1950～60年代ギルドは好調期としてビンテージ市場でも高い評価を受けているが、同社が現在展開している「Newark St Collection」は、この時期のオールド・ギルドの復刻を主旨としたシリーズ。すでに定番器が数多くリリースされているが、このたび新たに以下３機種が追加された。

　１機種目はジャズやブルースなどのアメリカン・ルーツの演奏家を中心に愛好家の多いCE-100D。ギルドのフルアコは古くから定評あるが、本器は60年代中期頃の仕様をベースにしているものでボディにはメイプルが配される。メイプルらしい明快さとギルド・アーチトップ特有のまろやかさとのバランスで深みのあるサウンドを生み出してくれる。

　２機種目はすでにラインナップされているStar Fire。「Ⅲ」「Ⅳ」はリリース済みで、今回は「Star Fire Ⅴ」が新たに加わる。ギルドのエレクトリックでは最も人気の高い機種のひとつで、ロック、ブルースの定番器として今なお多くの愛用者を生んでいる名器中の名器だ。

　３機種目はベースのM-85。M-75 Aristocratのベース版で、セミホロウ・ボディのレアな一器。この復刻を喜ぶファンは少なからずいることだろう。アコースティックの分野で培われたギルドのノウハウが活かされており、パワフルかつホロウ感のあるユニークなサウンドが魅力。

　同シリーズはこの他にも多くの既発製品がある。まだチェックしたことのない人は、以下HPからラインナップが見られるので参照してみてほしい。