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  • ESPのフラッグシップ、HORIZONを継承したハイ・コストパフォーマンス・モデル

EDWARDS / E-HR-136NT/QM

EDWARDS / E-HR-136NT/QM

  • 解説・文:村田善行 試奏:岡 聡志 写真・動画撮影:伊藤大輔 ※写真:星野俊
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 ESPを代表するシリーズ、HORIZONを継承したモデル、E-HR-136NT/QMがEDWARDSから登場した。ボディ・エンドまで伸びるスルーネックはハード・メイプル3ピース構造。指板にはエボニーが採用され、フラッグシップ・モデルと同様のスペックが引き継がれている。またボディ・トップ全面にはキルテッド・メイプル、ボディのウイング部分にはマホガニーが使われており、全体的にとても引き締まったタイトなトーン。ルックスもボディとヘッドには手間のかかる積層バインディングが施され、とてもゴージャスな仕上がりだ。

 また指板インレイはアバロン・ドットがオフセットで入れられており、指板にはホワイトのバインディングに加えて、蓄光素材のルミンレイ製のサイド・ポジション・マークが採用されている。これにより暗転したステージでもポジション確認がしやすいはずだ。さらにペグはゴトーのロック式(MG-T)で、弦交換も容易に行なえる。ピックアップにはセイモア・ダンカンのエクストリーム・ミュージックに特化した高出力6弦用パッシブ・ピックアップ、ブラック・ウィンターを2基搭載。パワフルかつ喰いつき感が素晴らしく、ハイゲイン時のゾリゾリっとした質感は弾いていてかなり気持ちがいいはず。

 カーブトップ・ボディならではの厚みのある音色とスルーネック構造が生み出すバランスの良さは価格帯を上回るものと言って過言ではない。ハードなギター・サウンドを好むギタリストにぜひチェックしてみてほしいギターだ。

※使用アンプ:Fender '68 Custom Deluxe Reverb

スリムなヘッドにゴトーのロック式ペグ、MG-Tをマウント。スピーディーな弦交換と安定したチューニングに貢献している。

ホワイトのバインディングに埋め込まれた、蓄光素材のポジション・マーカー。

ピックアップはセイモア・ダンカンのラック・ウィンターを前後にマウント。エクストリーム・ミュージックに特化した高出力モデルだ。トップ材のキルテッド・メイプルも美しい。

ハード・メイプルのスルーネックを挟み込むウイング部にはマホガニーを採用。ハイ・ポジション部分はヒールレス処理も施されている。

チューン“オー”マチック・スタイルのブリッジは、ゴトーGE103B-T。

本器の大きな特色のひとつ、ストリング・スルー・ボディ構造。

EDWARDS / E-HR-136NT/QM

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製品情報

EDWARDS / E-HR-136NT/QM

価格:¥136,000 (税別)

【スペック】
■ボディ:キルテッド・メイプル(トップ)、マホガニー(バック)■ネック:ハード・メイプル3ピース ■指板:エボニー ■フレット:24 ■スケール:648mm ■ピックアップ:セイモア・ダンカン・ブラック・ウィンター × 2 ■コントロール:ボリューム、トーン、3ウェイ・トグル・スイッチ ■ブリッジ:ゴトーGE103B-T(ストリング・スルー・ボディ) ■ペグ:ゴトー SG360-07 MG-T ■カラー:ブラック・チェリー、ブラック・アクア(試奏モデル)
【問い合わせ】
ESP http://www.espguitars.co.jp/edwards/hr/E-HR-136NTQM.html
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プロフィール

村田善行(むらた・よしゆき)
株式会社クルーズにてエフェクト・ペダル全般のデザイン担当、同経営の楽器店フーチーズ(東京都渋谷区)のマネージャーを兼任。ファズ関連・エフェクター全般へのこだわりから専門誌にてコラムを担当する他、覆面ネームにて機材の試奏レポ/製品レビュー多数。

岡 聡志(おか・さとし)
GIT Masters 2012とGuitar Magazine誌上コンテスト2012にてグランプリを獲得した注目のギタリスト。現在はサポートやレコーディング等の活動のかたわら、フーチーズにて良い音とは何か? を吸収中。ギタリストとしてのさらなるレベルアップを目指している。

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