商品の説明

17インチジャンボボディーの超希少レアモデルです。
幅広のジャンボサイズながらボディーの厚みは薄めで、個性的なデザインのモデルです。
RECORDING KINGは、1929年から1943年まで弦楽器を販売していたブランドで、当初はKAYやREGALでOEM生産したようですが、1930年代にはいると、ギブソン工場で制作するようになりました。
KALAMAZOOとかと同様、ギブソンと同じラインでフラットトップやアーチトップギターをOEM生産していました。
CARSON ROBISONは当時のカントリーアーチストで、高い人気だったようです。
シグネイチャーシリーズとしてコンパクトなモデルから今回の楽器のようなジャンボモデルまでラインナップしていました。
今回の楽器は、資料によると1933年から1936年まで制作されていたようです。
ジャンボサイズのボディーながら薄い胴厚が特徴で、けっこう軽快感のあるトーンで鳴ります。
30年代のわずかな期間だけしか制作されていない、大変希少なレアギターです。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダブリッジです。
ファイアーパターンのピックガードはオリジナルのままで、特に変形や剥がれはありません。
ペグはオリジナルオープンバックで、ギアはリベット止めです。かなり遊びがあり、特に2弦は弦を巻くときにギアを押さえないと空回りすることがあります。テンションがかかってチューニングしてしまえば普通に使えますが、気になる場合にはレプリカペグに交換して使ったほうが良いかもしれません。
せっかくオリジナルが使えるので、使えるうちはこのままで良いと思います。
ナット交換、リフレット、ネック角度修正リセット、サドル交換のうえ、キッチリ弾き易くセッティング済みです。
エンドピン部分はジャックサイズで、現在はコンバージョンピンがセットしてあります。
さすがにあちこちキズは多くかなり貫禄のあるルックスです。トップはキズは多いものの大きなダメージや補修はありません。バックには多数のクラック補修箇所があります。
1930年代ですの、もうすぐ1世紀が経過する楽器ですが、なかなか状態は良いと思います。
ナット部幅44.5ミリ程度、しっかりと三角のＶシェイプネックです。太目のグリップながらそれほど弾きにくい感じはありません。
12フレット上で6弦2.5ミリ、1弦1.6ミリ程度で弾き易いセッティングです。
強めのタッチでもビレとか詰まり感はありません。バランスが良く気持ち良く演奏出来ると思います。
カラッと枯れた感じで、暖かみのある箱鳴りサウンドです。どちらかと言うとチープなシンプルな響きで、鳴りはしっかりとボリュームがあります。
倍音豊かな華やかさとは対極にある、渋い味のブルージートーンです。
しっかりと鳴りがありますので、普通に弾き語りとかにも良い感じです。
悠久のビンテージサウンドを楽しめる、大変貴重な楽器です。
汎用の新しいハードケース付きです。

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