“ONE DAY GUITAR SHOW”で発表された桜モデルの注目機種を総ざらい!
- 2025/01/07
Marshall / 2555X
マーシャル社の創立25周年を記念し、1987年の1年間のみ生産された「Silver Jubilee」シリーズ。その中でも100W出力の「2555」は、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ、元ボン・ジョヴィのリッチー・サンボラなど、錚々たるギタリストが愛用。スラッシュに至っては、ほぼ同仕様のシグネチャー・モデル「2555SL」を発売するほどの惚れ込みっぷり。その後は、再販を熱望する声に応えるため1988〜1989年にリミテッド・モデル「Black Jubilee」が発売されるなど、紛れもなくマーシャル屈指の名機として君臨しているのが「2555」なのだ。
そんな「2555 Silver Jubilee」の発売から約30年という年月を経て、ついに復刻モデル「2555X」が誕生。しかも、レギュラー商品としてラインナップ! オリジナル「2555 Silver Jubilee」からの主な変更点は、スピーカー・アウトがインピーダンス・セレクターから4/8/16Ωの各スピーカー・ジャックに、電圧の切り替えスイッチがなくなり各国の適正電圧仕様に固定。外観では、ハンドルエンド・キャップがブラックからシルバー・メタルに、インプット・ジャックがブラックからクロームに、メイン・スタンバイ・スイッチにも若干の変更がなされている。
真空管はプリ管がECC83×3、パワー管がEL34×4となっており、マーシャル・アンプ初の採用であったペントード/トライオードの切り替えスイッチも踏襲。フロント・パネルにて、五極管(100W)と三極管(50W)の切り替えが可能だ。リード/リズムの2チャンネル仕様で、チャンネルの切り替えは付属のフット・スイッチ「PEDL-90001」または、アウトプット・マスター・ノブのプッシュ/プルにて行う。イコライザーはプレゼンス/ベース/ミドル/トレブルで、インプット・ゲインをプルすることによってリズム・チャンネルのゲインを稼ぐことが可能だ。背面には、フット・スイッチ端子、スピーカー端子の他、直列のエフェクト・ループとPAやレコーディング用のD.I.出力も装備している。
また、「2555X」の発売に合わせて専用キャビネットの「2551AV」と「2551BV」(受注生産)も発売。「2551AV」は角度がついたアングルド・タイプで、「2551BV」はストレート・タイプ。モノラルとステレオの切り替えが可能で、インピーダンスはモノラルが4または16Ω、ステレオは8Ω×2となっている。スピーカーは許容入力70Wの「CELESTION 'VINTAGE 30'」4発で、最大許容入力は280Wとなっている。
きらびやかなクリーン・トーンと、中音域に粘りとコシがある絶品の歪みサウンド。数多の世界的ギタリストたちが愛してやまないマーシャル・サウンドの復活は、ロック・ギター・シーンにとって間違いなく最大級のトピックになることだろう。
価格:¥250,000 (税別)
価格:¥175,000 (税別)
価格:¥175,000 (税別)