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- 2024/11/16
日本土地建物株式会社 / シェアリーフ西船橋 GRACENOTE
近年のシェアハウス人気に伴い、全国でさまざまな設備を持った個性的なシェアハウス物件が出てきているが、今回ご紹介する「シェアリーフ西船橋」もそのうちのひとつに数えられるだろう。音楽プレイヤーをターゲットに見据えたコンセプトで、なんと音楽スタジオを3室も設備している。今年3月の入居開始から早くも大きな反響を呼んでいた物件だが、実際の住み心地、使い心地はいかなるものか。入居者へ話を聞いてみよう。
千葉県・西船橋駅はJR総武線と地下鉄東西線が乗り入れており、県内でも都心へのアクセスが良い場所として知られているが、「シェアリーフ西船橋」は当駅から徒歩12分ばかりの場所に位置している。今年3月に入居を開始したばかりの施設で、総戸数は9.6畳を基準とし、最大15.8畳の個室を計85室用意しており、大型シェアハウス物件と言えるだろう。昨今のシェアハウスと同様、デザインには非常に重点が置かれていて、外装/内装のいずれも高級ホテルのようなスペース作りがなされており、ラウンジ、リビング・ダイニング、多目的ルームなどの共用部も充実している。
その中でも本物件の大きな特徴として挙げられるのは、冒頭でも述べた音楽プレイヤーをターゲットとしたコンセプトを象徴する、「音楽スタジオ」の併設である。ヤマハミュージックリテイリングの施工によって作られたこの設備は、ギターやベース、アンプ、ドラム、ピアノの他にミキサーやスピーカーも置かれており、一般的な音楽スタジオと寸分違わないクオリティで、計3室を用意。予約制ではあるものの、入居者は好きな時に無料で使用することができるのだ。大勢の演奏家にとって自宅スタジオは「決して叶わない夢」であったはずが、51,000円~83,000円というリーズナブルな賃料で手に入れられるのは大きな魅力だろう。
なお、このスタジオは個人練習はもちろん、自分のバンドであればバンド・メンバーを招いての使用も可能になっており、また別途ミックス・ルームも設備されているため、本格的な音源作りをすることもできる。趣味で楽器を楽しむ人から、都心へのアクセスも良いため本格プロ志向の人にも応える施設だと言える。また、シェアハウスと言えば入居者同士の交流もその大きな魅力となっているが、プレイヤーが集うシェアハウスともなれば、音楽的な交流も多くなるわけで(定期イベントなども開催される)、スタジオ使用以外でのメリットも多そうだ。若き音楽家を育む施設として、いつかプロ・ミュージシャンの輩出すら期待できそうな場所である。現時点で入居率は7割近くになっているとのこと。興味のある人は以下の動画とあわせてチェックしてみてほしい。
スタジオは地下に併設されており、アコースティック・ピアノが置かれる「スタジオA」から、ドラムやギター・アンプなどが用意される「スタジオB」、最も広く、大所帯のバンド演奏にも対応できる「スタジオC」まで、計3室ある。
まるで高級ホテルかのようなスタイリッシュで清潔感のある共用スペースもシェアリーフ西船橋の魅力。小規模なステージ・スペースなども用意されており、入居者同士がコミュニケーションをとりやすい環境を整えている。
部屋は9.6畳を基準として、最大15.8畳の広い個室が用意
ここからはすでにシェアリーフ西船橋に居住している3名の方に、住み心地や各設備の使い心地について聞いてみた。
──シェアリーフ西船橋を選んだ理由は?
「前に住んでいた家もわりと音楽に理解のある場所で、ドラム演奏もできたんですけど、やっぱり音が大きいので遠慮しながらというところがあったんです。なので、なんの気兼ねなくドラムが叩ける物件ということで、すぐに問い合わせをしました」。
──西船橋という立地について感じることはありますか?
「僕の場合、前に住んでいた場所が横浜だったんですけど、それに比べても都心へのアクセスはそんなに変わらないですね。そのあたりは良かったと思います」。
──シェアハウスの住み心地はいかがですか?
「住む前はシェアハウスという側面にはあまり期待していなかったんですけど、賑やかでいいなと思うことは多いです」。
──居住者の中には演奏家が多いと思いますが、セッションをすることもありますか?
「軽くバンドをやってみたり、そういうのはありますね。本気じゃなくても気軽に始められるのは良いと思います」。
──スタジオはどれくらいの頻度で使用されていますか?
「時間のある時は毎日使います」。
──スタジオ以外に、ここで気に入っている設備はありますか?
「僕は多目的ルームです。映画も観られて、ゲームも出来て、楽しいですよ(笑)」。
──最後に読者へオススメ・ポイントをお聞かせ下さい。
「やっぱりスタジオが住んでいるところにあるというのが大きいです。ドラマーは練習の場に困ることが多いですから。あとはシェアハウスとして、仲間もできますし、いつも清潔に管理してくれているところも良いですね」。
──ここに住み始めた理由はなんですか?
「やっぱりドラマーなので、スタジオに魅力を感じました。スタジオ付きの物件自体は他にもありましたけど、やっぱり高いんです。ここは安いというのもポイントでした」。
──実際に住み始めてみて、印象はどうですか?
「練習する時間は相当増えましたし、人と会話する時間も増えました。楽器演奏をコンセプトにした物件ですけど、実は楽器をやられないという方も半分くらいいるんです。本当にいろんな方がいるので、話をするのも楽しいですね。同じ世代の人と喋っていても、僕の知らない世界を教えてもらえますから」。
──逆にデメリットを感じることはありますか?
「ひとり暮らしに比べてプレイバシーが制限される部分はあります。共用部分を使うことに対するマナーを意識しなくてはいけないですし。でも、これは良いところでもあると思っているんですけど」。
──そうですね。スタジオはどれくらいの頻度で使っているんですか?
「毎日使います。僕はプロを目指していて、プロの方に師事もしているんですけど、その師匠から教わったことをその日のうちに復習できるのがとても大きいです」。
──やはり上達は感じますか?
「前と比べたら、全然良くなったと思います。ジャズ・ドラムをやっているんですけど、やっぱりアコースティックな音色を聴かせる音楽ですから、そういう意味で毎日生楽器演奏の感覚を養えるのはすごく良いです」。
──スタジオ以外の環境で気に入っているものはありますか?
「僕はスカイラウンジが好きです。本を読んだり音楽を聴いたり、リラックスできる空間ですね」。
──最後に読者へオススメのポイントをお聞かせ頂けますか?
「スタジオがあるというのがやっぱり一番ですけど、たくさんの人が住んでいて、いろいろな人と出会えるのも魅力だと思います」。
──シェアリーフ西船橋を選んだ理由はやはり音楽スタジオですか?
「そうですね。もともとひとり暮らしを始めたかったんですけど、管楽器ができる物件はなかなかなかったんです。ここはシェアハウスですけど、スタジオで24時間いつでも演奏できるということだったので決めました」。
──女性専用フロアがあったというのもポイントでしたか?
「そうですね。やっぱり安心できます」。
──住み始めてみて、良かったと思うことはなんですか?
「シェアハウスなので、最初は仲良くなれるのかなと心配な部分もありましたけど、皆さんいい人だったので良かったです(笑)。あと私はクラシック音楽をやるんですけど、最近は同じ居住者の方にジャズを教えてもらったりしていて、そういうところも良かったなと思います」。
──トランペットの演奏はプロを目指して活動をされているんですか?
「いえ、私はどちらかという趣味です」。
──どれくらいの頻度でスタジオを使用していますか?
「週に3回くらいですかね。吹きたいなと思った時にいつでも吹けるので、朝の3時くらいから思いっきり吹いたりしています(笑)」。
──スタジオ以外で気に入っている設備はありますか?
「キッチン・リビングが好きです。人が多くて、賑やかなので楽しいです」。
──最後に読者へコメントを下さい。
「今住んでいる方はドラマーの方が本当に多いんです。だから管楽器の方にも入ってきて頂きたいなと思っています(笑)。24時間いつでも吹けるので、ぜひ」。
所在地:千葉県船橋市本郷町551-2
交通:JR総武本線/武蔵野線、東京メトロ東西線「西船橋」駅より徒歩12分
構造・規模:鉄筋コンクリート造、一部 鉄骨造 地上5階/地下1階
総戸数:85戸
駐車場:4台
駐輪場:50台
バイク置場:10台
賃料:51,000円~83,000円
共益費(定額):18,000円(共用部水光熱費・専有部電気代・インターネット代・建物維持管理費込み)
保険料:500円
保証金:50,000円(退居時に30,000円を償却)
ベッドパット代:2,000円(税別)
契約期間:1年間(定期借家契約) ※再契約をする場合は、再契約事務手数料30,000円