UVERworldのベーシスト、信人によるATW-1501試奏レポート［ベース編］はこちら！

ストンプ・ボックス・タイプでエフェクト・ボードに組み込みやすい！

　オーディオテクニカ初のデジタル・ワイヤレスとして高い評価を得たSYSTEM10シリーズを、エフェクター・ボードなどにも組み込みやすいストンプ・ボックス・タイプに集約したのが、本機ATW-1501だ。シリーズの特徴である、24bit/48kHzという高音質、2本のアンテナ＆時間差で送られる2種の周波数帯による確実な信号伝送はもちろん継承。そのうえで、2台のアンプ切り替えやチューナー＆ミュート切り替えといった、ギタリストが即戦力として望む機能を掘り下げている点に注目してほしい。さらに、1台のレシーバーに最大8台のトランスミッターを簡単に事前登録しておけるので、ギターの持ち替えが多いギタリストでも安心だ。

ギターワイヤレスシステム・ATW-1501 / 価格 ¥47,000（税抜）

【使い方】ラクチン操作であっという間に音が出る！

【接続例】アンプの切り替えやギターの持ち替えにも便利！

【A or Bモード】
フットスイッチでAチャンネルとBチャンネルを切り替えることが可能。アンプの切り替えなど、いろいろな用途に使用OK！

【A Muteモード】
フットスイッチでAチャンネルのみON ／ OFFの切り替えが可能。Bチャンネルは常にオン。チューナーをつなげておくのに最適だ！

【マルチペアリング機能】
1台のレシーバーに最大8台のトランスミッターを登録できる。ダウン・チューニングを使うバンドなどはギターの持ち替えが格段に楽！

UVERworldの克哉と彰がATW-1501の魅力をレポート！

逆にワイヤードより音が艶やかになっていたと思います。

──UVERworldがワイヤレスを使い始めたきっかけを教えてください。
克哉：ワイヤレスを使い始めたのは5年ぐらい前からで、ステージが大きくなるにつれてギターの受け渡しや配線がこんがらがることが問題になっていたんです。それで、ローディーの人とかと相談して使うようになりました。ただ、初めてワイヤレスを使った時は違和感がありましたね。
彰：今のシステムになって、ようやくこれならいいかなって思えるようになりましたけど、僕はやっぱり最初はワイヤードにこだわっていました。ワイヤードのほうが見た目もかっこいいですし。でも今となってはワイヤレスじゃないと無理ですね。

──ワイヤレスにすることでステージ・パフォーマンスなどに変化はありましたか？
彰：かなり変わりましたね。僕らは定位置っていうのがなくて、上手と下手が交差することが多いんですけど、シールドを使っていた頃はかなり大変でしたから。俺が先に行ったから帰るのも先とか（笑）。
克哉：そうそう、よく考えていたよね（笑）。それに持ち替えがスムーズになったぶん、曲のつなぎとかも自由にできるようになりましたし、ライブのスムーズ性みたいなところも変わってきたと思います。かなりメリットはありましたね。

──では、今回試奏をお願いしたATW-1501の印象はいかがでしたか？
彰：ワイヤレスを使っているという違和感みたいなものはまったくなかったです。ギターのボリュームを絞ったりすると、多少は音が遅れたりするのかと思ったんですが、そんなことはなかったですしね。
克哉：僕も良かったです。初めてワイヤレスを使った時は“うわ、やっぱりイヤだな”って思ったんですけど、これは、僕たちがワイヤレスに慣れたというのを差し引いても、音の劣化とかを感じなかったです。

──ケーブルを何度も差し替えることでワイヤードとの違いも試されていましたが、差などはありましたか？
克哉：トランスミッターにボリュームが付いているので、逆にワイヤードより大きめに出力されて、音が艶やかになっていたと思います。それに、このボリュームのおかげで、ギターを持ち替えた時に各ギターのボリューム・バランスを取れるので便利ですね。

──ふたりがワイヤレスに求めるものはなんですか？
克哉：やっぱりまずは音です。自分が作った音と変わってしまったら、それはまったく別モノですから。
彰：僕も音がしっかりしているっていうのが大事ですね。とはいえ、5年ぐらい前はけっこうひどかったんですよ。音が細くなったりしていましたからね。それも、けっこうお値段がするやつでもです。音の信号が正しく行っていないっていうトラブルも多々ありましたし。

──それはライブでは怖いですね。ちなみに、ATW-1501通信距離は直径40mですが、十分な距離ですか？
克哉：アリーナとかで端まで行っちゃうとどうかわからないですけど、大抵の会場だったら大丈夫でしょうね。武道館ぐらいなら余裕だと思います。

──ATW-1501のレシーバーは、1台で8個のトランスミッターを事前登録できるのですが、今はライブだと何本ぐらいのギターを持ち替えるんですか？
克哉：セットリストにもよるんですが、多い時だと1回のライブで8本ぐらいは用意しますね。
彰：僕も同じぐらいです。だから、持ち替えのことを考えるとやっぱりワイヤレスじゃなかったら難しいですね。

──確かに。また、ATW-1501は出力が2つあってアンプの切り替えなども行なえるのですが、この点はいかがですか？
克哉：実際、アンプの切り替えをしているので便利ですね。
彰：僕も2台のアンプを使っているので、良いと思います。実践的ですよ。

──アマチュアのバンドですと、複数のアンプやギターを使い分けるということはなかなかないかもしれませんが、どういった人たちにATW-1501をオススメしますか？
克哉：ギターが2～3本でも、シールドを抜いてまた差してっていう手間を考えると、便利ですよね。シールドの抜き差しは時間もかかりますし、トラブルの元にもなりますからね。それに、ワイヤレスって高いものだ、手が出ないって感じやすいと思いますけど、これならがんばれば買える値段でしょうし、昔こういうのがあったら良かったなと思います。あと、僕たちが今使っているのはラック・タイプで、ローディーの人がサポートしてくれていますけど、普通はひとりでやらなくちゃいけないことのほうが多いと思う。足下でミュートできたりギターの持ち替えをコントロールできたりっていうのは安心感があると思います。
彰：演奏中にシールドがクルクルからまっちゃう人にはオススメです。シールドを使っているからこそのトラブルっていうのもありますし、それを解消してくれるっていうのは良いと思いますね。トランスミッターもすごく軽くて、付けているっていう意識もなかったですよ。

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■【2014楽器フェア情報】11月21日〜23日に東京ビッグサイトで開催される楽器フェアのブース（F-09）にて本製品の試奏が可能！
■デジタル・ギターワイヤレスシステム［STOMPBOX］- SYSTEM10 特設サイト

ギター・マガジン2014年11月号にも本特集記事が掲載されています！

　リットーミュージック刊『ギター・マガジン2014年11月号』でも本特集記事を「オーディオテクニカのワイアレスをUVERworldがチェック！」と題して掲載中！今回のATW-1501試奏特集は、同じくリットーミュージック刊『ベース・マガジン』と同時取材を敢行、ベース編ではUVERworldの信人を試奏者に迎えATW-1501を徹底チェック！もちろんデジマート・マガジンでもそのインプレッション内容を掲載予定ですので、こちらもお楽しみに！

■ギター・マガジン 2014年11月号の詳細はこちらから！（リットーミュージック・ウェブサイト）
■ベース・マガジン 2014年11月号の詳細はこちらから！（リットーミュージック・ウェブサイト）