商品の説明

　さて、今回は久しぶりに比較的初期タイプの Lakland USA に巡り合うことができました。手元に Lakland 2006年版カタログがあるので、本個体と並行してそちらの情報も参照してみました。
　
　先ず当時の Lakland U.S.A.Series 「55-94」 にはそれぞれ ①Deluxe、②Standard、③Classic、から成る3種類のモデルがカタログ上に紹介されています。その流れからするとこの 55-94 は Classic に該当するようです。その個体のカラーである Olympic White は「Classic」と「Signature」の両シリーズに用意されている旨もカタログに表記されています。

　尚、此方の 55-94 Classic は、ボディ・バックのコンパネの蓋を開けてバッテリーを交換するタイプで、後にバッテリー・キャビティが別に設けられたモデルより古い仕様になります。多分、2000年代初めの頃の製品ではないかと思われます(推測)。
　
　この Lakland U.S.A.Series 55-94 Classic は委託品です。現オーナー様入手時には既にピックアップとプリアンプはオリジナルのバルトリーニではなく Aguilar に交換されていたそうです。その後、現オーナー様はリペアのプロショップにて次の作業を施しました。
　①ボリュームポッドの交換はじめ必要なパーツ交換と、コントロール・キャビティ内をきれいに配置し直し、クリアな状態にされたそうです。
　②新たにピックガードを作製。取付方法は両面テープによる圧着なので、取り外しも可能だそうです。(ちなみに、カタログには Option条項の一つに Pickguard ¥8,400 の記載と、no charge on Classic の但し書きがあります。参考迄)

　コントロールについて・・五つのノブは①マスターVol、②Hi (Pullアクティブ・パッシブ切替)、③Mid (Pull周波数変更)、④Low、⑤バランサー。そして、⑥ミニSWによりリアのハムPUは三通りの使い方ができます。 1) 左に倒すと、フロント寄りのシングルコイルとして(60年代ジャズベース ポジション)。2)右に倒すと、リアよりのシングルコイルとして(70年代ジャズベース ポジション)。3)センターでハムキャンセルピックアップとして(スティングレイのような)。　　このようにバリエーション豊かな音創りをお楽しみいただけます。
　＊ご留意事項：・・プリアンプ周りの注意点について、、アクティブからパッシブへの切替は切替用のポットをPullしますが、その際に『パツ！』とクリックノイズが出ます。この症状はプリアンプの仕様に起因するとのことです。現オーナー様はそのクリックノイズの消音対応として、マスターボリュームを絞って切り替えるかチューナー等でミュートして切り替えていたとのことです。

　その他・・多弦ベースに見られる35インチスケール(エクストラロングスケール)仕様。ストラップピンはジムダンロップのロックタイプに交換。汎用Gigbag付属。

　＊誠に勝手ながら、商品の注文及び問合せ等は電話にて御連絡下さいます様お願い申し上げます。m(_　_)m