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- 2024/11/16
ライブの機材を通してドラマーのこだわりを検証するリズム&ドラム・マガジンの人気連載「The Style Of LIVE GEAR」と連動してお届けする本連載「Drum Set File」。アーティストが使用するデジマート上でも購入できるドラム機材を紹介していく。第2回目は、2015年3月に90歳の節目を迎えたジャズ界の生ける伝説=Roy Haynes。そのアニバーサリーを祝うべく、去る5月にブルーノート東京で行なわれた来日公演で彼が使用したドラム・キットだ。巨人は今も進化し続けていた!
御年90歳を迎えたジャズ・レジェンド=ロイ・ヘインズがバースデー記念公演で使用したのは、2014年に発表されたYAMAHAの最新モデルAbsolute Hybrid Maple。スネア・ドラムはYAMAHAのRoy Haynes Signature Model(14"×5.5"/ハンマード・カッパー・シェル/生産完了品)。1バス、2タム、2フロアの構成でスネア〜タム〜フロア・タムの高低差が少ない、1つの“面”に沿ったようなセッティングとなっている。タム、スネアともに打面ヘッドはREMOのCoated Ambassadorを装着。シンバル類はライド以外Zildjian製で、すべて彼が持参したもの。ドラマーの左手側から14"K Custom Dark HiHat、16"K Custom Session Crash、Flat Ride(メーカー&サイズ不明)、17"A Custom Crashと並ぶ。フット・ペダルはLudwigのSpeed King(生産完了品)を使用していた。
※注:以下の製品画像はタイプの一例です。在庫を保証するものではありません。また、(*)マークがモデル名の後につくものは、このコンテンツの公開時にデジマートに在庫がなくなってしまった商品です。データ・ベースとして利用する方のためにそのままリスト上に残しておきますので、後日、気になった時にリンクをクリックしてもらえば、出品されている可能性もあります。こまめにチェックしてみてください!
本記事はリットーミュージック刊『リズム&ドラム・マガジン2015年7・8月号』の連載「The Style Of LIVE GEAR」の中でより詳しく紹介されています! ここではお見せできなかった機材やセッティング・パターン、さらに、このセットが使用されたライブのレポートも掲載されているので是非チェックしてみてください。
※ご注意:今月よりリズム&ドラム・マガジンの発売日が毎月25日に変更になりました。
■リズム&ドラム・マガジン2015年7・8月号の詳細はこちらから!
Roy Haynes(ロイ・ヘインズ)
1925年生まれ、アメリカ・マサチューセッツ州出身。40年代からそのキャリアをスタートさせ、60年代後半よりマイルス・デイヴィスやチャーリー・パーカーらのグループで活躍、その名を轟かせる。その後はサラ・ヴォーン、ジョン・コルトレーン、チック・コリアといった名だたるジャズマン達と共演。御年90歳を迎え、今もなお至高のスウィングを聴かせてくれる。孫はドラマーのマーカス・ギルモア。
アーティスト写真提供:BLUE NOTE TOKYO