマジオだがそちらはSuper Distortion)というレイアウトであった。PE-R80自体はすぐに前述のようなマホガニーをラミネートしたボディの「本仕様」に改変された(ピックアップもアリア・オリジナルのClassic Powerに換装された)が、PE-1500が本格的に廃盤になると、そのオール・メイプルだったシャープなサウンドを求める層のために、PE-R80の当初モデルの仕様をそのままPE-R80Dとしてしばらく販売を続けた経緯がある。
また、PE-R80は、84年頃から2年ほどの間、別バージョンとしてケーラーのトレモロ・ブリッジ#2200Bとケーラーのストリング・ロックを装備したPE-R80KVというアーム付きモデルの販売にも踏み切っている。他にも、このモデルは初期型のPEの中でも、最も積極的にレフティ・モデルであるPE-R80Lの製造をコンスタントに行なったとされ、国産オリジナルとしてはそれまでなかなかなかった左利き用の筐体の普及に努めたという実績も残されている。
当時の使用アーティストとしては、やはりアリア御用達だった渡辺香津美や松原正樹といった大物フュージョン系ギタリストがその使用者として名を連ねる。特に渡辺香津美においては、PE-R80にも用いられたアリア・プロ2の代表的なピックアップCLASSIC POWERの開発にも深く関わっており、さらに、後期型で多用された3層ラミネート・ボディにもそのアイデアを提供していたりと、80年代のPEにとって欠くべからざる貢献を果たした陰の立役者としても知られる。また、先日亡くなられた石田長生も、80年代初期にはPE-R80の広告に登場しその勇姿を見せていた。
このヘッド形状は初期型の後期型であるPE-R80、PE-R60以降で初めて採用されたスタイルで、それ以前は、トップに2本の“角(つの)”がせり出した長方形に近い形状だった。サイドに末広がりのようなRが設えられ、ルックスにも柔らかみが加えられた。フロント面には金色のメーカー・ロゴと、パテント表記。光沢のある漆黒の天神板に、ゴールドのペグとブラス製ナットの組み合わせが実にゴージャス。裏のシリアルは、最初の三桁が80年代の下一桁年と月を、残りの四桁がロットを表している。マシンヘッドには「Aria Pro II」の刻印がされているものの、一見するとゴトー製にも見え、アリア・オリジナルかどうかは不明。指板はローズウッドのようにも見えるが、縞黒檀。
アリア・オリジナルのゼブラ・カラー“CLASSIC POWER”ピックアップ。マグネットはアルニコで、製造は啓陽が担当(後に松本のゴトー・ピックアップに引き継がれた)。開発されたのは80年代初頭で、ギブソンP.A.F.を参考にしながら、ギタリストの渡辺香津美による全面協力の下、100個以上の試作を繰り返してようやく完成に至ったという逸話が残っている。上部の指板に見えるインレイは、PE-R80やPE-MIDIなどで見られた「山形」で、樹脂製。ネック横のボディ・フロントには3wayのピックアップ・セレクターが見える。
PE-1500などの前期型に搭載されていた「スーパー・マティック・ブリッジ」の欠点(2点支持で基本的に弦のテンションを変える事ができず、また削り出し故に精度や重量の点で不利)を補うために開発された、セパレート式ブリッジ。正式名称は、「SPT(スーパー・チューナブル)ブリッジ」と「QH(クイック・フック)テイルピース」。80年代にこの金型が老化して壊れた時に、ゴトー製のパーツで代用して売られたことがあるという。その時、再度起こした金型は、サドル・ピッチが以前のものよりも少し広くなってしまっていたそうだ。
レス・ポール・ライクな2ボリューム2トーン、そして、各ピックアップのデュアル・サウンド・スイッチ。ブリッジ寄りがフロント用、外側がリア用で、「DOWN」ポジションがシリーズ(シリアル)、「UP」ポジションがパラレルとなる。コントロール類はボディの落とし込み加工で埋められており、その丁寧な作りが伺える。
ヘッド・アングルはPEシリーズ全てに共通の14度。ボリュートは付けられていない。PE-R80のネックは、1ピース・メイプル仕様。このモデル独特のシャープネス・サウンドはネック材の仕様によるところが大きい。このモデルのヘッドとネックにはバインディングがなく、PE-1500ゆずりのワイルドなルックスを見事に保っている。
初代PE-1500から採用されていた、美しいセットネック・ジョイント部。初期カタログ上では「イクスクルーシブ・ヒールレス・カッタウェイ」という名称で紹介されている。ハイ・ポジションの演奏性とネック剛性を両立し、マツモク工業の加工技術の高さを世界に見せつけたPEシリーズ最大のセールス・ポイントである。
メイプル/マホガニー/メイプルの両面削り出し、3層ラミネート・ボディ。工芸品の風格を絶やさないなだらかなカーブが、黒い塗装の下でうねる。ボディ厚は標準的なレス・ポールよりも若干薄く、表側にはバインディングも施されている。セレクター部やコントロール・キャビティの蓋も背面材と同じメイプルで削り出されており、しっかりとした厚みと曲線で整形されているのも驚きだ。
導電塗料は、蓋の裏はもちろん、キャビティの淵溝にまでしっかりと塗り広げられている。実に丁寧な仕事だ。配線はデュアル・サウンド機能のおかげでかなり複雑化している。胴体縁近くのメイプル材が薄くて深度を稼げない部分は、ポッドの高さを考慮して、キャビティ内にも更に落とし込み部分が作られているのを見る事ができる。
実は、アリアのギターというのは、僕は1回も持っていた事が無いんです。当時は種類が多く感じて、何となく行き着かなくて。だから、今回はとても興味深くやらせてもらいました。実際に弾いてみると、すごく素直に「イイなぁ…」って思えるギターでしたね。僕の中ではアリア・プロ2と言えば、何プライにもなっている材が使われていたりっていうアレンビックみたいなモデルをイメージしていましたから、こんなにレス・ポールなルックスなのに実際に音を出すとそのルーツがわからないくらいオリジナリティがあって、手応えはまるでポール・リード・スミスのように弾きやすいシェイプで──とにかく衝撃的でした。僕の友達……その人もプロなんですけどね……も、アリアのこれと同じようなモデルを持っていて、彼は「これはレス・ポールだ!」って言い張っていましたけど(笑)。これ、そんな単純なギターじゃないですよ。今日だけで僕の思い出っていうか、アリアへのイメージがすっかり更新されちゃいました。いやー、本当に凄いギターですよ、これ。
全体のバランスから言うと、ボディは後ろにもカーブがあって、身体にフィットしますね。意外に、ネックとかもギブソンのビンテージみたいに角度が付いていないんで手馴染みが凄くいい。あと、この指板のRが少ない感じも好きです。僕は70年代のストラトなんかでRのキツいやつは削っちゃったりするくらいなので、こういった平らな指板は大歓迎かな。ただ、この弦の独特の幅……フェンダーでもギブソンでもない。機種特有のものなのかはわからないですけど、この幅に慣れるまでがちょっと厄介ですね。まあ、それでも、このネック・ヒールなんか、当時から考えればどこにもないオリジナリティだと思いますよ。とにかく、全体が個性の塊っていうか、良い意味でも悪い意味でもこれがアリアなんだって主張がみたいなものが、こう、持っただけで伝わるって、考えてみればもの凄い事ですよね。ほら、この艶っぽい色のテカリ具合とかも(笑)。当時の日本製を表すかのような、ちょっとやそっとじゃ傷つけさせねーぞ!って感じが何か嬉しいじゃないですか。
このストップ・テイルピースが凄く効いていますよね。サステインがたっぷりあったのと、パラレルにした時のシングルコイル的なフロントの音とかもそうですけど、クリーンな音が凄くキレイに出ます。で、音量を上げると、もう、バリバリのソリッドな音ですからね(笑)! 要らない部分が削ぎ落とされたギラギラなこの感じとかは、ボディの薄さとかから来るのかな? レス・ポールとかのスタンダードを狙った作りのモデルのはずなのに、ちょっと変わったバランスの音ですよね。このピックアップにしてもすごく独特でね。伸びやかだけど、意外と野性的な感じもあって……サウンド的にはややハイ上がり気味だけど、むしろボリュームを一杯にした方が柔らかい音になるっていうか。僕のオススメとしては、センターで両方パラレルっていうのがわりと面白いかな。この透き通った音がイイですよね。あとは、そこから好みやジャンルで片方だけシリーズに戻すとかもアリだと思う。こういったデュアル・サウンドのスイッチやタップが付いていると両方いっぺんに切り替わっちゃったりするのもたまにあるんだけど、これは、リアはリア、フロントはフロントでひとつずつ選択できるし、本当に幅広く音作りできますよね。
●システム:試奏機/Aria Pro II “PE-R80”(ギター)→AT’S FACTOR“稲葉日和”(稲葉氏用カスタム・オーバードライブ+コンプ(ポスト))→SHIN'S MUSIC“Baby Perfect Volume”(ボリューム・ペダル)→MOOER“REECHO”(ディレイ)→TC ELECTRONIC“Mini Flashback”(ディレイ)→FENDER“’68 Custom Deluxe Reverb”(アンプ) *上記システムを基本とし、サブとしてMOOER“SOLO”(ディストーション)とMXR“Dyna Comp”(コンプ(プリ))を適宜追加しながら使用。また、ボリューム・ペダルからの分岐でモリダイラ“Bit Tune”(チューナー)を常設。
●マイク&レコーダー:マイクはSHURE“SM57”をオンマイク、コンデンサー・マイクをアンビ用として使用し、ZOOM“H6”レコーダーで収録した。
試奏手順は、まず、試奏機“PE-R80”の状態チェックを稲葉氏本人に行なってもらうことから始まる。アンプを平時クリーンな状態にセット(基本的にコントロールはフラット)する。歪みは基本的にエフェクターで作ることとし、さらに収録するフレーズに合わせて空間系エフェクトとデュアル・サウンド・スイッチのセレクトをチェック。最後に、再度ギターの運指テストとピッキングの確認作業を行なった後、録音作業の運びとなった。
弾き始めてすぐに、チューニングが安定しないという問題が発生。稲葉氏は、長年使われていなかった試奏機のペグを、やさしくほぐすように大きく回しながら、一回の演奏の度にチューニングを丁寧に繰り返していく。1分近くの演奏ではかなり音ズレが生じるため、稲葉氏は持ち前の手練により、チョーキング等で演奏中に音を補正するという離れ業を駆使しながら、ストレスを感じさせない流麗な演奏を立て続けにこなしていく。それでも、いつも以上に曲間にペグを触る機会が多いのは確かで、涼しい顔をして演奏してはいるものの、そのプレイには見た目以上に神経を使っているように感じられた。そうこうして収録も終盤になった頃、ようやくチューニングに安定感が出るようになり、スタッフにも安堵の空気が流れるようになった。稲葉氏はここぞとばかりにデュアル・サウンドのバリエーション演奏を連続で繰り広げ、そこからは怒濤の連弾により一気に収録を完遂してしまった。
中古からビンテージまでエレキ・ギター700本以上、エフェクター500点以上、さらに数多くのピックアップ、パーツ、小物等、圧倒的な在庫量を誇る、都内でも有数の中古/ビンテージ・ショップ、TC楽器。今回の試奏器、YAMAHA SC-1200はTC楽器の在庫からお借りしたものだ。国内外のブランドを問わず、ビンテージから中古楽器まで幅広いラインナップを扱うが、中でもジャパン・ビンテージの在庫を豊富に揃えているのは、ファンにはたまらないところだろう。2Fはアンプも大量に扱っており、気になったギターがあれば2Fの好みのアンプで試奏出来るのも同店ならではの嬉しい環境と言えるだろう。販売される楽器は専門スタッフの手により、完全に調整・クリーニングされ、詳細なスペックを調べた上で、その楽器に正当な評価をして販売されている安心のショップだ。
・TC楽器 1Fエレキギター売場
稲葉政裕(いなば・まさひろ)
1960年、大分県生まれ。ベテランにして、時勢にとらわれない磊落なサウンドで人々を魅了し続ける、国内屈指の職人ギタリスト。正確無比な技巧に裏打ちされた創造性豊かなフレーズ・ワークを活かし、小田和正をはじめ、吉田拓郎、渡辺美里、平原綾香など多くのアーティストのステージ・サポートやレコーディングで多大な実績を残す。また一方で、熱心なストラト研究家としても知られ、特にビンテージ・フェンダーに関する知識ではマニアも裸足で逃げ出すほどの博識で通っている。自身が所属する『Far East Club Band』をはじめ、都内を中心としたあちこちのクラブ・イベントやライブを精力的にこなし、セッション漬けの多忙な日々を送る。
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