AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
前回のコラムではDSDを取り上げましたが、DSDの魅力を体験するには音源(ソフト)、再生機器(ハード)が必要になり、少しハードルが高いと感じている方も多いと思います。現在ではiPhoneシリーズをはじめとしたスマートフォンで音楽を聴くユーザーも多いため、少しでもいまより高音質で音楽を聴きたいと思った時には、ハイレゾやDSDの前に、まずはイヤフォンの購入を考える方がほとんどかもしれません。そういったニーズが増えているため、現在ではイヤフォンの販売数が飛躍的に増加し、安い物から数十万円の高級機まで幅広いモデルが各社から毎年発売されています。しかしながら、あまりに多くのイヤフォンが各社から出ているため、どれを購入して良いのか分からないという方もいるはずです。今回のコラムでは、簡単なイヤフォンの基本から選び方、比較的新しく求めやすいモデルを紹介したいと思います。自分に合ったイヤフォン選びの参考になれば嬉しいです!
まずイヤフォンには大きく分けて、2つの形状があります。ひとつは、インナーイヤー型と呼ばれるタイプです。こちらは、一昔前までは主流のイヤフォン形状で、iPhoneなどに最初から付属しているタイプのものです。耳の穴の外側に引っ掛けるように装着するタイプで、装着しやすく長時間音楽を聴いていても疲れないのがメリットと言えます。しかし、後述する耳の穴の中に入れるカナル型に比べ音漏れも大きく、音質を追求することが難しい形状でもあります。故に、周囲の音も聴こえやすく、スポーツ用途のモデルなどに採用されることもあります。比較的求めやすい価格のモデルが多いのも、この形状の特徴でしょう。
次に現在のイヤフォンの主流となっているのが、カナル型と呼ばれる形状です。これは耳栓のように、耳の穴を塞ぐように装着するイヤフォンです。インナーイヤー型に比べると、それぞれ耳穴の形状が異なるため、最初は違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし、この点はイヤー・チップと呼ばれる耳の穴に入れる部品を交換することで、対処できるモデルもあります。この形状は、耳の穴をかなり塞ぐことができるため、音漏れや周囲の音を防ぎやすく、より音質を追求しやすい形状と言えます。ただし装着の仕方が適切でないと、イヤフォン本来の性能を楽しむ事ができません。また遮音性が高いため、自転車や歩きながらの使用では、車などの接近に気付けない等、危険を伴うこともあり、注意する必要があります。電車通勤などで使用する際は、周囲への音漏れも比較的に抑える事ができるためお薦めの形状と言えます。
前述した通り、イヤフォンには形状の違いが2つあり、それぞれにメリット/デメリットがありますが、現在では、多くのモデルがカナル型を採用しています。次に、イヤフォン内部にある音を鳴らす為の装置、ドライバー(スピーカーのようなものと考えて頂けるとわかりやすいと思います)について簡単に説明したいと思います。これも大きく分けて2つのタイプがあります。まずは最も原始的な方式であるダイナミック型です。これは、比較的に安価で製造できるため、求めやすい価格帯のモデルにも使われる方式です。だからと言って後述するバランスド・アーマチュア型よりも音が悪いという事はありません。ダイナミック型は、音を分析するような解像度の高さにおいては、バランスド・アーマチュア型にアドバンテージがありますが、ダイレクトなライヴ感のあるサウンドが楽しめるモデルが多いのが特徴です。特にロックやジャズなどを好んで聴くユーザーには、お薦めしたいタイプと言えます。またバランスド・アーマチュア型よりも、ドライバー単体では広い周波数レンジをカヴァーすることもできるのが特徴と言えます。
対してバランスド・アーマチュア型ですが、一番大きなメリットはドライバー自体を小型化できる点です。それ故、ひとつのイヤフォンに4つのドライバー(4ウェイ・スピーカーと考えてもらえればわかりやすいはずです)を搭載するといった事も可能です。例えば超高域、中高域、中低域、超低域といった各レンジに、それぞれのドライバーを割当てて再生することができるのです。よって各帯域の音の調整がしやすく、より繊細な音の表現が可能になります。バランスド・アーマチュア型は、ひとつのドライバーとしては再生レンジが狭いですが、それを組み合わせることで、より幅広く繊細な音の表現を可能としているタイプです。ヴォーカルに焦点を当てた音源や、クラシックなどを好む方にはお薦めしたい方式ですが、やや高価になってしまうのが難点です。それ故、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型を合わせ、それぞれの良さを引き出した、ハイブリッド・タイプも発売されています。
イヤフォンの基本的な形状と、それぞれのドライバーの特徴が掴めたら、自分に合ったモデルも選びやすくなると思います。求めやすい価格で、周囲の音も比較的聴こえてほしい場合には、インナーイヤー型。より遮音性が高く音質を追求したいのであれば、カナル型を選ぶのがセオリーと言えます。しかし、ヘッドフォンのコラムでも書いたのですが、どんなに素晴らしい音が再生できるイヤフォンでも、自分の耳に合っていないモデルでは、その性能を生かしきれません。失敗を恐れずに買うのであれば、通販などで注文して購入するのも良いですが、高額なモデルであれば、やはり実際に装着感や音質の傾向を確かめて買う事をお薦めします。また安いイヤフォンだからといって、必ずしも自分にとって音が悪いとは限りません。自分の好きな音楽を、好みの音で鳴らしてくれるのが最良のイヤフォンです。それを探し出す為に、量販店などでできる限り体験してみるのが、イヤフォン探しの基本と言えるでしょう。また、もしイヤフォン探しに迷ったら、音だけではなく、ファッション性を重視して探してみても良いと思います。ギターと同様で、どんなに音が良くても形や色が気に入らないと、長く愛用するのは難しいでしょう。
現在では、前述のタイプ以外にも、ケーブルが必要ないブルートゥース対応のイヤフォンやノイズ・キャンセリング機能の付いたイヤフォンも販売されています。数多くのイヤフォンの中から最良のモデルと出会うのは、なかなかに大変ですが、現在では最新のイヤフォン/ヘッドフォンを体験できるイベントも行われています。それが今月25日(土)、26日(日)の2日間、サンプラザ中野で開催される、『ヘッドフォン祭』(AV機器を幅広く取り扱うフジヤ・エービック主催)です。毎年、最新のイヤフォン/ヘッドフォンなどを取り扱うメーカーが一同に集まり、こだわりの製品を大量に展示しています。最新のイヤフォン/ヘッドフォンを直に体験したい方は、ぜひ足を運んでみて下さい!
ここからは、比較的求めやすい価格で購入できるカナル型イヤフォンのお薦めモデルをご紹介したいと思います。各社それぞれ、創意工夫を凝らして開発しているモデルが多く、価格以上の満足度が得られる製品が多いと思います。
バンドマンには、マイクのブランドとしてお馴染みのシュアのエントリー・モデルです。高価なイヤフォンも数多く販売している同社ならではノウハウを生かして製作され、5千円前後の実売価格ながら、満足度の高い音質が得られます。ドライバーは、ダイナミック型で中低域に音の特徴が感じられますが、素直なサウンドの印象です。S、M、L、3タイプのイヤーピースも付属しているため、高い装着感も得られます。何より価格が嬉しいですね。
こちらもマイクのブランドとして認知度の高いAKG(アーカーゲー)のイヤフォンです。シュア同様、モニタータイプのイヤフォンから、高価なヘッドフォンまで製作しているブランドとしても知られています。このモデルは、5.8mm径のダイナミック・ドライバーを搭載した求めやすいイヤフォンで、特に低域に特徴のある音質ですが、聴き疲れのしない音質に感じられます。イヤーピースは4種類付属し、高いフィット感も得られます。
国内のオーディオ・ブランドとして認知度の高いデノンは、高品質なヘッドフォン/イヤフォンも製作しています。紹介するモデルは、11.5mmというネオジム・マグネットのダイナミック・ドライバーを搭載し、質の高い音を再生します。低域を強調したサウンドが好みの方には向きませんが、ミッド・レンジの再生にも優れ、ヴォーカルものとの相性は良く感じます。このモデルには、3ボタンのリモコンを付属し、スマートフォン等の操作も可能です。
JVCケンウッドが発売するビクターのHA-FX650は、ハウジングに木材を使った個性的なイヤフォンです。さらにドライバー内部にもウッドドーム・ユニットを搭載し、アコースティックな鳴りを追求したモデルに仕上がっています。真鍮製のリングとのマッチングも素晴らしく、高級感ある大人のデザインですね。不思議とアコギの再生音も自然な鳴り方で、アコースティック楽器を使った音楽を聴くユーザーには、特にお薦めしたいモデルです。
楽器ユーザーにはお馴染みのヤマハから発売されているのが、音導管に世界初となるβチタニウムを採用したイヤフォンです。βチタニウムは、柔軟性と弾力性に優れた素材で、耳へのフィット感を高めています。また15mmと大型のネオジム・ドライバーを搭載し、低域もしっかりと鳴らしてくれます。ただし低域を強調したような音質ではなく、比較的ジャンルを選ばずに楽しめるモデルのようにも感じます。カラーは、レッド、ブラック、ホワイトの3種類から選べます。
オランダに本拠地を置き、様々な電化製品を生み出しているブランドがフィリップスです。このモデルは、多くのイヤフォンが密閉型を採用する中、セミ・オープンバックで製作されている点が大きな特徴となります。そのため、他のイヤフォンに比べ、音漏れが大きくなってしまいます。しかし、セミ・オープン型を採用することで、音抜け、中高域の再生能力に優れています。コストパフォーマンスも高く、家でのリスニングで使うイヤフォンとしてもお薦めです。デザインも洗練されており、シックなブルー&ゴールドのカラーも個性的です。
音楽プロデューサー、またヒップホップのアーティストとしても世界的な人気を誇るドクター・ドレーが立ち上げたヘッドフォン・ブランドがbeats by dr.dreです。真っ赤なケーブルが印象的で、このケーブルに憧れて購入する方もいるのではないでしょうか? 音質は、低域に特徴があり、低音を重視する音楽を聴く方は、満足度の高いイヤフォンだと思います。ただ高域も物足りないということもなく、自然に鳴らしてくれる印象があります。また遮音性も高いため、電車通勤などでの使用にも向いているかもしれません。
バウワース&ウィルキンソンズ社(B&W)は、イギリスの老舗スピーカー・ブランドで、同社のスピーカーは数々の有名スタジオにも採用されています。C5 Series 2は、その洗練されたデザインに目を奪われるイヤフォンです。イヤフォンの周りにクッション性のあるループを設ける事で、耳にしっかりとホールドすることができフィット感も良好ですが、人によっては煩わしく感じる方もいるかもしれません。この辺りは好みが分かれる所です。ドライバーはダイナミック型ですが、各帯域の解像度も高く、低域の量感もあります。
ウルトラゾーンは、最高品質のヘッドフォンを製造するブランドとして、ドイツのミュンヘンで創業したブランドです。数十万円もするハイエンド・ヘッドフォンを製作する技術を持ち、音質に強いこだわりのある顧客を満足させてきました。そんな同社が手掛けるこのモデルにも、高級機同様のこだわりが凝縮されて製作されています。ウルトラゾーンのヘッドフォンにも言えることですが、澄んだ高域の再生が非常に豊かで、この高域の鳴り方が好きな方にはたまらない魅力があると思います。手軽にウルトラゾーンのサウンドを体験したい方にはぜひ聴いて頂きたいイヤフォンです。
ドイツのゼンハイザー社もマイクのブランドとして有名ですね。また世界初のオープンエアー型のヘッドフォンを開発した事でも知られています。ヘッドフォンの分野でも、長く名機と語り継がれるHD800を生み出しています。そんな同社が長い年月をかけて獲得してきたノウハウは、イヤフォン作りにも生きています。ドライバーはダイナミック型を採用していますが、いい意味でどの帯域も鳴らしきるようなバランスの良さがあります。それ故、音源を選ぶ事なく高い満足度が得られそうです。幅広いジャンルを聴くユーザーに試して頂きたいモデルです。
マイクなどのプロ用音響機器から、質の高いヘッドフォン/イヤフォン等も開発する、日本の音響機器ブランドがオーディオテクニカです。このモデルは、2つのバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載し、それぞれ低域、中高域を再生させることにより、繊細なサウンドが得られます。特に中高〜高域の伸びが良く、特に女性ヴォーカルの音源を良く聴くユーザーには一聴して頂きたいイヤフォンです。このイヤフォンは、耳の後ろからケーブルを通して装着するタイプで、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れるとフィット感も良く感じます。
ファイナル・オーディオ・デザインは、元々MCカートリッジ、昇圧トランスなど、アナログ・レコード関連製品を開発していた会社が2009年に立ち上げたブランドです。07年頃からは、イヤフォンの開発を受託し、その中で培われたノウハウを生かして製品が生み出されています。このモデルは、バランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載したイヤフォンで、自然なヴォーカルの再生を目指して作られているそうです。音質は、ややハイミッドが気持ちよく抜けてくる印象で、ヴォーカルやアコースティック楽器の再生に向いている印象を受けました。低域も程よくまとまっています。
ハイレゾ・オーディオの普及にも力を入れるソニーが、独自にドライバーを開発し生み出したのが、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型を組み合わせたハイブリッド型のイヤフォン、XBAシリーズです。これは同シリーズンのエントリー・モデルで、中低域を9mmのダイナミック・ドライバー、中高域をバランスド・アーマチュア型に再生させています。バランスの良い音質で、バンドもの等は気持ち良く聴ける印象です。最新のXBA-A1も発売されます。
台湾のエレクトロニクス・ ブランド、DUNU-TOPSOUNDが製作するイヤフォンDN-1000は、バランスド・アーマチュア・ドライバー2つと、ダイナミック・ドライバーを組み合わせたハイブリッド型のイヤフォンです。同価格帯のイヤフォンよりも多い、3つのドライバーを程よくチューニングする事で、クリアで解像度の高い音質を生み出しています。どの帯域もスムーズに伸びてくれる余裕の感じられる再生音で、多くのユーザーが高い満足感を得られそうです。ドライバーの数だけ考慮しても、コストパフォーマンスの高い製品と言えるでしょう。
今回は、カナル型イヤフォンに焦点を当ててご紹介しましたが、インナーイヤー型イヤフォンの人気モデルもひとつ採り上げたいと思います。インナーイヤー型は、かけ心地も良く聴き疲れしないモデルも多いので、ゆったりと長時間音楽に浸りたい方にも向いています。
スピーカー・ブランドとしても認知度の高いボーズ社。同社は、ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンの火付け役としても知られています。そんなボーズが手掛けたイヤフォンが、インナーイヤー型のモデルです。長時間のリスニングでも疲れないように、独自のStayHearチップを搭載しています。音質は、かなり低域に迫力があるサウンドの傾向です。ややドンシャリとも言えなくないのですが、打ち込み系のサウンドを好む方などには、しっくりとくる音質の傾向かもしれません。カラーは、ブラック、クランベリー、ホワイトの3色がラインナップしています。
“イヤモニ”という言葉を聞いた事があるでしょうか? これはイヤーモニターの略で、大きなステージなどでミュージシャンが演奏する際に、音をチェックするために使用するのが目的で作られています。そのため、外部のサウンドをシャット・アウトする必要があり、自らの耳型を採取して、自分の耳にぴったりと合った形状で製作されます。カスタムメイドなので値段はかなり高額ですが、音のエキスパートでもあるプロ・ミュージシャンが使う機材が前提のため、そのサウンドもこだわり抜かれています。故に、一部のイヤフォン・マニアの間では、音楽を聴く為にイヤモニを作っている強者もいます。そんなマニアからも絶賛されている国産のイヤモニをひとつ紹介します。
フィットイヤーは、千葉に本店がある須山補聴器が製作しているイヤフォン・ブランドです。補聴器を製作するノウハウをイヤフォンに転用し、さらにプロのエンジニア、ミュージシャンの意見等を積極的に取り入れ、質の高いイヤーモニターを製作しています。中でも、MH334はスタジオなどにあるラージ・モニターでの試聴をリファレンスとして考案されたモデルで、業務用のイヤモニとしてだけではなく、より音楽を楽しめるように設計されたモデルのようです。実際に使ってみると、最初はその解像度の高い音質に圧倒されますが、徐々に耳に馴染んでくるような、聴きやすさも感じられます。耳型を採取して製作するため、やや高額になり手間もかかりますが、世界でひとつだけの自分専用のこだわりのイヤフォンを持ちたい方にはお薦めです。
イヤフォンもヘッドフォン同様に、スマートフォンに直に挿しただけでも楽しめますが、より製品の性能を引き出す為には、別売りのポータブル・アンプを使う事をお薦めします。最近では、求めやすいものから、USB DAC機能の付いたものまで多彩にラインナップしているので、ぜひ自分の必要とする機種を選んでチャレンジしてみて下さい。イヤフォン単体よりも、より一層の高音質を期待できます。
デノンから発売されているDA-10SPEMは、高品位なアンプとDSD、ハイレゾ両対応のUSB DAC機能が合わさったコンパクトなモデルです。PCM音源に対応した独自の「Advanced AL32 Processing」技術により、より原音に近い再生を目指したモデルになります。DSDは、5.6MHz、PCMは192kHz/32bitまでD/A変換可能です。USB DACをまだ持っておらず、イヤフォン/ヘッドフォンでのリスニングが多いユーザーには、特にお薦めの機種です。
今回は、イヤフォンを中心に書かせて頂きましたが、機種が多過ぎて絞るのにはなかなか苦労しました。しかしながら、デザインもサウンドも洗練されたものが求めやすい価格から販売されていて、音楽好きにはたまらないですね。イヤフォンをあれやこれや悩む時間も楽しいものです。なかなか近くに試聴できる環境がないと、選択するのも難しいと思いますが、機会があればぜひ実際に聴いてみてから、高額なイヤフォンを購入することをお薦めします。
次回は、なんと『週刊ギブソン』とのコラボ企画で、実際にギターの音をDSD/ハイレゾで録音して聴いてみるというチャレンジをしています。実際に音源をダウンロードもできる予定なので、ぜひ楽しんで頂きたいと思います。それではまた!
※次回「ハイレゾ入門・第9回」は11/12(水)更新予定です。
菊池真平(きくち・しんぺい)
音楽雑誌「Player」、オーディオ誌を発行するステレオサウンド社で「Beat Sound」、「Digi Fi」の編集に携わった後に独立。現在はフリーランスで、ヴィンテージ・ギター関連書籍/ギターに関する雑誌等に、編集/ライターとして携わる。国内外のミュージシャンへのインタビュー等も多数行っている。